アナウンサー日記
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2007年02月23日(金) |
美川憲一さんと、報道センターと |
きょうはラジオのゲストで美川憲一さんがいらっしゃった。 お相手をするのは、去年の11月9日に続いて2回目。
正午から1時40分までの長時間ご一緒させていただいたが、 オープニングのおバカなショートコントにも付き合って頂き、 気さくなお人柄に、ますますファンになってしまった。
美川さんには「自然体」という言葉が良く似合う。 オンエア中も、CM中も、その雰囲気は全く変わらない。 楽しくお話している間に、あっという間に時間が過ぎた。
そして、 一週間にわたってカバーした夕方のテレビニュース、 「報道センターNBC」も、きょうが最終日。 わたしの役目は、大倉アナがいない間の「つなぎ役」だが、 さすがに1週間通してやると、番組が持つリズムが 体に浸透したように思う。
まぁ、慣れたころ、自分の手を離れる。 放送の仕事は、その繰り返し(^_^;)
2007年02月22日(木) |
「報道センターNBC」!( ̄□ ̄;)! |
夕方のテレビニュース「報道センターNBC」のカバーも、 いよいよ明日まで!
いやー、それにしても・・・
ワタシは「弱音を吐かない男」として大変有名だが、 やっぱ正午から4時間ラジオの生放送やった後、 夕方ニュースワイドやるのは、ちょっときついわ(^_^;)
ま、弱音は吐かないけどね!!(笑)
2007年02月21日(水) |
きょうから「音楽地球号」!( ̄□ ̄;)! |
文化放送・バンブー竹内アナとワタシ。
見た目も声も似ていると評判なわたしたち!?
それにしても、全国放送と言うのは大変なもので・・・ NBCスタジオには、文化放送・電通・スポンサー、 蛭子さんの事務所、そしてNBC東京支社スタッフなどなど、 合わせて20名ほどのスタッフがつめかけ、 ちょっと緊迫した雰囲気でした・・・(^_^;)
ワタシの出演は明日まで!!
来週1週間、ラジオのレギュラーもやりつつ、代休消化の大倉アナのカバーで、 テレビの夕方ニュース「報道センターNBC」を担当する。
きょうはスタジオの隅で、ひっそりと番組見学した。
「え?今さら見学するの?」と色んな人に言われたが、やはり年に数回しかしない仕事は、こっちも不安なのである。
で・・・大倉・早田ふたりのアナが軽々と進行するのを横でジーッと見てて、 「たいしたもんだなあ」と素で感心してしまった。
いやぁ、数台あるカメラのどれに目をやったりとか、よくまぁすぐに判断できるもんだ。 ・・・こんなところに感心している私は、本当にアナウンサーなのだろうか? やっぱりラジオ向き!?
来週は、 日曜日にテレビ「囲碁大会」収録に始まり、 月〜金でテレビ「報道センター」、 火・木・金・土と「ラジDONぶり」、 木・金は文化放送の全国ネット「音楽地球号」出演その他もろもろ・・・と、 なかなかの忙しさだ。
平行して、来月4日(日)のラグビーテレビ中継の準備もしなければ。 ・・・できるのか俺!? がんばれ俺! ・・・頼むから頑張ってくれ!!
きょうたまたま訪れた長崎県美術館のロビーで、活水女子大学音楽学部管弦楽コースのミニコンサートが開かれていた。
来賓で訪れていた福岡の三好先生と言う方(ホルンでは世界的に活躍した方らしい・・・)が、司会役の活水教授に促されてマイクを握った。
三好先生いわく「管楽器が音を出すのではなく、体が音を出す」のだそうだ。 先生は「マウスピースさえあればいいのです」と言うと、バッグから青いガス管を出し、ホルンのマウスピースをつなぐと、息を吹き込んだ。
すると、まるで管楽器のような音が出て、観客はみんなびっくり。 さらに反対側に、ラッパ状のガラス管をつけて演奏すると、ガス管は立派な楽器になってしまった!
こんな親しみやすいパフォーマンスが、クラシックのファンを開拓していくのだと思う。
三好先生グッジョブ!( ̄▽ ̄)!
2007年02月10日(土) |
石窯パン酵母「もみじの香り」。 |
佐世保市もみじが丘町の、いま一番流行っているパン屋さん。
石窯パン酵母「もみじの香り」。
スペイン製の石窯で次々と焼き上げられる100種類のパンは、 いずれも絶品。 16人のスタッフもみんな明るい。
朝7時から夜7時まで営業。
きょう正午から3時過ぎまでの「ラジDONサタデー」オンエアの間、 レジの前には常時5〜10人程の列ができていた。
こんなに流行っているパン屋さんを見たのは初めて!
2007年02月09日(金) |
筆士が「仁志」を書いた。 |
きのうラジオのゲストで、筆士・杉田広貴(ふでし・すぎたこうき)という人が来た。
まだ23歳の若者だが、初めて出会った人の目を見て、和紙に筆でメッセージを書く。 メッセージは前向きで、その人を応援する内容となっている。 中には、書かれたメッセージを読んで、泣いてしまう人もいるほど、的を射た言葉の場合もあるということだ。 杉田さんに言わせると、すべてインスピレーションの成せる技なのだそうだ。
杉田さんはもともと音楽をやっていたが、人と接するのが苦手で、それを何とか克服しようと路上で始めたパフォーマンスが、いつしか評判になった。
宮崎出身で、大学時代を鹿児島で過ごし、ここ数ヶ月は長崎市に住んでいる。 長崎県内でもあちこちで筆を握っているが、長崎市浜の町アーケードでの路上パフォーマンスは、あまりにもお客さんが集まりすぎて、禁止になってしまったそうだ。
本人を目の前に話していると、優しげな大人しい若者だが、つかの間瞑想し筆を握ると、床に置かれた和紙をあっという間に黒い文字で埋め尽くす。 書道や絵の経験は無いそうだが、その作品が持つ雰囲気は、確かにアートとしか言いようがない。なかなか味わいがある。
私も書いてもらった。
「がっちり」と それでいて 「繊細」に 仁志は 両方の気持ちを もちながら、 強く、厚く、 なってきた。 そんな仁志だから、 弱さを知れる。 感動を知れる。
というものである。 正直自分ではよくわからないのだけれど、スタッフや妻から見るとよく当たっているらしい。
もし杉田さんに路上で出会う縁があれば、皆さんも一筆書いてもらうと面白いかもしれない。
なお、彼の収入は、この路上パフォーマンスによって得られている。 決まった料金は無く、「気持ちで結構です」ということだが、1000円程度を包む人が多いようだ。
2007年02月08日(木) |
映画「守護神」を見た! |
「守護神」 http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail/tydt/id325435/
最近の洋画には珍しい、日本語タイトル。 だが、いま日本で「守護神」と言えば、サッカーのゴールキーパーを指すのが一般的だ。 ここは素直に、原題の「ザ・ガーディアン」のままの方が、まだよかったのではないかと思う。
さて。 ストーリーは、若き海上保安官の成長物語である日本映画「海猿」の、まさに洋画版と言い切れる。
両者には、登場人物の設定、ストーリー、場面設定、台詞・・・などなどに、数え切れないくらいの類似点がある。 この映画の製作スタッフが、「海猿」のテレビドラマ・映画、あるいは原作コミックを参考にしていないとは、とても思えないほどだ。
ただし、映画の出来栄えと言う点では、「守護神」の方に軍配が上がるのではないか。 それはハリウッドならではのCGのレベルの高さであり、脚本の完成度の高さである。 また日本映画は、どうしても人気俳優の動員力に頼った映画作りをする傾向があり、その分、本筋には不必要な「俳優のイメージカット的演出」や、受け狙いのギャグが挿入されることが多く、結果的に作品全体の質を落としているケースが多い。 ハリウッドの映画は、その辺りを演出として上手に昇華しているのだ。
それにしても、これだけ似ていると、日本側の映画業界関係者の反応はどうなのだろう・・・と思いつつ、映画館に置いてあったチラシ(写真)を眺めていたら、なんと両者の配給には同じテレビ局が関わっていたのであった。 チラシでは、両者を比較した記事もあり、「海猿は日本版の守護神と言えるかも」なんて記述もあったりした。いや、そんなヘリくだらなくても・・・と人事ながら思ったりして(笑)。
なお、このチラシには映画のストーリーの9割ほどが掲載されているので、本編鑑賞前には絶対に読まない方が良い。
最後に結論。 1800円払っても、損はしません。 是非、映画館の大スクリーン、大音響で見ましょう。この映画は、映画館で見るべき作品であります。
2007年02月07日(水) |
映画「武士の一分」を見た! |
映画「武士の一分」 http://www.ichibun.jp/
「武士の一分」とは、侍が命をかけて守らなければならない名誉や面目のこと・・・。
藤沢周平原作であり、山田洋次監督であるから、「手堅いデキの映画」であることは、見る前から分かっている。
問題は、檀れい、坂東三津五郎、緒形拳や桃井かおりなど、日本を代表する実力派俳優たちの中で、果たしてキムタクがどのような演技をするのか?・・・ということ。
それにしても。 こういう見方をすること自体、私が彼を「俳優・木村拓哉」としてではなく、「アイドルグループ・SMAPのキムタク」という捉え方をしているのだなぁ、と改めて気がついた。
私自身は、「映画にどんな有名俳優が出ているか」普段まったく気にしない。 映像も音楽もキャストも、映画の一部でしかない。全部ひっくるめて、ひとつの作品なのだと思っている。 前宣伝で、一部のキャストを大々的に取り上げているのを見ると、一気に白けた気持ちにさせられてしまう。 アイドル俳優のプロモーション的な価値しかない映画に、私は興味を感じないからだ。
そういうわけで、公開前からキムタク主演がやたらと話題になっていることで、逆に興味を失っていた本作であった(爆)。 だが、やはり仕事上、これだけの人気作を見ないわけにはいかないだろう・・・ということで、ようやく重い腰を上げて見に行った次第である。
感想は・・・良くも悪くも、「キムタクの映画」と感じた。
木村拓哉さんの演技は、映画の中で「浮いていた」。 ヘタだと言っているのではない。例えば殺陣シーンは、さすが剣道の経験者だけあって、実に堂に入ったものであった。
だが、他のキャストが江戸時代の風景・空気にしっとり馴染んでいたのに較べて、彼だけが違う空気をまとっているように見えたのだ(※その違和感は不快なものではない・・・ていうか、結構好きだったりして)。
その理由はなんなのか?
時代を代表するスーパーアイドルの輝きゆえか、ただ単に時代劇の雰囲気に慣れていないだけなのか・・・。
・・・わからない。
もちろん、作品としては面白かった。
でも、主演が木村拓哉さんではなく、たとえ地味でも演技の上手な中堅俳優だったら、もっと「ストーリー」をしみじみと楽しめたような気もする。
きょうの映画館は、八分の入りだった。 人口の少ない長崎で、今週末に上映打ち切りとなるタイトルとしては、異例の動員だろう。
興行的には『キムタク主演』は、もちろん大成功だったのだ。
映画が「趣味」でなく「ビジネス」で作られている以上、ヒットすること以上に、重要なことは無い。
2007年02月06日(火) |
タレントになれるひと・・・(きのうのつづき) |
きのうの続きである。
私が通っていた日本大学芸術学部は、とりわけ「タレント志望者」が多い大学だった。
在学中からデビューする人、卒業後(中退後)にメジャーになる人、それぞれだが・・・私と同世代では「爆笑問題」「テツandトモ」「大澄 賢也さん」「大塚寧々さん」「大鶴義丹さん」などが、同じキャンパスにいた。
しかしやはりこうした成功した人々は、ごく一部の、限られた存在であった。
では、世に出ることの無かった他の人々が、魅力が無かったのかというと、決してそんなことはない。 モデルと見まごうような美人・イケメン君は、学内にたくさんいたように思う。それこそ、「大塚寧々さん」に負けないくらいの人も。
だが、全ての人が栄光をつかんだわけではない。
結局どんな世界でも同じことだと思うが・・・やはり成功するには、「もって生まれた才能(ルックスを含む)」にプラスして、「自分の才能を正しく捉えて、磨く努力」と「人との出会いを含めた、運」が必要なのだろうと思う。 3つそれぞれのバランスは人によって違うが、これらのどれか1つでも欠けたら、決して成功することはない。
そして、もうひとつ成功の要素をあげるとすれば、「あきらめない」こと。
きのうの日記で取り上げた白鳥さんは、「才能」は持っていたが、なかなか「出会い」に恵まれることが無かった。しかし彼女は、いつか来るその日のために、根気良く頑張った。 江戸時代の浪人が、いつか主君に仕える日のために、剣の修行を怠らなかったように。
彼女のブログを読んでいると、かつて自分の周囲にいたタレント志望の仲間たちのことが頭に浮かんで・・・切ないような、愛しいような不思議な気持ちになる。 だから、ちょっと肩入れしたくなってしまったのかもしれない。
白鳥さんの「女優」としての真価が問われるのは、まだまだこれから。 できれば、今回の仕事をひとつのステップに、将来は大きく羽ばたいてほしいと思う。
そして、夢見る全ての若者たち。皆さんの未来に幸あれ!
白鳥百合子の“そのまま”ダイアリー http://blog.livedoor.jp/rainbow_mickey/
2007年02月05日(月) |
頑張ってる人は皆、夢がかなうといいなあ。 |
先週の日曜日から始まった「仮面ライダー電王」が面白い(他局ですが・・・爆)。
「平成版」仮面ライダーシリーズは、個性的なストーリーの魅力もさることながら、オダギリジョーさんや賀集利樹さん、要潤さんを始め、番組から羽ばたいたスターが多いことでも話題になっている。 それだけに、平成ライダーシリーズの出演者オーディションは大変な難関。この番組に出演する新人さんには、それだけで興味津々なのである。
で、いろいろネットで「電王」キャストの情報を仕入れていたら、ヒロイン役の白鳥百合子さん(本名!)のブログにたどり着いた。
どうやら事務所制作ではなく、ちゃんと(語弊がありますが・・・)本人が自分で写真を撮って文章を書いて、更新までしているらしい。 バックナンバーまでさかのぼって、思わず読みふけってしまった。
そこに書かれているのは、「女優志望のきれいな無名の女の子」が仙台から単身上京し、日々奮闘する毎日だ。
白鳥さんはそのルックスから見ても、地元仙台ではさぞかし有名な美少女だったと推察されるが・・・東京には、もっともっときれいで魅力的なタレント志望者がいっぱいいたのだ。 「おいしい仕事」など滅多に回ってこない現実の中で、彼女は色んなアルバイトに精を出し(スーパーのマネキンとしてお惣菜を売ったりしながら)、必死に「食いつないで」いく。
きっとブログは、彼女にとっても精神安定剤だったのだろう。
ブログの前半は、携帯で撮影したセルフ・ポートレートがほとんどで、近所の猫や自分で作った晩御飯のおかずの写真もあったりするが、やがてオーディションで「ほしのあき」と同じ事務所に入ったころから、一気に彼女の周囲の環境が変わっていったのが分かる。
長くなったので、続きはあした。
白鳥百合子の“そのまま”ダイアリー http://blog.livedoor.jp/rainbow_mickey/
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