小学校のとき、何度も何度も通った道。 中学に入ってからはめっきり通らなくなってしまった道。 ひさしぶりに通ったその道は、私の記憶とは違っていた。 立ち入り禁止のフェンスをくぐりぬけて遊んだ空き地は、 整然とコンクリートが敷き詰められた駐車場になっていた。 毎月13日にマンガを買いに走った小さなコンビニは、 移転して店内は真っ暗だった。 昔のまんまであって欲しかったわけじゃない。 町は簡単に変わっていってしまう。 ちょっとしか変わらない私、変化が目立たない私には、 それがちょっと寂しかっただけ。
2002年12月13日(金) 変わらないということ。
|
小さいころの写真と今の写真とを見比べても、私はたいして変わっていない。 中学に入ってからなんて、髪型も顔も今とほとんど変わらない。 先生にも友だちにも「エリコは変わらないねぇ」と言われる始末。 それでも、私がしょぼくれていると、みんな口をそろえてこう言ってくれる。 「エリコは変わらないところがいいところなんだよ」 「10年後に会っても今のまんまのエリコさんだったら超うれしい!」 「エリコの笑顔見るとなんか私も元気になるー」 多分、これはなぐさめじゃないはず。 もし、なぐさめだとしても、いい。 私はこう言われるととてもうれしいから。 今のまま変わる必要はない、 今のままの私を好きだ、 みんながそう思ってくれているんだって解釈してる。 私自身、そんなに変わりたいと思っていない。 もっときれいになりたいかわいくなりたいって思うことはあるけれど、 いちばん大事な根っこの部分、つまりは心の部分を、私は自分で好きだと思える。 自分のことを好きでいられて、 そしてそんな私を好きでいてくれる友だちがいて、 私は本当にしあわせ。
|
|