どうやら私は食べているときが幸せらしい。 もちろん自分でも食べるのが大好きなのは知っているのだけれど、 それ以上に、まわりの人から見ても 「食べているときの表情が幸せそう」 とよく言われる。 彼氏は私が食べているときの表情が大好きみたいだし、 部活の岡山先輩にも「おいしー」って言いながらニコニコして食べている印象があると言われた。 そういえば、友だちの家に行ったときに 私がおいしいおいしいと言いながらぱくぱく食べるので、 お母さんがすごく喜んでくれたこともあった。 本当に幸せそうみたいで、見ている人も幸せになるみたい。 私はちっともかわいくないし、自分で自分の顔が好きなわけでもないけど、 そんな私でもみんなをいい気持ちにさせられるなら、 自分の顔も捨てたもんじゃないなぁ、なんて思ったりして。
2004年08月05日(木) 319.515.122
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手紙が届いたようで、連絡が取れた。 手紙を読んですぐに電話をくれたみたい。 でも、私はそのとき別の男の子といたので出られなかった。 その男の子というのは彼氏?元彼?だし。 私にはまだその人に未練があるから、その人の前では出られなかった。 話している内容を聞かれたくなかった。 話ているときの表情や仕草を見られたくなかった。 その人も相当ずるいけど、私も、ちょっとは、ずるいかも。 それに、ひさしぶりだから落ち着いて話したかったし。 電話で、彼はしきりに手紙のお礼を言ってくれた。 ものすごーくさりげない「ありがとね」の一言で。 言い方が、あのころから変わらってないんだなぁ。 今となってはやや腹黒くも感じられる、いじわるなからかい方もおんなじだ。 今の私が見ているのは、あのころの彼の面影なのだろうか。 初恋の彼の、乾いた声。きれいな手。 記憶の中の彼は私と同じくらいの背丈だけど、今の彼は私よりも10cmも背が高い。 彼はやっぱり私のあこがれの人だけど、私はやっぱりいつになっても彼女の子にはなれないみたいだ。
今日は手紙を書いた。 あて先は、中学のときに好きだった人。 かっこよくて、まわりの男の子とは違う感じがした彼。 私は彼に手紙を書いたことが何度かある。 いつも、ふと連絡を取ってはまたしばらくは音沙汰なしになるから、 私から連絡を取りたいときに、書いていた。 でも、いちばんはじめに彼に手紙を書いたのは、失恋した後。 相手はその人で、私はわんわん泣いて、でもやっぱり好きでいようって思って、ラブレターを書いた。 ピンクのレターセットに、ブルーのインクで。 これはその頃読んでいた雑誌に載ってた恋が成功するおまじない。 結局私の恋は実らないまま、私にも彼にもそれぞれ恋人ができて、時は過ぎ、今なんだけれど。 今日は、鳩の絵柄のレターセットに、モスグリーンのインクで。 ここしばらくにないくらいに集中して、丁寧な文字で。 できるだけさりげなく、でも、連絡をくれるように、会えるように。 サンダルをつっかけて、家から徒歩2分、化粧品店のわきのポストへ。 手紙を投函するときのドキドキは今も昔も同じで、少し初恋の淡さを思い出した。
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