俺様はいくつかベッドを持っている。 一つは毎晩使っているベッドで 大きなクッションのようなベッドの上に 寝袋タイプのベッドを置いてあるものだ。 寒いときには寝袋の中に入り そうでないときは、寝袋の上に寝る。 他に気に入っているベッドは MILETのベッドだ。 MILETは俺様のために、枕も用意している。 このベッドには寒い日以外は入らない。 それからMILETのベッドの足下。 ここにはハーフケットが敷いてある。 MILETが冷え性で、足下が冷えるからという理由だったが 今では、俺様が寝るための場所だ。 そして、籐のかごのベッド。 今時分から夏まで、涼しく過ごせるベッドである。 この籐かごのベッドが、実は一番古い。 俺様が仔猫の時からあったものだ。 元々はMILETの普段着を入れておくためのものだったが MILETが俺様に譲ったのである。 それからもう一つ、鎌倉型のベッドがある。 これもまだ仔猫だった頃に、購入させたものだ。 今ではあまり使わないが、 置いてある部屋が西日の当たる部屋なので 冬は時々そのベッドで昼寝する。 これ以上、ベッドは増えないとは思うが、 寝る場所は日々、追求している。 何しろ、それが、俺様の仕事であるからだ。 勿論、世界征服も大事な仕事だが。
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