無理矢理日記

2001年02月15日(木) バレンタインとチョコと部屋とYシャツと私。

おれはチョコレートが大好きです。

昨日はチョコレートの日でしたね。
俗に言うデーです。
バレンタイン何とかってやつです。
で、冒頭です。
おれはチョコレートが大好きなのですが、この時期鬱です。
女性諸君にはあまりわかってもらえない悩みかもしれませんが、ここにつらつら書いてみましょう。

ええと、男性の方ならわかるでしょう。
2月14日をはさんで前後1、2週間。
チョコレートが買えません。
多分買ってはいけません。
チョコ購入禁止令です。
14日をピークにものすごくお店のチョコレートに手が出しづらいです。
そして、14日が終わっても買ってはいけません。
なぜなら、「ああ、こいつもらえなかったな」となるからです。
もてる男はチョコなど食べきれないほどもらって、それのみで1ヶ月は生き延びるであろうなので、ここで自らチョコ購入に走ってはいけないのです。
ここでチョコを買うと、コンビニの店員さんに、
「(ああ、もらえなかったのか、かわいそうに。何て恵まれない人なんだ。おめーみたいに何にももらえないやつは生きててもしょうがないよ。クズだよクズ。しかし、クズもクズなりにチョコレートが食べたいのであろう。たらふく食うがいいさポケットマネーで。でも自分が負け犬だってことをよ〜く自覚してから食うんだな。)ありがとうございました〜。」
って、思われます。
絶対思っています、あいつらは。
で、冒頭にも述べましたが、おれはチョコが大好きです。
別にバレンタイン何とかがどうこうではなく、普通に好きなのです。
ホントです。
誰ですか、バレンタイン何とかの日を作った人は。
非常に迷惑です。
ものすごく購入しづらいわけです。
これがかっぱえびせんとかだったらいいのに・・・。
と思うわけです。
おれは、「別にチョコなんて欲しくねーよ」といえる男がカッコいいと思ってます。
例え強がりでもおれから見ればカッコいいです。
なんでそんなに強気でいられるんだあんたは。
おれの場合はチョコ自体がエブリデイ食べたいわけなので、そんな強気が嘘でも言えません。
「別にチョコなんて欲しくねーよ」
憧れのセリフです。メロメロです。
言いたいです。
もし、バレンタイン何とかの日にわたされるものがかっぱえびせんだったならどんなにいいでしょう。

「あ・・・あの、先輩・・・これ!うけとってください!」
「ん?なに?」
「えびせんです!昨日一生懸命作ったんです・・・あの、上手く揚がってないかも知れないけど・・・」
「ああ、今日はそーいう日か。ふ〜ん・・・いらね」

ものすごくカッコいいです。
受け取ってもらえなかった女の子はかわいそうかもしれませんが、こいつはカッコいいです。
カルビーがぼろ儲けですがそこはそれです。
ちょっとしょうがないです。
おれ的にはポテチが好きなときに買えなくなるのはチョコよりも痛いので、ポテチだけにはなって欲しくないです。

そういえば、男と言うものはアホなもので、女の子に、
「・・・はい、これ・・・」
とか言ってチョコレートを差し出されると、
「あっ・・・ああ〜〜。今日はそんな日だっけか!」
とかのたまいます。
非常に白々しいです。
1週間も前からわかっていたことなのにです。
そして1日中そわそわそわそわしているくせにです。
重症患者は放課後いつもより長く残っています。

基本的におれはバレンタイン何とかの3日後が毎年誕生日で、どっちかと言うとそっちがメインです。
従って、人よりもバレンタイン何とかに対する造詣が浅いと思うのですが、それでこれだけのものをもっているのですから、その効果たるやおしてしるべしでしょう。
大体何のために作ったのでしょうね。こんな日。
人生の勝敗をあっさりつけられている気がして非常に不愉快ですね。
べつに負け犬のたわごとではないですよ。失敬な。


「すぱの負け犬力はどうだ?ナッパ?」
ピピピピピ・・・。
「・・・27000!?・・・ちっ、このスカウター壊れてやがる」



2001年02月14日(水) コラムに回すべきだったか。

今日も働いてきました。
世間一般で言うバイト上がりです。
なにも今日夜になって日記を書くのがめんどいから今のうちに書いとこうとか思ってないです。

さて、まぁいつもの通りバイトしていたのです。
なんてことなく時間は過ぎてゆき、午前3時ごろ。
みなさん寝ていたであろうその時間に事件は起きました。
2時ちょっとすぎに我々がセンターと呼んでいるところからブツが届きました。
弁当やらなんやらの商品です。
売りモンです。
命綱です。
放置しました。
商品棚に並べるのを放棄していました。
放置プレイです。
のんびり雑誌など読んでいました。
時間が経てばこれらの物も何とかなっているに違いない。

なんともなりませんでした。
しょうがないので並べ始めます。
なんて働き者なおれ。
ジュースのパックがやたら多かったのでやや苦戦しましたが、これはまた別の話。
並べていると客が来ました。
並べている最中の客は「お客さん」ではありません、「ファッキン客」です。
おれの仕事の邪魔以外の何者でもありません。
それもお前の仕事だろう、とか言う意見もあるでしょうが通りません。
邪魔です。

で、その客です。
レジの前に立ちました。
しょうがないので仕事の手を止めてレジに向かいます。
そこで彼の顔をみました。
よくみる顔です。
世間では常連と呼びますね。
そして嫌いな顔です。
生理的に嫌いなタイプの顔なのです。
取り立てて不細工だとか、妬ましいほどハンサムというわけでもないのです。
すごく中途半端です。
昨日のネタを引きずるわけではないですが中途半端です。
いや、顔が中途半端だからって嫌いになるわけではないのです。
なんか、こう超次元的なものです。
きっと前世で何か因縁があったに違いありません。
親を殺されたとか、恋人を殺されたとか、唇を奪われたとか。
そうです、きっと奴はおれの前世の恋人カトリーヌを殺した奴なのです。
だから無性に腹が立つのです。
おれの前世はフランス人らしいです。今思い出しました。
まぁいいです。おれの前世のことは。プライバシーでもありますし。

話を戻しましょう。
うちの店には「フィレチキン」という商品があります。
注文を受けてから作るファーストフードタイプの商品です。
これを書くとバレそうですが、書かないと話が続かないのでしょうがないです。
で、そいつです。
レジのおれに向かってのたまいました。

「フィリチキンとポテト」

間違っています。
非常に腹が立ちます。
彼はたまたま噛んだだけなのでしょう。
「はぁ?今なんてった、ファック野郎」と言ってやりたいです。
言えない自分がもどかしいです。
これがきっと女の子だったりしたら、
「HAHAHA。そんな商品はありませんよ。ところで君いくつ?」とか膨らますとこですが、膨らます気にもなりません。

「少々お待ちください」
イライラしながらおれは注文を作り始めました。
ただでさえ仕事を中断させられてムカついているのに、カトリーヌの仇がよりにもよって面倒な注文をしてきたのです。
これが許せる行為だろうか。
「へっへっへ、カトリーヌはいい声してたなぁ」
とか言っているような顔です。
くぅ、貴様。
復讐してやるからな。
しかし、金をもらった以上は作らなければなりません。
で、作っていました。
うちのフライドポテトってのはフライヤーでポテトを揚げて、塩をふって味をつけるんですよ。
塩をふるのは店員のさじ加減ひとつです。
なかなかいい感じの味にするのは難しいのですが。
まぁ、ここらへんまで言えば懸命な方なら想像できるでしょう。

いつもの倍ほどふりました。

だって、カトリーヌの仇なんです。
これくらいですんだんだから感謝すべきです。
誰ですか、今「外道」とつぶやいた人は。
赤穂浪士だって主君の仇を討ちましたよ。
おれもカトリーヌの仇が討てたのでしょうか。
天国でカトリーヌが微笑んでいると思いたいです。


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