ちきちき日誌




2004年06月24日(木)
またまた読書感想日記。

『狭き門』と『絵のない絵本』を読みました。

『狭き門』…これをいちばーん最初に読んでたら結構好きだったかもしれませんが、恋の苦悩モノは立て続けに読んでしまったので、そのー…なんてゆうんですか?
「おのれらいつまでもそうやってウダウダやっとれい!!」
というのがありまして(苦笑)。ちょっと恋人同士のウダウダがウザかったです。ハイ。

これは主人公の恋人が少女期のトラウマや幸福を現世に求めなかったために、主人公がどんなに何年も何年も求婚し続けても拒み続け、結局亡くなるまで拒み続けるというお話です。
主人公も何をしても現状から進展しないのでかなり悩んだりして、恋人が死亡した後、彼女がいかに彼を愛していたかという日記を読んで、これがトラウマになり結婚できなくなって物語は終わってしまいます。
悲惨です。
というか主人公が可哀想だよな〜…。


『絵のない絵本』(By アンデルセン)を読んでの第一声。
お月様、プライバシーの侵害じゃあ!!
(サラリーマン○太郎風に)

…イヤ、メルヘンや童話にそんなもの求めちゃいけませんよね。
こういうのはあらすじるのもナンですが、一応書きますと、お月様と友達の主人公(アンデルセン?)が、毎夜毎夜お月様が世界中で見た光景や景色の話を聞いて、それを書き写したというふれこみの話です。

ウーン、シュールメルヘン。
おいらにはドリー夢わかないなぁ…。ちょっと高尚すぎるのかもしれない。


本は今のところあとは星新一しか残ってないので(ちなみに10冊ある)読書感想文はしばらくないかと………思います!(多分)

新ジャンルHPですが今日ちょっと素材作りました。
でも、イメージスライスしようと思ったら思いどおりにいかなかったよ、ママン。
コンテンツは2〜3程度のこぢんまりしたものなのでここさえしのげば開設!です。(あと本人のやる気次第)



2004年06月23日(水)
本ばっか読んでて別の病気になりそうだ。

体力がなくて今日もおうちでゴロ寝です。

えー2冊ほど完読しました。
ひとつは珍しく現存作家もので『アルジャーノンに花束を』(超有名)、もいっこはサガンの『悲しみよこんにちは』です。

前者、最初に開いた時の感想。
今度は経過報告ものだー!!!
ジャンル大幅に変えたつもりなのに…がっくし。
………わたしにはきっとカバーのあらすじだけで中身が推察できる能力が皆無なんだわ……ふふふふ……。

現代文学なんで生活描写が安易に想像できて(当たり前ですが)…狂おしかったり妙に暗かったり浪漫ちっくなトコロが全然ないのでそのへんは「あ、わたしには合わない」と思いました。
ただ、お話の構想としては大変いいものだと思います。
知能障害のある主人公(成人男性)が実験ねずみのアルジャーノンと一緒に「知能が増大する」手術をうけ、一時的に天才にはなるがアルジャーノンの知能の衰えと共に主人公の知能も元に戻っていく…。

天才になった時の周りの態度や、そうなった為に彼が受けるトラウマや苦悩、そして元に戻ってしまうとわかった時の恐怖…結局元に戻ってしまったけれども天才になれて「よかた」という彼、ともだちをたくさんつくろうと思うという彼、死んでしまったアルジャーノンお墓に花を添えてくださいというところは、寂しくもありますが、人間にとってたいせつなものは一体なあに?と考えさせてくれます。


『悲しみよこんにちは』、は某アニメの主題歌が頭から離れないんですが(By 斉藤由貴)それはおいといて。
うーん、とにもかくにも子供(といっても17歳)の浅知恵というのはコワイ!というお話です。(どんなだ)

主人公は自由な生活と自由な恋愛とを大好きな父(ちなみにやもめで女癖悪し)と送ってきたのですが、ある日父がある女性と結婚すると言い出し、主人公は今までの生活や父を奪われると恐れます。
それで父の元情婦と主人公の彼氏と一芝居うって婚約者を追い出そうと計画をたてるのですが、結果、婚約者は事故(多分自殺)で亡くなってしまうという悲惨なことに…。
でもそのことを心に残しながらも父娘はまた自由奔放な恋愛と生活の日々に戻ってしまいます。婚約者は本当に浮かばれません。(平安時代なら呪えたのにねえ…<コラ)


そろそろ星新一以外の文庫がなくなってきました…。
もう『狭き門』と『絵のない絵本』しか残ってないー。
補充したいな…。



2004年06月22日(火)
体力がありません…。

シムするチカラもない状態です…。
本読んでても集中できないし…。
ぼーっとしたりころがったりしてまス。

でも本は1冊読破しました。
『黒い雨』。
久々の日本文学です。ピカー系の話です。
前回読んだ本とジャンルを変えてみようと思ったら…これも日記ものだー!!ダマサレタ。

本のカバーのあらすじには”原爆症になった主人公重松と途中から原爆症になってしまった姪の矢須子の悲劇を綴る”なんて書いてあって、当然わたしもソレを期待して読み始めたんですが…。
実際はそれにかこつけ(?)「原爆が投下された当時の人々の様子や生活」の日記や手紙を出して、『原爆の非道さ』を文学的に描いたものでした。
大半がこればかりで主人公やその姪の矢須子がどうなったとか物語的にはあらすじ以上には全然すすみません。
ウヲー!これにもダマサレタヨー。コマタヨー。(ゼンジー北京か)

原爆投下当時の様子を知りたい方はどうぞ、ってなカンジです。
(『はだしのゲン』や『蛍の墓』で十分なカンジですが…)

こんどは外国文学を読んでやるー!

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