東京の片隅から
目次|きのう|あした
今度引っ越す(でも日時は未定)マンションがいかんせん築30年近く、かなりあちこち傷んでいるので、直すことになった。いちおう借り物だが、身内のものなので住める形であれば好きにいじっていいそうだ。新聞広告の折り込みチラシなどを見て、とりあえず会社は選定。現場を見てもらって見積もりを頼んだのだが、お盆を挟んでしまったのでやっと昨日出来上がった。1件1件は小さな金額だが、積もり積もってかなりの額に。 担当者と連絡をとって、今度細かい仕様を打ち合わせすることとする。
どう住みたいか、がリフォームのキーワードなんだと思うが、フローリングへの憧れはあまりない。日本家屋で育ったこともあって、畳のほうが使いやすくて好きだ。身長の関係で、椅子テーブルが自分のサイズに合わないこともある。ただ、今度の間取りは和室のほうが使いよいが台所が狭い。結局1部屋畳を潰してフローリングにしようと思う。畳の部屋は寝るだけ。
でもプランを自分で作るのは難しかった。現場を見に来てくれた人は女性で、こういうことはできないが、こういうことはできる、とぱっぱっと出る。さすがプロ。
暦の上では「処暑」だが、台風が過ぎた後なので暑い。でも概してそういうものだ。梅雨入り宣言した日はピーカンだったり、立春に大雪だったり。 例のごとくTシャツで通勤。今日はくるりの金魚Tシャツ。 帰りにデパートの本屋に行こうと思ってエレベーターを待っていたら、ドアが開いて降りてきたのはズボンズT(今年の)の兄ちゃん。にやり。
知っているアーティストのTシャツを来た人を見たときの微妙な感じ。上手く言葉にできない。知らない人は一生知らない世界だろうなぁとは思う。 そういえば昨日は着ようと思ってやめた中村一義ハレルヤT(オレンジ)を新宿駅で見てしまった。着なくて良かったと心底思った(笑)。
アーティストTは普段街で着られるものに限る。アーティスト名がばっちり入っているものはあとあと着にくい。シンプルで文字は大きくないもの、色が綺麗なものがいい。色の綺麗なものを着たがるのは年をくった証拠だ、という反論は今回は受け付けません(笑)。 いろいろ持っているが家族に評判が良かったのはCOILの1枚目、SUNNY、くるりの金魚、中村一義のハレルヤ、エレカシの象骨格、かなぁ。背の小さい私にはあまりプリントの大きなものは似合わないようだ。
山崎まさよしも、今回のツアーは珍しくシンプルである。青地に白で飛行機と“Transition Tour”だけなのはいいのだが、“Yamazaki Masayoshi”は入れないでほしかったなぁ。ちょっと残念。アーティストTシャツの醍醐味は判る人だけ判る「にやり」という感じだと思っている。
朝起きたら物凄い雨。いったんしまったフェス用雨合羽を出してTシャツ&チノパンの上にそれを着、靴はスニーカー。シャリシャリ音をたてながら出勤する。すれ違う人の目が痛い。雨合羽どピンクだし。しかし、新都心の横風をなめてはいけないのだ。すれ違う人は、意外とサンダルが多かった。確かにスカート&サンダルは雨の日は意外と有効だけど、タオル持ってなさそうな小さな鞄とかはなにか間違ってる。 会社につく頃が一番雨がひどかったが、靴&靴下に被害が出ただけでなんとかすんだ。 当然今日はみんなあまり仕事をやる気がない。が、そのうちに風雨も止んできて、「台風は23区内を通過中」みたいなニュースを観ても実感が沸かないくらい。帰る頃にはすっかり止んでしまった。なんだかつまらない。
帰りにライヴを観に行った。台風の中参加した参加賞なのか、チケットがハケていないのか、同じシリーズのインビテーションカードを貰った。特撮vsフラホア。「猫猫猫猫!」とヘドバンしてみようか。
明日は温度がぐんと上がるらしい。
台風11号である。 午前中会議があったのだが、関西から来た所長は昼過ぎに乗った帰りの新幹線が止まって「静岡の手前で新幹線が止まりました。とほほのほ(原文のまま)」というメールをくれた(苦笑)。 確かに台風は大変なんだけど、みんな仕事の合間にネットで台風情報を見たり、窓の外を除いたりと妙に浮き立っている。私もそう。どうも天変地異は人のテンションを上げてしまうらしい。 でも神田川が溢れなくなり、一応電車が止まっても帰れるので、以前よりもちょっと気楽。 神田川は今でこそ改修工事が終わってよほどの集中豪雨でなければ水が上がらなくなったが、昔はよく水が溢れた。といってもうちはギリギリで床上にはならない。 水は川岸から上がってくるのではなく、雨水槽のマンホールから逆流する。そのころには川の水も欄干ギリギリまでくるので、橋も通行止め。マンホールに吸い込まれるから、子供も外出禁止である。車をちょっと高い大通りに出して、土のうを積んで、客から預かった荷物などを2階に上げる。そのバタバタした感じが夏休みの解放感と相まって、怖いながらもなかなか楽しかった。 あぁ、でも雨漏りするのだけは勘弁してほしいなぁ・・・。あちこち直したのだけど、でもまだ何ケ所か風向きによっては漏るのだ。一時は家の中がバケツだらけだったことを考えるとだいぶマシだが。50年経っているからしょうがないか。
| 2001年08月20日(月) |
あおい火星のつくりかた |
ちょっと気になってビデオに撮っておいたNHK。今日観た。 話の概要は「テラフォーミング」地球化改造のことなのだが、火星のテラフォーミング計画があるという。すぐできるものではないらしいが。
�_仞栄縮未縫侫蹈麈喀丱廛薀鵐箸鮑遒襦�材料は現地調達可能。 ��50〜100年くらいフロンを出しっ放しにする。 �B腟げ硬戮�20℃くらい上昇したら極冠のドライアイスが解凍され、二酸化炭素が放出される。 �い泙寝硬戮�上がる。300〜500年くらい放っておく。 �ド垢�溶け、海になる。雨が降るようになるので、大気中のチリが雨で洗われ、空が見えるようになる。 �Τい縫丱�テリアを撒いて二酸化炭素を吸収させ、酸素を放出させる。同時に地表面にも植生を植える。
でも火星に移住すると重力が地球の1/3しかないため、心臓の筋肉が減ったり頭が大きくなったりいろいろ変わるらしい。
・・・らしい。 いや、テラフォーミングの思想はいいんだけど、青い火星は「火」星じゃないんじゃないかなぁ。 SF好きからすると、やっぱり火星は赤い方がいい。 そもそも、そこまでして宇宙に出ていく必要があるんだろうか、という疑問も私にはある。知らない方が楽しいような気がする。 冷戦が終わってスパイ小説が減ったように、SF小説も減ってしまうんじゃないだろうか。
最近めっきり涼しい。7月の暑さが嘘のようだ。湿度も低く、日射しは強いもののさほど暑くはならない。ビルの隙間の縦長の空もすっかり秋の色。空が高い。このまま秋になるのだろうか。夏の訪れが早かったぶん秋も早いのだろうか。 そんなことをつらつら考えながら街をぶらぶら。昨日今日と街にもあまり人が出ていなくていい感じである。
東京の秋はゆっくりとやってくる。「目にはさやかに見えねども風の音にぞ驚かれぬる」という言葉のとおりだ。学生の頃、語学研修で9月の北京にいたことがある。あちらでは、秋はある朝いきなりやってくる。先生が「明日から秋になるから窓を開けて寝てはダメよ」と言っていたのだが、次の日起きたら本当に秋になっていた。それまでは暑く、湿度が高い。東京の夏と同じである。ところがある日を境に空がぐんと高く蒼くなる。湿度も減る。気温もぐっと下がり、夜は長袖がないと寒いほどになる。線を引いたように秋が来る、その感触は面白かった。北京では秋が一番いい季節だそうだが、なんとなくわかる気がする。
昼過ぎから映画「波」を見に行く。監督は奥原博志、音楽はサンガツ。 監督もキャストもスタッフも若いはずなんだけど、なんとなく年齢不詳っぽい感じ。面白い。タイトルの「波」は舞台が西伊豆だからというのもあるが、登場人物の心象風景、同じようでちょっとずつ違う日々、感情も指すんだろうと思った。しかし客が入っていない。シアタートップスというふだんは 演劇なんかやっているところだったのだが、期間が終了近くということもあるのか客は10人くらい、しかも半分以上スタッフ関係か友達っぽい。もちっとがんばれ。 サンガツ、以前アルバムをジャケ買いしたのだが、おすすめ。
そのあと新宿をぶらぶら。普段髪を下ろしてぶらぶらしているとキャッチに声をかけられるのだが(いいカモに見えるらしい)、セルフレームの眼鏡をかけていたら今日は全く声がかからない。いいなぁ、今度からこれにしようかなぁ(笑)。タワレコで「波」のサントラと「Breath」を、さくらやでコンタクトケア用品を購入、但馬屋珈琲店でお茶した後、帰る。但馬屋珈琲店は客に合わせてカップ&ソーサーを選んでくれるのだが、今日選んでくれたのはイマイチ。花柄嫌いなんだよ。
帰宅したら今日はコロッケだった。大量に揚げる。黙々と食べたら食後サッカーを観ながら寝てしまった。寒かった。 今日うちのきょうだいはTOTOはボロ負けだったらしい。
| 2001年08月17日(金) |
だから今日はいつもよりも長い電話をしよう |
スガシカオのPVをきょうだい3人で観ていて姉が「どうして『“だから”今日はいつもよりも長い電話をしよう』なのか」と訊いてきた。
「もしも君がいなくなってしまったら たとえばネコやイモムシになってしまったら メソメソと泣くよ でもそのうち 都合のいいネタにしてしまうかも ねぇだから今日は そういつもより 長い電話をしよう なんとなく君に 後ろめたいから やさしくふるまっておこう・・・」(8月のセレナーデ)
結論は「なんとなく君に後ろめたいから」だと思うのだが、それがよくわからないのだと言う。 何で後ろめたいのか、例え思ってしまったとしても相手に黙っていればいいじゃないか、というのが彼女の言い分。たとえ相手や自分に打算があったとしても、お互いが知らなければ、言わなければ、別にいいんじゃないか、だそうだ。彼女はそういうことを気にしない。かといって人と計算してつきあうタイプではない。他人のことをネタにしないので、黙っていられるのだと思う。その強さが、ちょっとうらやましい。たった1歳違いだが、かなりの差がある。
スガの詞は、理屈では説明しにくい。BRIDGE兵庫編集長が「これって俺?」とか「ひょっとして俺の日記読んだ?」と思うらしいが(苦笑)、私も同じレベル。見ないようにしていた自分の虫歯を「ほぉら」と見せられてしまう感じ。「起承転結」の「承」と「転」しかない、と自ら語る詞だが、曲の向こう側には彼のサングラスの奥の眼のように「起」と「結」がうっすらと透けて見える。だから彼の詞は魅力的なのだが。
ところで、PVを観て姉はスガを自分と同じくらいだと思ったらしい。かなり、違います(笑)。
会社を休みにしていたので、映画を見に行く。 「キシュ島の物語」。イランのペルシャ湾にある実在の島だ。イスラム圏にありつつも外国人も来られるようにイスラム色の少ないリゾート地として開発している。島の観光局がこの島でのロケだけを条件に、映画監督にオムニバスで映画を作らせたのがこれらしい。検閲がなかったためか、「どこが観光局注文なんだかわからない、観光名所が全く出てこないアート系映画」になってしまった(笑)。 綺麗な世界の中にシュールな物語が展開される。人々の眼が印象に残る。
そのまま横浜へ。ぴあのイヴェントを観に行った。
怒りの山崎から一夜明けて、でも怒りはなかなかおさまらない。ただ怒っているだけではラチがあかないので、なぜ、どこに対して怒っているのかを考えながら仕事をする。
ところで会社、私の今いるフロアに新しく別の部の一部が引っ越してきた。引っ越しがてら掃除をするのはいいのだが、雑巾がバケツに入っているというのに、手ふき&食器拭き用のタオルで思いっきり机やら棚やらを拭き、しかもおざなりに流して絞ってはいおしまい。見つけた時がっかりした。どこに雑巾があるかわからなければその部の庶務なり私なりに聞けばわかるし、使ったのはしょうがないにしてもちゃんとすすぎもしない。タオルの数はあるが、そういう問題ではない。使ったものの後始末がきちんとできないのは嫌いだ。意地になって洗って漂白して家に持って帰って雑巾を作った。にしても3枚もダメにするんじゃねーよ。
山崎の件は、怒りよりも悲しみのほうが深いかもしれない。ファンであることを恥ずかしく思ったのは初めてだった。今までかなりキツイことを言ったり書いたりしているが、「山崎まさよし」のファンであることは胸を張って言えた。昨日もただ曲をしくじっただけなら「やっぱり初日はダメだなぁ(苦笑)」ですんだ。その後のMCがなければ。山崎のライヴ、今はファンクラブでも関東は希望3箇所のうちのどれか、しかも2枚まで。全部抽選に外れる可能性すらある。観たい人が自由に行けない、決して安くはないチケット、時間とお金を払って来るファン。それを冗談とはいえ「リハーサル」。決して言ってほしくなかった。最近自腹でチケット取ってコンサートいってる?と聞きたかった。 山崎を最初に観たのは「月とキャベツ」公開時のテアトル新宿でのミニライヴだった。そのあとカーネーションとの対バンを観て、次に観たのがone knight standの1stツアー。肩が上がらなくて、急遽間宮さんをサポートに呼んだ回だ。肩を押さえながら出てくる山崎、顔も時々歪んで、腕が思うように動かなくて、声も出しづらくて、でも、ちゃんとライヴをやらなくちゃ、と押さえられるコードや出せる声にきちんと気持ちを込めて、そういうライヴを観た。だから今回余計にがっかりしたような気がする。
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