東京の片隅から
目次|きのう|あした
| 2015年12月03日(木) |
「無色」「行者」「無無眠」「秋日」 |
東京フィルメックス蔡明亮特集。今日は「無色」「行者」「無無眠」「秋日」の短編集。 商業映画引退後の作品ばかりで、ドキュメンタリーでもないし、美術作品でもないし、やっぱりこれまでの映画の延長線上にあるんだろうなぁと。 「秋日」は野上照代さんを主役に据えていたのだが、井伏鱒二の話が可笑しい。富士山の話題で「井伏先生は天下茶屋までしか行かないわよ」の下りで思わず笑ってしまったのだが、客席の反応はいまいち。え?富士山、太宰治と来たら「富岳百景」で井伏鱒二につながらないの?教科書でやったけどなぁ・・・そんなにマイナーな話かなぁ・・・
北陸の某県と東京での生活収支を比べて、うちの県でUターンする方が豊かな生活ができますよ、とその県の偉い人がアピールしたらしい。 が、問題はその中身で、よく見るとそもそも同じ条件で比較していない。 某県で暮らす条件は、夫婦共働き、子どもは大学まで公立。 東京で暮らす条件は、夫フルタイム、妻出産退職後パート、子どもは中高私立。 そりゃあ地方組が生活費用が安くなるのは当たり前だ。 東京で夫婦共働きで子どもが公立オンリーだったら絶対データで勝てないから、勝てそうなデータだけ拾い上げて自分たちに都合の良いように編集してきている。 恣意的な編集が行われた表をさも客観的なデータのように持ち出してくるのは卑怯だし、県政運営もそうやって自分に都合のいいデータだけ拾ってくるんだろうな、不誠実だな、と思う。
風邪引いた。喉が痛い。鼻が詰まっているので、目やにと涙が止まらず、視力が出ない。昨日の夜涙が止まらなかったのは銀幕の見過ぎだけではなかったらしい。 通勤電車で汗をかき徒歩区間で冷える、その繰り返しと、入浴後録り貯めていたテレビ番組を見て体を冷やしてしまったのが原因だ。 風邪薬を飲み、生姜湯で体を温め、目を洗う。
午後半休を取って、東京フィルメックス蔡明亮特集へ。 今回は「ヴィザージュ」と「ふたつの時、ふたりの時間」。「ヴィザージュ」は過去の東京フィルメックスで上映されただけで、一般公開がなく見そびれていたもので、「ふたつの時、ふたりの時間」は一般公開時に見逃していたもの。 どちらも平日なのに結構な入り。コアなファンはいるんだなぁと。そして案の定会場で妹に会う(爆)
「ヴィザージュ」とは「貌」のことで、役者の「顔」を撮りたかったとのこと。 台湾から「サロメ」の映画を撮るために渡仏した映画監督とフランス人の俳優たちという設定だが、はっきりとしたストーリーはないものの、映画が進むにつれ現実が「サロメ」の世界に侵食されていく感がある。 突然コスチュームを着て歌い踊ったりする場面があって、歌うのはフランス人俳優たち、コスチュームも素晴らしいのだが、歌は古い中華歌謡曲というのがものすごくシュール。 そういったこともあって、筋を追うよりも映画の世界観にどっぷり浸るのがこの映画の正しい楽しみ方だと思う。 冒頭の水道修理のシーン、森のシーンでの鏡の演出、ライターの明かりだけで男女の横顔を照らすシーンが素晴らしい。特に森のシーンはそのままファッション誌にでも載りそう。 水があちこちに出てくるのはいつものことだが、舞台がフランスだからかそれほど画面の湿度は高くない。
映画の合間に1時間ほど間があり、手帳のリフィルを買う。もうリフィルは流行らないのか、店頭にもあまりバリエーションがない。来年は年長で卒園入学があるから、3月までのものが欲しかったのだが、唯一見つかった3月までのものは微妙に気に入らず、結局去年今年と同じものを購入。
「ふたつの時、ふたりの時間」では主人公の父の死とそれに伴う家族の変容が描かれていて、主人公の母の死が描かれる「ヴィザージュ」と対を成す作品といえるかもしれない。同じ熱帯魚はいるし、いつもの黄緑色の炊飯器も健在だし、ラストシーンの撮影場所も一緒。 孤独、空虚、そういうものを強く感じる。前作「Hole」では最後に希望があったが、ここでは代わりに虚脱がある。心の空白は体では埋められないということを目の前に突きつけられる感じ。 そして「ヴィザージュ」とともに他の作品と一番違うのは、見ているこちらも黴びてしまいそうないつもの湿度がないこと。 台北でのシーンも、パリでのシーンも、どちらも湿度が低い。撮影場所による心境の変化があったのか。 そしてパリでの陳湘��がとてもいい。パリだからか気合いを入れたモノトーンの服と、孤独に負けまいとする瞳が印象的。屋外での背筋を伸ばした姿と室内でペットボトルの水をラッパ飲みしながらバナナを食べるシーンでの弱々しさとのギャップがすごい。墓地で自分の電話番号をメモして陳湘��に渡すジャン=ピエール・レオもとてもチャーミング。あのシーンでそれは反則・・・!
4時間座っていたのでさすがに腰が痛く、物理的に(笑)涙が止まらない。 今週はまだ始まったばかり。頑張ろう。
昨日風邪気味で薬を飲んで一日寝ていたまーさんは、今日は回復したらしく、買ったばかりの大型バイクで出かけてしまった。 黙って出かけるわけではなく一応声を掛けていくし、出かける前に子どもとクリスマスツリーを出してくれたりしていたけど、自分が昨日映画をあきらめたこと、いつも私の趣味(映画や美術展など)のときは休日に支障がないように有給休暇を取得して時間を捻出していることを考えると、やっぱりもやもやする。
まーさんの土曜出勤が急遽なくなったので、フィルメックスに行こうかと思っていたのだが、どうも風邪気味らしい。子どもも留守番を嫌がったので、今日のツァイ・ミンリャン「あの日の午後」は見送り。 まぁドキュメンタリーだからな、しかたないな、と自分を納得させる。 外はいい天気。溜まっていた洗濯物を干すが、子世帯は1階に住んでいるので、夕方までに乾くかはいつもギリギリの状況。屋上デッキは鉢植えやプランターに占拠されていて布団を干す場所もない。近所の日当たりの良いベランダに翻る布団や毛布を見て、ちょっともやもやする。
午後、子どもとスーパーへ。ちょっと遠いところだったが、子どもも自分の自転車で行くといい、ちゃんと往復走った。少しずつ距離を伸ばし、自転車になれさせるつもり。 帰りに公園の側を通ったが、児童遊園は子ども親子連れが沢山。父親が子どもを見ている家族も結構いるが、どの父親も一緒に遊ばず遊具の周囲でじっと見ているだけ、という、遠目で見るとかなりシュールな状況。 カメラで撮影している親子も大勢いて、おそらく年賀状用の写真撮影なのだろうと思われる。 うちは今年はどうするかな。
| 2015年11月27日(金) |
フィギュアスケートのこと |
フィギュアスケートNHK杯の録画を子どもが寝てから見る。 選手の演技内容もすごかったが(特に男子)、他国開催と比べて気づくのは観客の多さ。 他国開催の場合は、ショートプログラムだと客席の上の方はガラガラで、フリープログラムでも満員というところは少ない。 横断幕の多さも含め、日本の盛況ぶりが目立つのである。 公式スポンサーが日本企業ばかりというのも、日本人選手がランキング上位にいるからというのもあるが、それ以上に日本でのフィギュアスケート人気が突出しているのだろうと思う。
2020年までに蛍光灯と白熱灯の製造・輸入を禁止するというニュース。 最初に頭に浮かんだのは「電撃ネットワークどうするんだろう」だった。ダメな大人である。 しかしこれが本当なら冗談じゃなく仕事に響くので、方向性を見守るつもり。
忍び寄る年末進行。もう既に尻に火が付いている案件もあるし、そうでないものも年末から逆算して12月第2週には締めないといけない。 そこへ急に降って沸いた印刷物発注。 いつもの印刷業者だとやっていない特殊ものなので発注しても結局孫請けに、そうなると余分に費用がかかるので、インターネットで探して問い合わせる。 いまはいろいろ安いのねぇ・・・道理で同人イベントの購入特典であれこれおまけを配るはずだわ・・・とアナログ原稿時代の人間は思うのであった・・・
朝から断続的に頭痛。風邪を引いたかもしれない。敗因の一端は薄着で寝たことか。 風邪薬を飲むほどではないので、会社帰りに生姜湯を買って帰り、飲んで寝る。
|