紫
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高校のころ、仲良しグループ6人でお弁当を食べていました。
わいわいとおしゃべりをしながら食べたり、静かに読書をしながら食べたり。
試験前は、問題集を広げながら、あーだこーだといいながら、勉強を教えあったり、先生のうわさ話をしたり。
1日に1度の楽しい時間でした。
誰かの誕生日のときは、事前にこっそり打ち合わせをして、みんなでお菓子や料理を持ち寄ります。
お昼の短い時間を利用したちょっとした「サプライズパーティー」です。
部活を終えて帰ってから、深夜までかかってクレープやクッキーを焼いたり、どうしても時間がないときは、おばあちゃん直伝のポテトサラダを作ったり。
お団子屋さんの娘は、家からお団子を持ってきたり、お菓子好きの友はかばんの中からスナック菓子をたくさん出してきたり。
誰かのために、自分たちで何かをするということの喜びをこの小さなパーティーで知ったように思います。
それから、誰かに何かをしてもらったときに心が「ぽっ」とアツくなる感覚と、「ありがとう」をいうときのなぜだか照れくさい気持ち。
年に6回のこのイベントが、高校時代のなんとも楽しい思い出のひとつです。
今日は友の誕生日。
17歳になりました。
夜遅くなってから送った「おめでとう」メールに返事がきました。
「17歳いっぱい楽しみたいと思いまぁす(≧ω≦)」
とっても素直でしっかりものの彼女。
17歳という時代が、「いろいろあったけど、それでも楽しかったなぁ」と思えるようにたくさんのことを学んで感じて楽しんでいってほししな、と思います。
ハッピーバースデー!
あなたのこれからの「楽しみ」に協力は惜しみません。
2003年11月13日(木) |
欲張ってはいけない。 |
昨日、今月から始まった仕事の打ち合わせに行きました。
この仕事は、今までのように慣れ親しんだ「古巣」の仕事ではありません。
かといって、まったく何も知らないわけではないけれど、それでもやっぱり緊張します。
これを機に、もすこし仕事を広げよう、と思いはするのですが…。
欲張ってはいけません。
そう。欲張ってはいけないのです。
小さなシアワセは、コツコツ、と貯めていくのです。
コツコツ。
コツンっ(汗)。
おやすみ。
小さなシアワセがたくさん集まれば、大きなシアワセ?
いえいえ、小さなシアワセは、小さなシアワセのまんまがいと思います。
でも、欲張ってはいけません。
おやすみ。
今夜はのんびり。
明日からまた忙しくなるので、燃料補給のビールを早めに飲み始めました。
少し散歩をしようと外に出たら、空気がひんやり冷たくて、散歩どころではありません。
パソコンに向かいながら、これからの予定を少し立てて、それから久々にできた時間で、ふだんやり残していたいろいろなことをしようと思っていたところにかかってきた電話に、思わず涙があふれてきました。
そうだ、今日は「さびしんぼ」モードだったんだ。
余計なことを気づかせてくれた電話を切って、灯油のまだ入っていないストーブに語り掛けました。
「明日こそ、灯油を買ってこよう」
まだ11月。
私の家では、12月に入ったらストーブをつけるのが昔からの慣わし。
その慣わしを、自分から破るのには少しの勇気がいるけれど、ここ数日の寒さにはもう耐え切れません。
秋って、寒かったんですね。
おやすみ。
書きたいことがあったのだけど、すっかり忘れてしまいました。
今夜もふんわりふわふわ、おやすみなさい。
小さな小さなシアワセに、思いっきり喜べる。
それが「シアワセ」だったりして。
「おやつ」はいつ届くのかな。
おやすみ。
新卒で入社した会社は、小さな小さな食品メーカーでした。
あんまりにも大きすぎる大学にいたため、就職は社員の顔と名前が一致するくらいの人数の会社がいいと思い、その会社への就職を決めました。
社名を言うとよく笑われたけれど、それだけ知名度が高い、ということで納得していました。
信州の本社に集められた約2週間の新入社員研修は、とてもとても楽しくて、あっという間に過ぎていきました。
その2週間で、おそらく「同期」としての結束ができたのだと思います。
そのうち、何人かは辞めていき、今、会社に残っているのはほんの数人。
もちろん私も辞めた組。
でも、「同期」として連絡を取ってくれるのは、とてもとてもうれしい。
今日は伊豆城ヶ崎海岸で同期会。
懐かしい話でいっぱいの、楽しい楽しい夜になりました。
どうもありがとう。
「ガラガラ カラン」
去年の今ごろ、こんな音がしました。
もともと、ちぐはぐに積み重なってきたものが、あることをきっかけに崩れ落ちました。
崩れ落ちて当然でした。
そして1年。
崩れ落ちたものは、いつのまにか静かに宝箱に入っていき、また新たにコツコツと何かが積み上げられてきているように思います。
コツコツ、コツコツ。
コツンっ! カラカラ ン。
ときどき小さなナダれは起きるけれど、それでもまたコツコツ。
今年もあと2カ月。
年内にやっておきたいことは、ありませんか?
父が腰を痛めたようで、ここ数日、仕事を休みがちとのこと。
今日、知りました。
会社員でもない私は、定期的に家にお金を入れることができず、ごそっとまとめて収入のあったときに、こそこそ、と入れるようにしています。
そうでもしないと、まだ私の収入では「一家」を支えていけません。
会社勤めのときは、毎月、いくらか入れていましたが、今はそういうわけにはいきません。
腕のいい大工の父は、いまだに仕事があるようですが、やはり体の「老い」には勝てない様子。
そんな父に、ちょっと、なんとなく寂しくなりました。
それでも、まだまだ働いてもらわないと。
両親が、私を頼りにしているのは、ひしひしと感じます。
でも、まだ私は両親どころか自分ひとりでさえ、「養」っていけません。
「普通」の家庭は、どうやって暮らしているのでしょう。
このよのなか、サラリーマンが生き残っていくのでしょうか。
それでも私は、父の生き方を、父の「職」を尊敬していくのでしょう。
おやすみ。
大学4年のときに、半年ほど天ぷら屋さんでアルバイトをしたことがあります。
もともとその店でバイトをしていた友からの依頼でした。
「その店のお母さんが手を怪我しちゃって、大学を卒業するまでのあいだ、手伝ってほしい」
ほかにもアルバイトはしていたけれど、授業も少ないし、卒業論文も順調だし、卒業旅行で北海道を旅する資金も欲しいし…ということで、お手伝いすることにしました。
飲食店は、チェーン店でしかアルバイトをしたことがなかった私には、その天ぷら屋のアルバイトはとても新鮮でした。
お父さんとお母さんと、そのときは私と同じ大学生だった1つ年上の板前修業中の息子の3人、それから出前のアルバイトと店内お運び役の私。
5人で26席の小さなお店のランチタイムを切り盛り。
駅から離れた裏通りにあるにもかかわらず、12〜13時のあいだは、店用と出前用の料理を出すのでてんてこまいでした。
江戸っ子のお父さんが天ぷらを揚げ、その隣で息子が盛り付けをし、それからお母さんがごはんやお漬物をよそって、私がお盆に並べてからセットしてからお客さんのところへ運びます。
そのあいだに、出前が何度も出たり入ったりしています。
そんな流れのなかにいる自分に、ときどきふと気づいて、わけもわからずうれしい気持ちになる私。
誰か一人でも欠けると、この流れがおかしくなるんだろうな、と思うとなんだか寂しい気持ちにもなりました。
まかないには天ぷらは出てくることはなかったけれど、卵の浮かんだお味噌汁と、お母さん自家製のはくさいの漬物がとてもとてもおいしくて。
今もよくお味噌汁に半熟の卵を入れて食べては、当時のことを思い出しています。
なんといっても、私はその仲のいい家族が、とてもとても大好きでした。
今年の正月、その家族からきた年賀状に、
「店を閉じて、今は立川のほうに隠居暮らしをしています」
と書いてありました。
店を継ぐはずだった息子さんのことは、一言も書いていません。
卒業して約10年。
ふらりと立ち寄ることのできる店が、ひとつ減ったことに一抹の寂しさを感じた今年の年賀状。
そろそろ、年賀状が発売される季節になりましたね。
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