紫
|MAIL
目次|過去の日記|未来の日記
2003年12月24日(水) |
クリスマスプレゼント |
幼稚園のころ、大きな模造紙にみんなで絵を描きました。
テーマは、「クリスマスプレゼントに欲しいもの」。
みんな、リカちゃん人形とかプラモデルらしき絵を一生懸命に描いています。
お金の絵を描いている友もいましたが、確か丸いコインの絵だったように思います。
まだ「お札」の存在を知らない時代でした。
私も描きました。
私は、当時テレビで放映されていた「フランダースの犬」に出てくる「アロア」という女の子の絵を描きました。
アロアは、主人公ネロ少年の親友で、裕福な家庭に育つお嬢様です。
あとで、みんなに「アロアの人形が欲しいの?」とさんざん聞かれました。
そのときの私の答えは、
「アロアになりたい」
「…へぇ…」
みんな不思議そうに、それでもそれ以上質問することなく、アロアの絵を見ていました。
それもそのはず、アロアは厳しい厳しい父親のもとで育ちます。いくら裕福とはいえ、そんな家庭の娘になりたいわけがありません。
かくいう私も、そんな「アロア」になんかなりたくありませんでした。
では、なぜアロアの絵を描いたかというと…。
覚えたてのアロアの絵を、みんなに見せて自慢したかったから、だけの話です。
「クリスマス」を初めて意識した私の「クリスマスプレゼント」は、友からの「絵が上手だねー」という言葉。
予定どおり、友や先生から「うまいね、うまいね」という言葉をたくさんもらい、上機嫌なクリスマスが過ぎていきましたとさ。
思えば、プレゼントを配ってくれるサンタクロースは、もうすでに私のなかでは「本」のなかだけの存在。
小学校6年生まで信じていた、という友がうらやましく思えるイブでした。
携帯を新しくしてから、電話代が5000円アップしました。
パケット通信代です。
気をつけないと。
今日はそんな反省日記。
おやすみ。
ふと母の顔を見ると、頬の肉が少し下がっていました。
この1年でちょっと老けた様子。
今年、還暦を迎えた母です。
孫はいませんが、ちょっと前だったら、もう「おばあちゃん」と呼んでもいい年なのでしょう。
それでも、年齢のわりには若く見えていることは、子どもながらにうれしいことです。
昔は「美人のお母さん」でとおっていた母。
化粧もほとんどせず、着飾ることもせず。
それでも、参観日に来てほしい自慢の母、でした。
ナチュラルに「おしゃれ」だった母は、最近「物忘れ」という老化現象が出てきたようです。
サラリーマンを辞めたことをまったく後悔していないけれど、ただひとつ「不安」があります。
「父が働けなくなったら、どうしよう」
まだまだ、自分の生活費で精一杯の私。
たまに、家にお金を入れてはいるけれど、それでも「すずめの涙」程度です。
それでも、何時に帰っても起きてきて「レモン酒」を作ってくれる母。
親の「無償の愛」は、22歳までで打ち切ったと思っていた私。
今さらながらに、親の愛はそんなものじゃない、って思います。
たとえ金銭的な援助とかいろんな甘えをしなくなっても、親はいつまでも「親」なんだな、と思います。
でも、甘えてばかりではいけないのです。
2003年12月21日(日) |
クリスマス・イルミネーション |
イルミネーションを見に行ってきました。
街のなかのイルミネーションではなく、住宅街のイルミネーションです。
最近は、個人の家をクリスマス・イルミネーションで飾るのが増えてきているそうです。
数百万円もするイルミネーションもあるとか。
もちろん、1年ですべてをそろえるわけではないけれど、趣味にしては高すぎるように思います。
といいつつも、やはりクリスマス気分を味わおうと、夕方になってから友と3人で出かけていきました。
友のナビのままに、いわゆる「高級住宅街」のなかを車を走らせます。
ところどころに、シンプルなクリスマス・イルミネーションが見えるなか、ひときわ明るい家を発見。
すでに人だかりができていました。
映画「ホームアローン」を思い出すほどのキレイなイルミネーションに思わず「キレイ」を連発してしまいます。
街のなかのイルミネーションとは違い、手作り感があってどことなくあたたかい。
その家に住んでいる人が、楽しんで飾っているんだな、ということが伝わってきます。
「見ていく人が、きれいと言って楽しんでくれるのがうれしい」
そんなコメントを新聞で読みました。
住宅街のイルミネーション。
車でしか行けないところがほとんどだけど、けっこうおすすめです。はい。
久々にのんびりした土曜日でした。
仕事はしていたけれど、適当に休憩もでき、パソコンのデータ整理もでき、なんとなく「自分の時間」が充実。
やっぱりこういう時間があるのはいいな。
夜は、友たちと3人でわいわい夕食。
楽しい楽しい1日になりました。
おやすみ。
19歳のちょうど今ごろ、ちょっと大きめのパジャマを作っていました。
「手芸」好きの母の影響か、私も小学校のころから何かと「手作り」の小物を母に教わりながら作っていました。
12月下旬に入ってから、パジャマ作りを思い立った私は、まず手芸の本を買い、デザイン学校に行っていた友からミシンを借り、新宿の手芸屋さんで黒いコットンの布とミシン糸、バイヤステープを買ってから、いざ作成!
久々の「手芸」に悪戦苦闘。
ミシンを貸してくれた友の家に行き、友の力を借りながら、ようやくできあがったのが24日の夕方。
「ギリギリ間に合った……」
そう、これは私の「生まれて初めての告白」のためのクリスマスプレゼントだったのです。
急いでラッピングをして、意中の彼のいる店に行きました。
営業時間に少し入ってしまいましたが、どうしてもすぐに渡したくて、相手の都合も考えずに、店に電話。
「今から、ちょっと行ってもいいですか」
「え、今、仕事中だから…」
「…あ、わかりました…」
たったそれだけのことなのに、「恋の終わり」と思った私。
ほかの日に出直せばよかったものを、もう「嫌われた」と思い込んでしまいました。
「告白」の「こ」の字も言葉にしていないのに。
そのあと、私はバイト先に行って、おいおいと泣き、予定されていたクリスマスパーティーもドタキャン。
そのあとのことは覚えていないけれど、明け方になってから近所に住む友が心配して、家に電話をかけてきてくれたことを覚えています。
いろんな人に迷惑をかけたあの日。
わがままだったなぁ、と思います。
「大失恋をした」とそのときは、思っていたのですが、そのあと、何度も何度も「大失恋」を繰り返すのでした。
「恋」はいつでも新鮮で、「失恋」はいつもこの世の終わりと思えるくらい悲しすぎる。
だからいつも「大失恋」なのでしょう。
そのときの「パジャマ」は、半年後に箱から出されて、私のお気に入りのパジャマになりましたとさ。
懐かしい懐かしい思い出です。
どんよりどろどろ、な気分の1日。
「おじゃましま〜す」
玄関のドアをあけると、やさしい「白」が目にに飛び込んできました。
「いらっしゃい」
聞き慣れた明るい声に導かれて、いちばん奥の部屋まで通されました。
想像どおりの2人の部屋は、飾ることなくシンプルですっきり。
テレビの上に置かれた2人の写真に「新婚家庭」だということを思い出させます。
今日は10月に入籍したばかりの2人の新居を訪問。
初めてなのに、妙に落ち着くのは、2人の人柄でしょう。
おいしい鍋料理といろんな種類のお酒、それからわいわい雑談に、とてもとても楽しい時間を過ごすことができました。
明るくさわやかで笑顔がよく似合う2人に、「お招きいただき、どうもありがとう」。
また、おじゃまさせてもらいます。
楽しい夜は、楽しい夜のまんま。
なーんにも考えることなく、楽しい気分のまんまで、おやすみなさい。
屋形船の上で、よく忘年会をしていました。
隅田川を2〜3時間かけて周遊し、最後にディズニーランドの花火を見て岸に帰ってきます。
飲み放題で1人1万円。
船は10人以上集まれば、出してくれました。
他部署の人を含めて20人ほど集めて、年に一度の大宴会です。
途中、別の船のおばさんが窓を叩いてしじみを売りにきます。
料理もたくさん出てきて、カラオケも歌い放題。
ちょっと高いこの宴会だけど、水の上で隣近所を気にすることなくわいわいとでき、しかも21時には岸に帰ってくるので、時間どおりに帰宅できます。
「忘年会」で検索したら、「屋形船」が出てきました。
今は1万円の忘年会なんてできません。
でも、また機会があったら、してみたいなあ、と思いました。
大阪だったら、やっぱり淀川(!)なのかしらん。
「車」「バック」「ブロック塀」で検索して、この日記にたどりついた人がいました。
………。
なんか複雑な気分。
きっと、修理の方法とか予算とかを知りたかったのでしょう。
そんなの日記に書いていません。
いえ、まだ修理も何もしていません。
公開日記をつけて3年も経つと、検索エンジンによくひっかかります。
ここ2日間でひっかかっていた検索ワードを挙げると…。
「叱る 会社」
きっと、部下の叱りかたについて、悩んでいる人でしょう。
「忘年会 幹事 進行方法」
あぁ、この人も私と同じで『幹事』が苦手な人でしょう。
「スピーチ 朝礼 笑」
朝礼のスピーチで笑いをとるって、けっこう難しい。そういえば、スピーチを文集にしているところがあって、それはけっこうおもしろかった。
「小金井の町」
なんなんでしょうね。
こうして考えてみると、この日記ってせっかく検索ワードにひっかかって見にきてくれても、なーんにも知りたいことが載ってなーい。
なーんにも役に立ってなーい。
と思いました。
でもそれはそれでいいのです。
だって私の「日記」だもん。
目次|過去の日記|未来の日記