紫
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台風騒動で、すっかり忘れていましたが、今日は「夏至」でした。
太陽が、1年でいちばん長く見える日。
でも、結局、太陽の姿を見ることはありませんでした。
思えば、この時期は毎年梅雨。
太陽を見ること自体、珍しいのでしょう。
手元の本によると、夏至から数えて11日目を「半夏生(はんげしょう)」というそうです。
そして、この日に雨が降ると必ず大雨になるとのこと。
ホントかな。
11日目というと、7月2日(金)。
そのころには、梅雨も明けてくれているといいですね。
おやすみ。
「うぉっ。酒ってこんなにうまかったかな」
父が言いました。
父が飲んでいるお酒は、先日、私が今日の父の日のために買ってきたもの。
さっき、母の手から手渡されたようです。
「うまい。あ〜、うまい」
父の舌鼓(したつづみ)が聞こえてきます。
喜んでくれた様子。
よかったよかった。
「……レモン酒もおいしいよ。レモン酒だって、そのへんの特級酒くらいの値段はするよ」
隣に座っていた母が、突然言いました。
母は、「酒」イコール「日本酒」ということがわからなかったようで、父の「酒ってこんなにうまかったかな」の一言に、ちょっとカチンときた様子。
「レモン酒は、うまいよ」
父が、あわてて言いました。
夜中に「レモン酒泥棒」までするほど、母のレモン酒が好きな父。
作成者である母の機嫌を、うっかり損ねてしまってはいけない、とばかりに、「レモン酒は、レモン酒や。酒は酒や」とフォローとも言えないフォローを続けています。
「レモン酒だって、いい酒やん」
父と母のかみ合わない会話に、贈り主である私は、隣の部屋でひっそりと息を殺して笑っていたのは、きっとばれてはいないでしょう。
今年の父の日の、冷や冷やした3分間でした。
「大学の校歌を歌ってみて」
久々に言われました。
頭のなかに音楽は流れるものの、歌詞の途中が思い出せません。
それもそのはず。
もう卒業してから10年以上経ちます。
最後に校歌を歌ったのはいつだったかな。
帰り道、「宝箱」のなかをさぐりました。
校歌を、初めて歌ったのは、入学して直後の「花見」のときです。
大学の近所の公園で、50人ほどが集まっての大きな「花見」宴会。
見よう見まねで、右腕を振りながら、大声で校歌を歌いました。
歌詞の意味を考えながら歌った校歌。
これからの4年間、いろんなものを得ようと思いました。
さて、最後に歌ったのは…?
やはり、卒業式でした。
隣に座っていた知らない「同期」と肩を組んで、校歌斉唱。
これで、最後なんだな。
そんなことを思ったのを覚えています。
その卒業式には、遠路はるばると両親が来てくれました。
卒業式にいっしょに出席できたことを、本当に喜んでくれました。
この大学に、来てよかった。
卒業できてよかった。
遠くの父兄席にいる両親に、感謝の気持ちをこめて、歌った校歌。
私の、思い出の歌、のひとつ、です。
おやすみ。
台風が来ています。
昨夜から、気持ちのいい風が窓から入ってきます。
かなり大型の台風の様子。
週末は、日本列島は大荒れとか。
台風の進路図を見ると、「ドラえもん」のある1話を思い出します。
「のびた」が、ドラえもんのポケットの中から出てきた台風の子を育てていくという話。
最後は、のびたたちを守るために、台風のフー子が、大型台風と衝突して、両方消える。
あれには、子どもながらに、泣けました。
大型台風がくると、どこかにフー子がいるんじゃないかな、と思うワタシって、やっぱり変?
いえ。
ときには、童心に戻ることも必要、でしょう。
週末には、西日本に接近するとのこと。
くれぐれもご注意ください。
「今、みんなで、うどんツアーに来ているよー!」
そんなメールが届いたのが、もう何年前なんでしょう。
当時、私は「みんな」を知らず、うどんツアーのお誘いも、ぎょーざパーティーのお誘いも、何もかもを、理由をつけて断っていました。
その場所は、ライダーの集まるところで、私の行くところではない。
そう思っていたように思います。
いえ、その場所に行き始めると、そこが「私の場所」になるのが、怖かったんだな、と思います。
それが、今はその場所に居座っています。
うどんツアーに行ったり、ハイキングに行ったり。
歌を歌ったり、大声で叫んだり。
そして、ことある度に、私は「彼」を思い出します。
「彼」がいつもすすめてくれた「映画」は、いまだに観ていません。
今日は、映画をひとつ、観てきました。
スクリーンのなかに、「彼」の姿を探している自分に、喉の奥が熱くなりました。
おやすみ。
くねくねと曲がりくねった山道の行きつくところに、我が家があります。
七曲どころではありません。
もちろん、二輪車は終日禁止です。
ところが、夜になると聞こえています。
あの音が…。
ぶぉん、ぶぉんおんおんぉんぉんぉん。
暴走族です。
それとも、走りやというのでしょうか。
かなりの騒音。
数台のときもあるけれど、1〜2台のときが多いように思います。
きっと、集会帰りで、自宅に戻る途中なのでしょう。
こんな山奥からわざわざごくろーさま、って感じです。
今日は、真昼間に1台のバイクの騒音が聞こえてきました。
ぶぉん。ぶぉんおんおんぉんぉんぉん。
こんな平日の真昼間なのに、いったいどうしたのでしょう。
「あの人、ここの裏に住んでいるよ」
母が言いました。
「子どもが、3歳くらいのときから、二人乗りで大きい音をたてて乗り回してたよ」
その子は、今は就学して1年生とか。
「すごくかわいがっていてね。子どももお父さん大スキみたい」
暴走族上がりのパパのようです。
きっと、昔を懐かしんで、乗っているのでしょう。
子どもをあやすのもバイクなのでしょうか。
なんとなくおかしさがこみあげてきました。
きっと、大喜びするのでしょう。
が。
このままでは、人に迷惑をかけている、ということを気づかない「おとな」が、また一人、誕生するような気がしてなりません。
そろそろ、暴走族の乗り方、卒業しませんか?
と、本人に言えない私も「弱いおとな」です。
先日、辞めた会社の後輩のホームページを作りました。
小一時間ほどで、できたホームページ。
意外といいものになりました。
よく、友のホームページを作ります。
理由は、ふたつ。
「友」に興味があるから、です。
この人なら、どんなページを作るかな。
どんな日記を書いて、どういう表現をしてくるのかな。
もうひとつは、その人のもつ「特技」を表現する場所を作ってあげたいからです。
おもしろい写真を撮る人なら、その写真を載せてほしいし、おもしろい話を知っている人なら、その話をほかの人にも聞かせてあげたい。
私ができるのは「きっかけ」を作ることだけ。
あとは、ほぼほったらかし状態です。
「こうしたい」「ああしたい」などの注文が入れば、また友と相談しながら作り変えます。
そんな感じで、私が作ったホームページは、たぶん4つ。
どのホームページも、「持ち主」さんの個性があふれるホームページになっていきました。
ホームページをもつ友が増えて、私の楽しみも増えていくのでした。
おやすみ。
明日も早起き。
おやすみなさい。
「ん? あったん? あったん。うちが鳴らしてよかったな。はよ、帰っておいで」
気が着くと、母が父の携帯に電話していました。
さっきから、ずっと携帯電話を探していた父。
結局、車に忘れたのだろう、とこんな夜中に車まで取りに行きました。
夜中といってもまだ20時半。
それでも、19時に寝て4時か5時に起きる両親にとっては、真夜中に近い状態です。
電話を切ってからも、母はちょっと心配そう。
「遅いね」
と言いながら、窓の外の父の姿を探したり、玄関を開けたり閉めたり。
そう。
昔から、心配性なのです。
うちの母は。
きっと、私が東京で一人暮らしをしていたころは、かなり心配していたのでしょう。
そんな母の性分が、最近、現れてきた私。
「女の子は男親に似る」
というのは子どものころの話。
おとなになるにつれて、母に似てきた自分に、なんとなく、血がつながっている、ということを自覚できて、うれしはずかし、って感じです。
「今度、いつ行く?」
母が、私の部屋をのぞいて言いました。
先月、とあるところからもらった映画のタダ券。
今月分もあります。
ただ、同じ映画館のタダ券なので、上映作品が重なります。
先月は、その券で「トロイ」を観に行きました。
さて、まだ「トロイ」は上映中。
残すところは、邦画2作品。
「トロイ」を観に行ったときに、ちょっと気になった映画の宣伝がありました。
その映画を調べてみると、ストーリーもさることながら、原作がベストセラーになって映画化されるまでの経緯に興味をもちました。
それから、役者が竹内結子さんであることにも。
ということで、今月の映画が楽しみです。
おやすみ。
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