紫
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「雪が見たい」
暖かい12月に、ふとそんなことを思いました。
とくにウインタースポーツをするわけでもないけれど、やはり雪を見ると、なぜかわくわくします。
ツンと澄ました空気のなか、深々とした雪のなかを、キュッキュッと音を立てて歩くときの、あのぜいたくな気持ちがなんともいえません。
どこかの北国で、年越しでもしようかと思ったりもしたけれど、ここ数年の年末年始の「恒例行事」もあり、なんとなく正月は実家で、という気持ちもあり、で、今年も静かに正月を迎えようと思いました。
ただ、やはり「雪を見たい」という気持ちは抑えられません。
白い息をはきながら、ときどき空を見上げてとめどなく降り注ぐ雪や、海に降り積もうとしては溶ける雪を眺めたり。
雪国に育ったわけではないけれど、雪をふみしめるあの感触を知ってからは、よりいっそう雪への憧れが強くなったように感じます。
今年は暖冬。
雪は、どこか遠くに行かないと、見られないかな、なんて思っていたその朝。
しとしとと冷たい雨が、朝から降りしきっていたかと思うと、いつの間にやら雨の音が消えていました。
やっと雨がやんだのか、と思い外を見ると、なんと大きな雪がまさにコンコンと降っていました。
「あ…」
と思い、久々に感じた「わくわく」。
この気持ちを誰かに知らせたい、と数人の友にメールを打ちました。
雪はまたいつの間にか音を立てて降る雨に変わっていたけれど、なんとなくちょっと遅れてきたクリスマスプレゼントのような、そんな私の大晦日。
今年も残りわずかな時間となってしまいましたが、みなさま、来年もなにとぞよろしくお願い申し上げます。
今年は、年賀状は出しません。
「小さな忘年会」をしてきました。
「忘年会」と名がつくものは、今年2回目。
会社にいたころは、12月下旬になると毎日、どこかの忘年会に呼ばれていたので、もう今ごろは肝臓が疲れていましたが、会社を辞めてからはそんなことはありません。
でも、あんまりなさすぎるのも寂しいなぁ、ということで、友を誘って「小さな忘年会」をしてきました。
ただ、集まったメンバーはよく考えると、お酒を飲まない人たちばかり。
みんなジュースで私だけお酒というのも、なんだか寂しいので、最近、関心を持ち始めた「梅酒」の店に行きました。
これなら、なんとか飲んでくれるかも?
ということで、探して見つけたのが、阪急梅田にある「PLUM」という店。
50種類くらいの梅酒が置いてあり、料理もまあまあおいしい。
ただ、人気がある店らしく、17時半オープンのはずなのに、17時40分に行って、もうテーブル席は予約で満席でした。
でも、せっかくなのでカウンターに3人で座って「小さな忘年会」を開始。
各自好きな梅酒を飲みながら、今年の反省から来年の抱負をおもしろおかしく語って、楽しいひとときでした。
その店は、20時までに出ると、会計が20%オフになるということだったので、19時50分にその店を出ましたが、忘年会、といえば、二次会がつきもの。
ただ、もう2人はアルコールは飲めません。飲めないけれど、甘いものは食べられるということだったので、喫茶店で私はビール、2人は紅茶とケーキで二次会突入!
一次会よりも、さらにパワーアップして、飲んでしゃべって大笑いした二次会となりました。
一年のオワリに、大笑いしたとても楽しい「小さな忘年会」。
おかげで、いい歳の瀬を過ごせそうです。
おやすみ。
学生時代の今ごろは、冬休みには毎年帰省をしていました。
早めに指定席を取ればいいのですが、なにしろビンボー学生。
新幹線で帰るだけでもぜいたくなのに、さらに500円も払って指定席は取れません。
でも、座って帰りたい。
ということで、私がとった手段は、始発の新幹線に並ぶこと、でした。
ただ、始発の新幹線は競争率が高く、会社員でも東京駅近辺のホテルに前日から泊まり、6時の始発よりも1時間ほど前から改札で並んでいるほどでした。
そんな始発に私は乗れるわけもなく、乗る根性もありません。
でも、がんばって6時に始発に並ぼうとしていると、ふと、隣のホームが目に入りました。
6時17分発の2番目の新幹線。
まだ人もまばらで、余裕で座れそうです。
たった17分の違いなら…と、その年から2番目の便に並び始めました。
デパートでも、開店前は人が並ぶように、新幹線も始発はかなりの混雑。でも2番目の新幹線は、楽勝で座れます。
今はもう「帰省」をすることはありませんが、今の時期になると必ず思い出す「思い出」のひとつです。
といっても、もう、始発の新幹線に乗ることってないかもしれませんね。
確か、私が「自動二輪中型限定」という免許を取得したときは、免許の条件のところに、「自動二輪中型限定」などという文字が書かれていたような気がするのですが、記憶違いでしょうか。
昔から、中型限定免許のことを、「普通自動二輪」と呼んでいたのでしょうか。
ふと、そんなどうでもいい疑問が頭をかすめました。
そう、どうでもいいことなのです。
今日、とある理由で、免許を更新しました。
新しくなった免許は、やはりブルーだったし、有効期限が延びたわけではないけれど、うれしい一瞬でした。
今日のこの気持ちを大事にしていきたいと思います。
今日の「うれしい気持ち」と「ちょっとさびしい気持ち」は、ずっと忘れないようにしないと。
つきなみですが、メリークリスマス!
2004年12月24日(金) |
2004年のクリスマスイブ |
きょうは、忙しかったけれど。
クリスマスイブだけど。
なんだか充実した1日でした。
みなさん、どうもありがとう。
2004年12月23日(木) |
バースデーパーティー |
何度か予定変更の連絡があり、22時近くになってから、やっと「始まったよ〜」のメールが入りました。
それから、タクシーを飛ばして会場に駆けつけると、もうすぐ誕生日を迎える友が、歌っているところでした。
1年ぶりに来るカラオケボックス。
カラオケ嫌いで知られている私がいきなり部屋に入ったため、友はかなり驚いていました。
「きゃー、偶然〜♪」というわかりきった嘘を言って、そのあと、バースデーソングが流れました。
「あぁ、やっぱりな」という感じの友に向けて、みんなで「おめでとう」を浴びせました。
ちょっと恥ずかしそうで、でもとてもうれしそうに「ありがとう」を繰り返す友。
あぁ、これこれ。この笑顔。
この「うれしい顔」が見たかったんだな。
そのあと、みんなが1曲ずつ、友に歌のプレゼント。
私も1年ぶりに、マイクを持って歌いました。
今日の午後、頭を悩ませながらも選んだ歌に、ささやかながら自分の「贈る言葉」を盛り込みました。
とてもとても、いい1日でした。
最初、誘われたときは、「私が行ってもいいのかな。場違いじゃないかな」なーんて、珍しく消極的に思ったこともあったけれど、「おめでとう」と「ありがとう」の気持ちがいっぱいのなかに私も参加できてよかったな、と思いながら、ぐっすりと眠りにつきました。
おやすみ。
とてもやさしくてあたたかい演奏を聴きました。
ピアノとベースと、リードギターとドラム。
当初の予定では、そこにボーカルが加わるはずだったけれど、ボーカルの彼女は喉を痛めてしまい、やむをえず客席のほうに。
それをカバーするかのように、残されたバンドメンバーが、せいいっぱい演奏をしてくれました。
けっして完璧とはいえないけれど、でも、一生懸命さが全身に伝わってきて、それが感動を呼び、体が何度もぞくぞくとしました。
音楽での感動の伝え方って、いろいろあると思います。
奏者の技術がすばらしくて感動することもありますが、それよりも、奏者が何を伝えたいか、によって、人は音楽に心を打たれるのだろう、と思います。
今日は、ボーカルの彼女の口惜しい気持ちを十分に理解している仲間が、緊張しながらも楽しんで「音楽」を聴かせてくれました。
彼女のためだけではありません。
客席にいる人たちが楽しんで聴けるように、親しみやすい曲目を準備してくれたり、興味深い話を曲と曲とのあいだにしてくれたり。
そんな行為のすべてが「感動」につながりました。
次回の演奏は25日。
クリスマスの日にまた、彼らの演奏が聴けます。
25日もまだボーカルの彼女は歌えないようですが、いつか、ボーカルが入ったバンド演奏を聴ける日が来るのを期待して。
おやすみ。
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