紫
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菜の花畠に 入り日薄れ
見渡す山の端 霞み深し
春風そよ吹く 空を見れば
夕月かかりて 匂い淡し
♪
私が、この時期になるとよく口ずさむ歌詞です。
中学校の音楽の教科書に載っていた「朧月夜(おぼろづきよ)」という文部省唱歌です。
朧月というのは、実は春の季語で、今晩、空に浮かんでいる月のことを言う、というのは、ここ2〜3年の間に知りました。
春が来たことによって、こういう小学校唱歌を思い出す人は、あまりいないのかもしれません。
でも、ついつい、口ずさんでしまうこの歌。
春がきた、って証拠ですかね。
おやすみ。
年度末の忙しさに、いろんな日記が滞っています。
ま、いいか。
日記だもーん(投げやり)。
仕事も花粉も、精神的にも、ヨレヨレ。
傷つく電話に、ますますヨボヨボ。
はふ〜。
仕事も花粉も、クタクタ。
久々に「ヒガオンの会」が開催されました。
ほぼ2年ぶり。いや、もっと?
「ヒガオン」というのは、「日帰り温泉の会」の略で、私がまだ会社勤めをしていたころに、同僚と4人で作りました。
活動は………、きょうで4回目くらい。
私は一応、年功序列で「監督」です。
日帰り温泉が「練習」で、1泊2日の温泉の旅が「合宿」。
関西以外の温泉に行くと「試合」。
そんなふうに決まりを決めた初回。
このあと、初回のメンバーがイッキに会すことはありません。
きょうは久々にヒガオン。
旧福知山線を、映画『スタンドバイミー』のように歩いて、そのあと武田尾温泉に入る予定だったけれど、時間切れ。
急きょ、有馬温泉に向かいました。
久々の「金の湯」。
やっぱり気持ちがいいです。
それから、中華を食べて楽しいおしゃべりをして、きょうはいい1日でした。
ホントに。
明日から、また仕事三昧です。
明日からの1週間が正念場!
がんばります!
花粉、今年はすごいです。
予告どおり。
つらい季節、です。
今月末までに、インタビューをまとめる仕事が入ってきました。
私がインタビューをしたわけではなく、誰かと誰かの対談を記事にします。
毎年、この時期に同じ人から頼まれる恒例のお仕事。
2〜3時間のテープを聞いて、記事に仕上げます。
今年もいつもの調子で、「はいはい」とお引き受けしました。
先週、テープが送られてきました。
紐解いてみると……、なんと10時間!
ぎょぎょっ!
10時間のテープを起こしている時間は当然なく、とうとう外注さんにお願いしてしまいました。
しゃべっている言葉をそのまま文字にしてもらうまでの仕事。
それを「テープ起こし」と言うのは、業界用語?
そのテープ起こしの原稿を見て、私が記事にまとめます。
もちろん自腹で払いますが、仕事の穴をあけるよりはマシでしょう。
「損して得とれ」
です(涙)。
ありとあらゆる仕事の予定がどんどん押して、ぎゅうぎゅうすし詰め状態です。
当初の予定では、まったく別の時期の仕事だったのに、なぜか押しに押されて、とうとう忙しい時期が重なってしまいました。
それと、新しく、しかも急ぎで依頼された仕事が数点。
うれしい悲鳴なのだけど、今はもすこし眠りたい…zzz...。
「これ、どうやるんでしたっけ」
古巣で仕事をしていると、社員同士が話していました。
「えーー、やったことがない。知らない〜」
どうやら、ネームシールを打ち出すマシンのシールシートが切れた様子。
新しいシートを補充しなければいけません。
でも、周囲に知っている人がいないらしく、立ち往生していました。
その様子を見ていて、ふと私が入社して間もないときのことを思い出しました。
きょうと同じく、シートが切れてどうしよう、とやはり立ち往生していると、「取り替えましょうか」と、声を掛けてくれた人がいました。
「覚えてくださいよ」
そう言いながら、丁寧に補充の仕方を教えてくれました。
そして、当時の私のメモ帳には、しっかりと「ネームシートの補充方法」が記されました。
当時は、いろんな人がその方法を知っていたように思います。
もちろん、私も実際にメモを見ながら取り替えたことがあります。
そして、私が教えてもらったときと同じように、補充方法を教えたこともあります。
「取り替えましょうか」
言い慣れた言葉が喉のすぐそこまで出掛かっていたのですが、飲み込んでしまいました。
補充方法を覚えているわけはなく、当時のメモ帳も、今は押し入れのダンボールの中で眠っています。
古巣とはいえ、辞めた会社。
仕事以外のことに、でしゃばらない立ち入らない。
そんなふうにしていないと、ふと覚える錯覚に自分の居場所を見失ってしまいそう。
古巣のなかで仕事をする。
一抹の寂しさを感じる瞬間に、ときどき出会います。
ぶるるっ、ぶるるっ。
あまりにも寒くて身震いが……。
って話ではなく、15時を過ぎて究極に眠気に襲われだしたころ。
ぶるるっ、ぶるるっ。
ポケットのなかで携帯が震えました。
着信ナンバーは、まったく知らない番号。
市外局番は、028。
宇都宮からです。
知らない番号には出ないようにしている私ですが、宇都宮に友が数人住んでおり、そのうちのだれかかもしれない。
ふと、そんなことを思って、電話に出てみることにしました。
「もしもし」
「もしもし、イケタニと申します。ヤマダさまの携帯ですか?」
「違います」
「え? ヤマダ○○イチさまの携帯ではないんですか?」
「違います」
「……? いつ携帯を変わられたんですか?」
「失礼ですけど、いったい何番におかけですか(怒)」
電話口の声は女性で、おそらくクレジットカード関係の会社の人だと、直感でわかりました。
「銀行から引き落としできませんでしたので、云々」と思われます。
先方が言った電話番号は、まさしく私が十年来使っている番号で、きっと間違えて登録したか嘘を教えられたかでしょう。
それにしても、失礼すぎる電話の応対に、ふと一抹の不安が…。
新手の詐欺だったら、どうしよう!
あいにく、悪巧みはできても悪知恵は働かないため、どういう詐欺かはひらめきませんでしたが、ホンモノのカード会社の電話口の女性は、教育がみっちりされているため、電話応対はとてもいいはず。
それが、悪印象を与えるなんて、もしやニセモノ?!
不安は、積もりに積もって、思わずネットで検索。
「○○○株式会社宇都宮支店」
ある有名なローン会社でした。
なんだよ、ちゃんと教育しろよ!とパソコンの画面に向かって、心の中で叫びながら、「詐欺じゃなくてよかった」とそっと胸をなでおろした私。
………。
小心者だわ〜(小声)。
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