紫
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今週は、古い友が四国を旅しています。
4泊5日の行程で、移動は電車を使っているようです。
目的は、しまなみ街道を自転車で渡ること。
もちろん、自転車はレンタルするそうです。
ふだんは、仕事が忙しすぎて、なかなか休みが取れない友だけど、いざ、休むとなると、自分がいちばん楽しい時間を過ごす術(すべ)を知っていると思います。
たとえ、1日だけの公休日でも、自分がいちばん楽しいと思える方法で、過ごしています。
たとえば、銭湯に行ってのんびりしたり、よく行くお店で昼からビールを飲んでおしゃべりしたり。
ときどき、むしょうにうらやましく思います。
最近は、私は車で旅をしています。
そのほうが、安く旅できるし、車でしか行けないところにも、自由に行けるから。
以前は、時刻表を片手に、時計とにらめっこしながら、旅をしていました。
いろいろと不便なことはあったけれど、「のんびり」とした旅でした。
JRの発売していた「周遊券」というおトクな切符はなくなったけれど、それでも電車の旅はできます。
今度、休みが取れたら、ふらりと小さな旅に出てみようと思います。
四国を旅する友から、たびたび届く近況メールに、ふとそんなことを決意できました。
ありがと。
きょうは、中学校のときの友の誕生日です。
3年生のときに、どこぞに引っ越していきました。
クラスも部活も同じだったため、自然と仲良くなりました。
「親友」って、こういうのかな、と思ったこともあったけれど、離れてしまえば音信不通。
こういう友って、たくさんいます。
最近は、少なくなりましたが、以前はよく「親友」の定義について考えたことがあります。
よくいっしょに遊ぶから、といっても「親友」とは言えません。
相談ごとをしているから、といっても「親友」ではありません。
自分が「親友」だと思っていても、先方からは「知り合い」程度にしか思われていないかもしれません。
なんでも言い合えるのが「親友」と以前は思ったこともあったけれど、今はそうは思いません。
さて、久しぶりに難しいことを考え始めてしまいました。
きょう、誕生日を迎えた「かつて親友とおもった人」は、元気なのでしょうか。
今は消息を知るすべもありません。
おやすみ。
「名言集」のようなテレビ番組を観ました。
自分の人生の転機になった言葉を、芸能人が語るという番組です。
文字や音だけ見ていると、どれもこれもありきたりの言葉がほとんどです。
いつもは聞き流してしまいそうな言葉でも、そのときの状況や感情によって、心に響いてきます。
その言葉を発する人のバックグラウンドによって、その言葉の重みが変わってきます。
「言葉って、生きているんだな。人といっしょに成長しているんだな」
あらためてそう思いました。
私は、子どものころから、心に残った言葉や話をメモする癖があります。
授業の余談でノートがいっぱいになったこともあります。
そんなメモを集めて「語録集」を作ったこともありました。
これは、楽しい作業でしたが、残念ながら紛失(涙)。
「語録集」のなかで、いつか使いたい言葉もいくつかあります。
でも、いまはまだ「受け売り」でしか使えません。
もっと経験を重ねて、自分の言葉として人に伝えられるときがくるまで、まだまだ「語録集」のなかにおさめておこうと思います。
私は「活字中毒」にはけっしてならないけれど、もしかしたら「言葉中毒」なのかも?
五感で言葉を楽しむ。
お金のかからないぜいたくな「遊び」、ですね。
きょうからまた忙しい1週間。
でも、その忙しさを楽しんでいます(ホントか?)。
ふぅ、おやすみ。
「あ……」
ドアを開けると、あの匂いがしました。
ひんやりと冷たい空気。
アイスアリーナのあの匂い。
ジャッ、シャーッ
ジャンプの後、独特のエッジと氷のこすれる音を聴いて「ここだ」と思いました。
これまで何度もスケート場に足を運んだけれど、滑らずに帰ってきました。
理由はひとつ。
「以前のように滑ることはできないだろうから」
久々に足を通したスケート靴は、心なしか喜んでいるように見えました。
久々に踏んだリンクは、最初は私を突っぱねたけれど、だんだんと思い出してくれたかのように、私を受け入れてくれました。
シャーッ、シャーッ。
まだまだジャンプをする気にはなれないけれど、スピンの練習は少しだけ、できるようになりました。
うん、もう少し。
やっぱり、右足は少し弱いみたいだけど、それでもじゅうぶんに前にもうしろにも滑ることはできます。
「楽しく滑ることがいちばんや」
きょう、スケート場で知り合ったおじさんの口癖。
そう、楽しく滑ろう。
たった2時間だけのスケートリンクだったけれど、私には「何か」を克服したような1日でした。
さ、これからはほんの少し弱い右足を「言い訳」にすることはもうやめよう。
私は、なんでも、できるんだから。
久々に車に乗りました。
久々に車で旅に出たくなりました。
でも、しばらくは旅に出ません。
地に足つけて、ハタラコー。
山登りを予定していた日が、雨という予報になりました。
山登りは延期して、雨の日でも楽しいことをしようということになり、いっしょに行くはずだった後輩と意見を出し合いました。
博物館に美術館、おいしい蕎麦屋、日帰り温泉などなど。
博物館が好きな私は、行ってみたかった博物館がいくつかあるので、とりあえずそこに行こう、ということになりました。
そしてきょう。
昼過ぎに携帯にメールがきました。
「年中、滑れるスケート場がありますよ」
そのスケート場は、私がスケートを習っていたときに、何度か練習に行ったスケート場でした。
ふんわりと懐かしい気持ちに包まれながらメールを返信。
「では、雨の日でも楽しいことをしにいきますか」
スケート靴をはくのは、15年ぶり。
「ちょっと曲がった足」に一抹の不安はありますが、久々にリンクの匂いに囲まれてこようと思います。
あまりにもネタがないので、久々に「きょうは、なんの日?」。
きょうはですね……。
「ゴルフ場記念日」。
1903年に、日本初のゴルフ場「神戸ゴルフ倶楽部」が六甲にオープンした日だそうです。
1903年といえば明治の中盤。
ライト兄弟が動力飛行に成功して、キュリー夫人がノーベル賞を取った年だとか。
日本では、私立の専門学校が「大学」と称してもいい、ということになり、サッポロビールが「生ビール」を販売しはじめた年。
………。
時代って、タテで見るとつながるけれど、ヨコで見ていくと、なかなか接点を見つけにくいものですね。
2005年05月23日(月) |
ちょっと、うらやましいこと。 |
大学に入ってから、いくつかのサークルに入りました。
「バレーボール部」「劇団」「野球」「児童文学研究会」「天文同好会」「古美術研究会」「オーケストラ」「ピアノ」「映画研究会」などなど。
ほかの同級生は、もっとたくさん入っていました。
たくさん入ってから、自分に合いそうなサークルに活動の拠点を絞っていきます。
私も、それを見習ってたくさん入ったのですが、どれも続きませんでした。
理由はいろいろ。
「同期でおそろいのジャージを作る」ためのお金が払えないため、疎遠になったり、活動が活発すぎて、バイトをする時間がなくなったり、変な人がいて困ったため活動に行かなくなったり、メンバーの女性が他大の女子大生ばっかりだったり……などなど。
それでも、いちばん大きな理由は、「部室にしゃべりに行く」ということができなかったため。
「部室に行ったら、誰かいるから、しゃべりにおいで」
と言ってくれるのですが、いったい何をしゃべりに行けばいいのかわかりません。
練習、といっても、やはりバイトとの両立は難しく、なかなか時間も合いません。
部費も払えず、研修旅行などにも参加できません。
そんなこんなで、入っても長続きしないままにすべてのサークルに行かなくなってしまいました。
今から思えば、一つくらいがんばって続ければよかったな、と思います。
今年、短大生になった友は、今、「板部(いたぶ)」という部でがんばっています。
夏はスケボー、冬はスノボーやスキー。
とても楽しそうです。
そんな彼女を見ていて、ちょっとうらやましく思うのでした。
おやすみ。
久々の東京は、ちょっと疲れました。
ホントは、行きたいところがたくさんあったけれど、なんとなく「早めに帰ろう」と思い、昼ころの新幹線に乗りました。
きのうの友の式は、六本木でありました。
六本木は、かつて仕事でも遊びでも通院(!)でも、何度も通ったところ。
とてもとても懐かしくて、心がざわざわしました。
まだ私は、「ここ」に戻ってきたがっているのかな。
いや、違うはず。
久々の東京に「思い出の宝箱」のフタがイッキに開いて、当時にタイムスリップしたような感覚になったからでしょう。
それでも、きょうはもう「ざわざわ」したくなくて、さっさと新幹線に乗りました。
さ、帰ろう。
今、私が生きている「場所」へ。
今、私に「おかえり」を言ってくれる「人たち」のところへ。
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