紫
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「奈緒子」という友ができました。
「平凡な名前でしょ」という彼女ですが、私は彼女の名前を聞いたとたん、「ステキ」と思いました。
「緒」
この漢字のもつ意味のすばらしさ。
なんだかうれしくなりました。
漢字のもつイメージ、最近は感じられなくなったのでしょうか。
難しい漢字が、なぜ難しく書かれるか。
忌み嫌われる言葉が、何であるか。
最近は、パソコンで簡単に変換できるせいか、簡単に難しい漢字を使います。
その漢字の意味を知ってか知らないでかわからないけれど、ときどき、傷つくこともあります。
そんななか、「奈緒子」の「緒」は、とてもとてもうれしい一瞬でした。
私はもしかしたら、紙好き、ではなく、文字好き、なのかな。
おやすみ。
健康診断でした。
これまた久々。
大したことはしていません。
身体測定、視力検査、尿検査、採血、そして、あさってにX線。
去年は忙しくて検診はできなかったので、ちょっとこわごわだったのですが、今のところ異常なし、の予定です。
なんだかいろんなことを思い出してきています。
健康診断後の時間のもてあまし方とか、休み時間にいかに交友関係をつくるか……とか。
なんだか疲れた1日でした。
おやすみ。
「外でお弁当を食べませんか?」
そんな魅力的なお誘いに、日当たりのいいベンチで3人。
お弁当を食べました。
「介護士」をしていたというふたりの話は、とてもとても新鮮でおもしろかったです。
私も、自分の話をしようかと思いましたが、やめておきました。
「現在(いま)」の自分を知ってくれているだけでいい。
そんなふうに思います。
あしたもいい天気になればいいな。
おやすみ。
曽爾高原まで行きました。
朝6時に家を出て、仲間と合流し、高速を飛ばしました。
朝9時を過ぎると空が晴れ渡る、という天気予報を信じて10時半ころに曽爾高原に到着。
周囲は………、ガスでまっしろ!
きっと下界は晴れているのでしょう。
「気温が上がるとガスも晴れる」
仲間のひとりがそういいました。
とりあえず、今回の目的「倶留尊山(くろそやま)」へ登り始めました。
もうすぐ晴れる、もうすぐ空が見える。
そんなことを自分に言い聞かせながら登っていたけれど、一向に晴れる気配はありません。
このまま何も見えないけれど頂上まで登るか、それとも「二本ホゾ」というところまで行って下山するか………。
登っている途中、何度も後ろの仲間を振り返り、どうしようかとかなり迷いました。
体力の心配はないとして、雨とガスと強風。
倶留尊山の頂上までは、後25分の登り。
おそらく、ひとりだったら、迷うことなく頂上まで登っていたでしょう。
でも……、でも……。
「ここで、やめましょう」
二本ホゾで昼食をとって、下山。
ところが下山途中から空がすーーっと晴れ渡り、曽爾高原の景色がはっきりと見えてきました。
遠くの山々まで。
「くやしいよねー」
口々に仲間が笑いながら言います。
後25分の登り。
強風だったけれど、大して大雨でもなかった。
でも、どうせ登っても景色が見えないから、という理由だけで断念したことは間違っていたのかな?
景色が見えなくても、登って「頂上登頂」の達成感を持ち帰ってきてもよかったのかも。
それに頂上まで行くあいだに空が晴れ渡ってきただろうし……。
みんなの「くやしいよね」と聞きながら、判断ミスだったなぁ……と反省したきょう。
でも、そのあとの温泉がとってもとっても気持ちがよかったことと、やはり仲間との山登りはとってもとっても楽しかったので、もうどうでもよくなったのであったとさ。
おやすみ。
友の家に向けて車を走らせているときに、ふと思いました。
「あ、温泉、行こう」
友の家に着いて、それからお風呂セットを用意して、そして温泉に向かおうとしましたが、なぜかケーキ屋さんに行き、それから温泉とは逆の宝塚まで行き、そして1時間ほど写真を観ながら談笑。
おなかが空いたので、先に夕飯を……とパスタを食べに行き、そこでまたまた談笑。
「温泉、やめよっか……」
ということで、家で風呂。
こんな半日でしたが、なかなか楽しかった今日。
温泉ぐらいこれからいつでも行けるのだ。
目標達成できなくても、それまでの「行為」が楽しかったから、今日は◎(にじゅうまる)。
おやすみ。
久々に「私」として大笑いしました。
ふぅ、すっきり。
ここ1週間の新鮮な疲れが、イッキに取れた今日。
どうも、ありがと。
昼ごはんを食べて、てくてくと周辺を散歩していました。
いきなり、電話がかかってきました。
「そんなところで、何してんの?」
幼稚園からの旧友でした。
それからたった10分だけど、イッキにいろんな話をして、私の「愚痴」もきいてもらい、「じゃあね」と別れました。
思えば、高校時代までの友って、私のことを何も知りません。
でも、何もかもを知っているかのように話ができるのは、なぜでしょう。
私がどんなに強がっても、私がどんなに「きつい物言い」を装っても、「あんた、何言ってんの」と一笑されます。
それがどんなにうれしいか……。
たったの10分。
でも。
ありがと。
見つけてくれて、ありがと。
夕飯は「さわら」でした。
さわらは私の大好きな魚のひとつです。
もちろん、焼き魚が大好きです。
以前、神保町で「魚」を食べさせてくれる定食屋さんによく通いました。
さわらの定食で1500円くらいはしたような覚えが……。
でも、おいしくて、よく夕飯を食べに行きました。
そんなぜいたく。
最近は、あんまりしていないな……って、思っていた矢先、夕飯に「さわら」が並んでいました。
「よかった。今日は『ここ』に帰ってきて」
シアワセ気分で、さわらと自家製お漬物をバクバクと食べましたとさ。
おやすみ。
久々に満員電車に乗りました。
ゆらゆら、ゆらゆらと揺れました。
さぁ、がんばれ!
イタリアへ向かう「家族」を乗せて、伊丹空港まで行きました。
伊丹から成田で国内トランジット、そしてローマへ向かいます。
いっしょに空港で朝食を食べ、そして見送りできるところまで見送りました。
荷物チェックを受けて、どんどん先へ進んでいく「家族」に言える言葉はひとつだけ。
「行ってらっしゃい」
「別れ際」の言葉にたいせつさを、私は重々知っているつもりです。
見送る人がいるから、ここに帰ってこようと思う。
「おかえり」と言ってくれる人がいるから、ここに帰りたいと思う。
その意味を知っているだろう彼らに、何度も「行ってらっしゃい」を繰り返しました。
いい旅を。
そして、いい思い出を。
帰りをみんなで楽しみに待ってます。
行ってらっしゃい!
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