すべて世はこともなし?

2001年03月06日(火) この日が一番平和だった気が

 パリも二日目となり、まず向かったのは「オペラ・ガルニエ」。いわゆる「オペラ座の怪人」のオペラ座ですね。入り口でカバンを開けて見せる荷物チェックがありました。警戒が厳重です。リハーサルがあるとかで内部には入れませんでしたが、何と言うか・・・歌いたくなる場所ですね。オペラ座の怪人が住みたくなるのも分かるような気がするよ!(大いなる誤解)

 近くにある「ギャラリー・ラファイエット」というフランス最大のデパートも覗いてきました。週に一回ファッションショーを開くとか言うだけあって値段もいいトコ行ってます。故に私は何も買ってません。インテリア売り場とか見ると、「是」と一文字だけ書いてあるライトとか、私等にもよく分からない漢字がプリントされたクッションとか、日本人的に面白いものがチラホラ見受けられました。

 次、ノートルダム寺院へ。時すでに夕刻だったので、見学時間がそろそろ終わる頃だったみたいです。帰り際に覗いた売店、片付け始めてましたし。内部を見てる内に、礼拝なのかどうなのか微妙な所でしたがまぁとにかくそういうのが始まったので、パイプオルガンとか鐘の音とか讃美歌とかちょっと聞いてこれました。
 そういえば友人が、通りすがりにデジモンのガシャポンを発見して数回チャレンジしていました。「『○△□(名前忘却)』彼女の好きなキャラ『ヤマト』彼女の義姉の好きなキャラが出れば・・・」と言っていたのですが、4回ほどやってどっちもダメだったみたいでした。1回だけ試しに私がやってみたらヤマト君てーのがコロンと出てきました。別にいらないのであげました。でもそのヤマト君、よく見たら名前が「MATT」になってるのに気が付きました。フランスばーじょん・・・?ついでに思ったこと:フランスのガシャポンは非常〜に開けにくい。(子どもの力で開けられるのだろうか・・・?ってくらいに)

 本日のワンポイント仏会話:「モア オスィ」 同じものを下さい



2001年03月05日(月) 日本人遭遇率大幅アップ

 目覚ましが鳴らずに朝寝坊。よりにもよって飛行機で移動がある日に・・・。間に合いましたけど。空港行きのバスに乗る際、何か妙だと思ったらまとめて3人分料金を払った友人がお釣をもらい忘れていました。近くに座ってた男性が英語で教えてくれてようやく理解した我々。「Do'nt forget money(笑)」とかいう感じの注意をされました。(これくらいしか聞き取れませんで)
 空港で新聞を買ったら一面が日本の・・・というか森首相の記事で、顔写真と「fin」て単語が目に入ったので「辞任したのか?!」とちょっとした騒ぎでした。自宅に電話したついでに聞いてみたら違いましたが・・・。

 さて、空路パリへ。花の都、芸術の都、パ〜リ〜〜〜。とりあえず見に行った凱旋門は予想以上にデカいので圧倒されました。そのままかのシャンゼリゼ通りを歩いていたら男子高校生とかそんな感じの少年たちに「ニィ・ハオ〜!」と大声で言われてちょっとビビりました。お前らにとってアジア人は皆中国人かー!?(いや分かってやってると思います)
 夕方過ぎて、ホテルに戻ろうとバスに乗ったら酔っ払いネパール人にからまれて(ナンパされて、の方が近いかも・・・)困っていたら現地在住の日本人女性が助け舟を出してくれて非常に有難かったです。その一件以後、彼女に言われたとおり「愛想笑いはしない」「馴れ馴れしい奴はとりあえず無視」「有色人種(男)には特に注意」を貫いたので面倒に巻き込まれることもありませんでした。感謝感謝。

 夕飯に入ったカフェレストランで、近くに座った日本人カップルが妙〜に湿っぽくてどうしようかと思いました。どうしようもありませんけど。女性が鼻すする音が聞こえてくる〜〜〜(困惑)私達は私達で(1人ダウンしてたので二人だった)始終笑いのツボをお互いつついてしまい少々騒々しい雰囲気だったので、向こうのカップルはどう思っていたのか少々気になるところでした。

 本日の教訓:暗くなる前に帰ろう



2001年03月04日(日) 古き良き街並み

 南仏には「鷲の巣村」と呼ばれる、城塞都市のような旧時代の面影を残しまくった集落が点在しております。この日はその中でも結構有名らしいサン・ポール(洗剤の類ではない)という所に行って来ました。
 そこに向かう為のバスに乗ったら乗り過ごしてしまった上に友人が上着を忘れ、対策を練るために入ったカフェでは私ともう1人がトイレに行った時、十数年前に日本からフランスに来たと言う料理人のおじさんに武勇伝(?)を聞かされてしまいました。その間上着を忘れてただでさえ凹んでいる友人は1人地元民の視線にさらされて行き場のない思いを抱えていたようです。ごめんなさい。
 さてさて、バスの時間になったので乗ろうとした所、運転席の脇に見覚えのある色。・・・案の定、彼女の上着でして。周回バスだったんですな・・・。

 そうこうしてようやく辿り着いた目的地。降りてすぐ「マーグ財団美術館ってどこか分かります?」という日本人女性に声をかけられ、私らも行こうかと思っていたので一緒にお店で道を聞き、「10km先だよ」と英語でジョークをかまされつつ、語学留学をしに来ていると言う彼女と、計4人で坂道を延々登っていきました。美術館についてから別れたはずなのに次に行った所とか帰りのバスとか至る所で再会してしまいました。うーん、旅は道連れ世は情け(なんか違いませんか)。

 いきなり外国語で話し掛けられると、落ち着いてればある程度は分かりそうな話でもさっぱり分からなくなるもんですな。というか慌てすぎると言われているのがフランス語なのか英語なのかさえ分からなくなるってのは大いに問題があるような。

 本日のワンツー?ポイント仏会話:「ケスクセ?」 これは何?
                     「セ コンビヤン?」 いくらですか?


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