| CORKSCREW Diaries(米国編) |
2002年8月25日 スタヴァンゲル 疲れていたのにも関わらず朝早く目が覚めた。6時50分。 そうは言うものの日本時間に直したら昼の1時50分。そりゃあ目も覚めると言うものだ。 かなり爆睡した。疲れ切っていたものなあ。 本日の予定はリーセフィヨルド。 そこにある海抜600メートルの高さにそそり立つ岩なのだ。「教会の説教壇」って言うのがプレーケストーレンの意味なんだそうだ。ま、意味なんてどうでもいい。地球の歩き方に乗っている写真を見て、そのすごさに驚愕してしまってから、ここは絶対に行く! と決めていたのだ。だって写真見ただけでもすごいんだもん。外す訳にはいかないでしょう。 プレーケストーレンからの眺めは絶景と呼ぶに相応しく、そして其処に至までは二時間ほどの山歩きをしなければならないと言う初日からハードなスケジュールなのだが、ま、日程的に厳しいから仕方ないね。 しかし高級ホテルなんて滅多に泊まったことがないから勝手が分からん。今井くんは風呂の湯を溢れさせるし。しかし何処にも排水溝が見あたらないこのホテルの風呂!!! おかしい!おかしすぎる。まあ万が一の時に保険はかかってるけど。 水浸しの浴室じゃ用を足すのも苦労するんだけどなあ。 それにしてもこんな高級ホテルあんな深夜に来ただけでは勿体ない。 とかとか思いながらも贅沢は敵なので出来れば、移動を企む我々(と言うよりも僕)であった。まあともあれ予定はカツカツなのだがインフォメーションは九時にならないと開かないからそれまでは食事でもしながら待つ。 朝食は当然の如くバイキング形式であった。北欧の物価は死ぬほど高いのでお腹一杯に食べる。うーん、しかしすごいね高級ホテル。朝食の種類とかも違いすぎる。フルーツも盛りだくさんだし、ベーコンもハムもチーズも何種類もそろっている。素晴らしい。 ま、値段を考えると当然なんだけどさ。 美味い! 最高! さすがにヨーロッパは朝食に限る! しかし最初からこんなに高級ホテルは絶対失敗だよなあ。最後ならともかく・・・ 朝食にかなり満足した後、インフォメーションが開くのを待って向かう。ホテルを変えるかどうかも考えなきゃいけなかったのだが・・・ が、が、なんと、プレーケストーレン行きのフェリーはもうすでに出てしまったとのこと。いや、正確に言うならば、プレーケストーレンの麓に向かうバス(観光客用)がもう既に出てしまったそうなのだ。ガーン(x_x;) 今回の旅二度目である。 プレーケストーレンに行く為にはまずはタウと言うところまでフェリーで渡って、そっからプレーケストーレン・ヒュッテと言うプレーケストーレンの麓までバスで行かなければならない。タウまでのフェリーは一日何本も出ているのだが、プレーケストーレン・ヒュッテに直行するバスは、あくまで観光客用と言うことで、一日に何本も出ていないのだ。タウからその先の街までバスで行って、そこから先はタクシー使っていくしか無いわね。とインフォメーションでは言われた。 しかしこれは致命的。どうすんねん。昼過ぎにバスは出るのだが、それではスタヴァンゲルに帰ってこれないのだ。ううむ、どうしようかこれ。 とりあえずはRADISON SASホテルに今夜も泊まるしかないね。 宿を移動している場合じゃない。しかしどうするよ〜。 と、途方に暮れているところに、同じようにしてフェリーを乗り過ごしたドイツ人グループが、タクシーをシェアして一緒に行かないかと声をかけてくれた。本当? 困ってたんだよ。ダンケシェン! 困ったときは本当にお互い様である。喜んでこの申し出に、便乗させて頂くことにしたのであった。ううむ、思えばこれが今回の旅の試練の始まりだったのかも知れないなあ。 旅の技術ってのはそれなりに持っているつもりなんだけど、やっぱりこう言う窮地に陥ったときって困る。ドイツの人たちがいなかったら僕らどうなってたか分からないものなあ。ま、とりあえず10時10分発のフェリーに乗るという約束をして一旦ホテルに戻る。一日同じ価格で延長はOK! これで今宵の宿は確保したから安心だ。 かくしてフェリーに無事乗ってタウまで向かう。船って言うのは楽しいね。 北欧は寒い寒いと聞いていたけど、8月の終わりのノルウェーはそれなりに暖かい、って言うか暑くって、セーターとかちゃんと持ってきたのに全然必要なかった。しかしちゃんと辿り着けるのだろうか・・・ちょっと心配だ。ま、タウまでは問題無く着くだろうからね、なんとかなるでしょう。 が、ここでも何ともならず。 タウからのバスが、無かったのだよ。と言うのも今日は日曜日で、バスの本数が全然無かったって言う訳。北欧の土日は本当に極端に街は静かになるんだよねえ。旅人には辛い。困った困った。 と軽く言っていられる状況では全く無い。だってバス無いんだもの。次のバスを待ってたら今日中に戻れなくなる。もし我々ふたりとか自分1人だったらパニックに陥っているだろうなあと思われる。絶対。 が、ドイツの皆さんはさすがと言った感じで、ちょっと歩いた先のコンビニに行って、電話して8人乗りのタクシーをチャーターしたのだ。向こうの人も5人もいるんだから、なんでわざわざ二人連れの僕らを誘ってくれたのか分かんないけど、本当にこれは助かった。多分僕らだけではどうすることも出来なかっただろうね。フェリー乗り場にはタクシーなんて全く止まってなかったし。タクシー呼び出して連れていってもらうなんてこと出来ないわ。第一そこまで英語で説明できるかというとかなり怪しい。 それにしても8人乗りのタクシーなんて外国にはあるんやなあ。 ってワゴン車なんだけどね。 外国人の行動力の違いを見せつけられた気がしたよ。とても僕では考えつかないもんなあ。この人たちが僕らを誘ってくれてなかったらもうプレーケストーレンに行く事はあきらめてたね。ラッキーとしか言いようが無い。 道中、折角だってんで、ワールドカップでドイツの試合を観てきたと言うことを言ってみたんだけど、僕が話してみた人はそれほどサッカーに興味が無いみたいだった。残念。向こうも5人組の集団だし、こう言う時に交流ってのはしにくいよね。難しい。 かくして無事にプレーケストーレン・ヒュッテに到着。 1人あたり72NKR。これぐらいで済んだのは大勢で来たからだろうなあ。 ダンケシェンと告げて、ここから先は別々にプレーケストーレンに登る。帰りのバスは4時頃。後5時間はあるから十分往復可能だろう。 で、プレーケストーレンに登山の巻なのだが、これ、思った以上にハードだった。聞いてないよこんなにハードだなんてさ〜。トレッキング? 否! 山登りだよこれ。 地球の歩き方には片道二時間、そして現地の標識には一時間半かかるってあったけど、 それ相応の時間はかかりそうだわ、こりゃ。 大抵こう言うところの表示って標準時間より多めに書かれているものなんだけどさ。無理だこりゃ。 それとも一時間半というのはカラダのでかい欧州人向けの標準時間なんだろうか? 僕らも頑張って歩き続けているんだけどさっきのドイツの若者たちに追い抜かれる。くっそ、足の長さの違いか!(笑) でもドイツの人ってなんか思ったより案外陽気なんだなあ。寡黙で質実剛健なゲルマン魂、ってただのイメージで、アバンギャルドな感じの人も結構いる。仲間で大笑いしている姿を見て、なんかドイツにすごく親近感を感じてしまった。こっちは寡黙な日本人ってそのままのイメージだったのだろうけどね。 こんなところまで出かけてくる日本人も全然いないと思い気や、結構来ていたりする。 おっちゃんおばちゃんばかりだけど・・・若者いねえ。みんなツアーかなあ・・・彼らは我々の如くバスに乗り遅れたりすることもないのであった。ま、どこかでバスをチャーターしてるとは思うけど。 しかし暑い。暑すぎる。。。 いくらノルウェーが涼しいと言ってもそりゃあ山登りをしたら暑くなるに決まってるよなあ。欧州系の人たちはかなりの割合で上半身裸である。ドイツの若者たちも上のTシャツ脱いでるよ。さすが。 女性もビキニの上だけって人は多い。それも若い若くないを問わずに。いい眺めだ(笑) で、僕らもやってみる。おおっ、これは涼しいではないか。 やっぱり外見を気にしたらあかんね。 外国人はお腹が出ていようがそんなの全く気にせずにいるじゃないか。 欧米人はとくかく、実用的だ。 暑いと思ったら外見は気にせずに脱ぐ。モデルでもないかぎりたぶんそれほどファッションにもこだわりをみせないのだろうか。だからフットワーク軽く行動することが出来るのだ。 日本で山登りして暑いからってシャツ脱いだら結構奇異の目で見られること必至だね。 それがどうしたって言うのだ。 しかし現実として上半身を脱いで歩いている日本人は我々二人だけだった。 ま、若者がいなかったって言うのもあるんだけど。 もっとこう言う実用的な部分を見習うべきであると激しく思う。 関係ないが、他の地域では結構いる中国韓国系はここにはあまりいなかったなあ。 ノルウェーまで伊達と酔狂で来るのは日本人ぐらいなのかな。 ま、結構ハードな道のりだったけどやっぱり二人で行くとそれなりに気楽だった。 旅は道連れ、世は情け。今井君には感謝感謝でございます。 と言うことでプレーケストーレンに遂に到着した。すごい。 観光地だから人も沢山いたけど、ここはまさに絶景。 このすごさは、来た人にしかどうやったって分からないだろう。 突き出した岩には、安全のための鎖とかで囲まれているとか言うことはなく、身を乗り出して下をのぞき込むことも可能。600メートル下の海面を見ていると吸い込まれそうになる。 プレーケストーレンの上で、裸の男二人で記念撮影。 日本人の女性に頼んだ。彼女がこの上半身裸の日本人をどう思ったかは不明。 外国にまで来て日本の人に日本語で頼むって言うのはなんか不本意なんだけど、 ちょうどタイミングよく居合わせたので頼んでみました。ありがとう。結構いい写真だったね。 セミヌードを公開してしまえ! そうやって後は帰るだけ。山登りって言うのは案外下りの方がしんどかったりするんだけどね。 しかし初日からこんなにハードなことをしてしまって良かったのだろうか。すでには足はガクガクしているのだけど。で降りるときに思ったのは、こんなキツい所登ってきたんだなあ・・・と言うこと。 やれやれ。よく来たよ。でもそれだけの価値はあったんだけどね。 行きに比べると余りにも書くことが少ない帰り道。 ま、ひとつあるとすると、真っ黒な服着ておよそ山登りするとは思えないような人(しかも東洋系)とすれ違ったって言うこと。ちょっと気味が悪かった。自殺でもするつもりだったのか? ひょっとして。 プレーケストーレン、あんなところから飛び降りたら一発で死ねるだろうね。 案外ノルウェーでは有名な自殺の名所なのかも知れません。 自殺するために二時間も山登りはしたくないけど。 帰りのバスには十分間に合った。結局昼食はカロリーメイトで済ませてしまったなあ。 レストランで何か食べても良かったのだがハンバーガーが1500円とかとか言った値段。もういいわ。 物価の高さだけは本当にどうにもなりません。 ちょうどドイツの若者たちも帰ってきている。みなさんお疲れさま。 疲れたね。まさかこんなにハードとは思わなかった。 まあ、プレーケストーレンだけは本当に上手く行けるかどうか心配だったから、無事に辿り着けてよかった。今君に素晴らしい世界が見えますか? 元来た道をバスに乗って、船に乗ってフェリー乗り場まで戻る。 フェリー乗り場にフェリーはまだ来ていなかった。しばらくぼんやりしながら船を待つ。 次第にフェリーに乗るために車やバイクがやって来る。 そう、ノルウェーではフェリーと言うのは本当に重要な交通手段となっているのだ。 フェリーの中で先程写真を撮ってもらった女性と再び出会ったので話をした。 一ヶ月も旅をしてるんだって。すごいなあ。 10日間なんて本当に短いよなあ。羨ましい。 スウェーデンの話を聞かせてもらって、すごく楽しい一時をすごす。 いいよねえ旅人同士の会話って。 別に若い女性だったから話した訳では決してありません。 今井くんに言わせるとこれもナンパなのかも知れないけど。 でも旅人同士の会話は本当に楽しい。 想像力とか、感性とか、そういったものをすごく刺激されるんだよね。 スタヴァンゲルに戻ると6時。 当然の如くまだまだ外は明るかった。 日本時間はすでに夜中の1時。正直言って眠いことこの上なかったのだが、 もう少し行動してみようと言うことで、パンフレットの表紙に載っている剣の形をしたモニュメントに行く事に。正確な名前、よく分からなかったのだが、とにかく写真を見た瞬間すごく気になったのだ。 教えてもらったバス停からバスに乗って、15分ぐらい乗っていたら辿り着いた。 しかしどうも教えられたバス停が間違っていたのかそれとも間違って降りてしまったのか、かなり手前だったらしい。そして例のごとく道に迷う。 もう少しでノルウェー軍の基地みたいな所に入ろうとしてしまう。 衛兵さんがどうみても怪しい東洋人旅行者の僕らにまで敬礼するので、これはヤバいと思って退散。 その後民家の人に道を聞いて辿り着いた。 農地の脇道みたいなところをすり抜けて、歩いたら、そのモニュメントは見つかった。 歩いた道はノルウェーの牧歌的な風景で、それがすごく良かった。 モニュメントの周辺は公園みたいになっていて、そこでフリスビーをしていたり、犬の散歩をしていたり、ああそうだ、今日は日曜だったんだなあってことを改めて実感。 こう言う風景ってとても好きだ。 穏やかな気分になれるもの。 そうして、スタヴァンゲルの夕陽が沈むのを見届けて、またホテルまで戻ってきた。 ハードな一日だったけど、とても充実した一日だったなあ。 明日はスタヴァンゲルを朝発って、そしてベルゲンに向かうのだ。 |
It's Scandinavian! 北欧旅行記初日 2002年8月24日 関空→フランクフルト→オスロ→スタヴァンゲル 旅に出ることは僕の人生の中で大きなウェイトを占めるものとなっている。 それを以ってして僕は僕らしくいられる訳であり、それを求めるためにまた僕は旅に出るのである。 旅は、憧れの北欧に憧れのルフトハンザドイツ航空(以下LH)で行くことで始まる。 今回のパートナーは今井くん。かなりお金のかかりそうな旅になると言うによくぞまあ付いてきてくれたものだ。多謝である。まあ旅のコーディネイトはほぼ僕がすることになりそうなのだが。 昨年のアイスランドから数えてはや5回目の海外。まあしかしいくら上司を蹴飛ばして鬼のように休みを取っては海外に出てるとは言え、さすがに10日も休みを取れるのは夏休みぐらいなのだ。アジアぐらいならともかく飛行機代だけで10万円以上かけて欧州に行けるのはこの機会を利用するぐらいしかないなあ。。。 北欧ってトコは昔からすごい憧れの国々で、昨年も欧州に行こうと言う話が出たときに真っ先に「行きたい」と思ったのが北欧だった。川上はんの反対により却下されたけど・・・ いんやそれでもアイスランドはかなりごっつい所で非常に感動したのだが。 と言うことで、今年こそはリベンジである。 選択したエアラインはLHで。LH! もうどんだけ憧れたことか・・・ ドイツのカッコいい航空会社。そして高い。去年はバンコク経由で安く行ったのに今回はいきなり最上級になってしまった。(と言ってもYクラスだが) しかもしかも、オスロからスタヴァンゲルまではSAS(スカンジナビア航空)である。It’s Scandinavian! なのだ。これが心踊らずにいられない訳が無いのだ。飛行機オタクの道まっしぐらの僕にとっては「萌え」と言う感じである。しかも星組スターアライアンスだからまたもやマイルはしっかり溜まるのだ、えへへ。 この旅でヨーロッパ往復したらめでたく35000マイルを突破して北京上海韓国行きの無料航空券がもらえるのだ。よっしゃあ、貯まったマイルで普段は乗ることさえ出来無いANAでも乗ってやろうじゃん! フランクフルト行きの飛行機は午前9時50分発である。 と言うことはつまり7時50分が集合時間である。今回は朝も早いということでMKタクシーを使うことにしたのだが、我が家に迎えに来る時間、なんと朝の5時20分である。早い。早すぎる。 早めに寝ようと思って、睡眠導入剤デパスを前日の夜は飲んで寝た・・・と言うか、寝ようとしたのだが、困ったことに緊張のためか、興奮したためか、デパスを飲んでも寝られず。 うーむ、僕の緊張具合はデパスに勝つぐらいか・・・あほじゃあほすぎる。子供みたいだね全く。 ま、やっぱりと言うことであまり寝られないまま夜を過ごしてそのまま関空に向かうことになったのだった。 夏休み最後の土日とあって関西空港はすごく混んでいた。 いつもは平日に出発する僕なのでこんなにだだ混みの関空、初めてだ。 今井くんとは関空で待ち合わせ。今井くんの方は彼女がお見送りに来ていた。ええのう。 彼は小学生が遠足に持っていくようなリュックで来ていた。うーんびっくり。大丈夫だろうかコレ。 クレジットカードも持ってきてね♪と持ってきてもらったのだが、彼が持ってきたのは、なんとJCBだった。うーん、ヨーロッパでJCBってどれぐらい通用するのだろう・・・? しかもチェックインカウンターでは、BordingPassはオスロの分までしか出なかった。 「ルフトハンザは3枚出すと言い切りました」ってギャレトラベル(旅行会社ね)では言ってたけど、やっぱり駄目だったか・・・ LHのカウンターはANAが兼ねてたんだけど、なんか地上職員の対応は死ぬほど悪い。忙しかったからかもしれないけどさ〜、なんとかならんかね。 ま、確かにオスロ→スタヴァンゲルはSASだからホントかよって思ってたけどさ。 荷物は無理矢理機内持ち込みにしてもらった。乗り換え多いし。 ロストバゲッジなんかになったら泣くに泣けない。 いくらLHが信頼性が高いとは言え、ロスバゲはある一定確率で起こるもんなあ。 なんとなく前途の多難さを予感しながらこうして僕らの旅は始まる。 出国前のバゲッジチェックでは長蛇の列が出来てるし・・・かなり慌てて搭乗口に出かけることになった。 やっぱりまったく以ってアホとしか言いようが無い。 機内は混んでいた。と言うか満席だった。 さすがは欧州随一の利便性とネットワークを誇るLHだけのことはある。 儲かってしょうがないのかどうかは知らないが、この6月からLHは日本線をエアバス340からボーイング747に変更になった。何書いているか分からないかもしれないけど、要するにボーイング747の方がたくさんお客さんを乗せられるってこと。 しかし747になった時点で席配列は3−4−3になって、 思いっきり我々ふたりは窓側に押し込まれることになった、うう。 これもエアバスから変更になった時に予想していたことだったんだけどさ〜、やはり予想通りだった。 エアバスだったら席配列は2−5−2なのだ。まあ真ん中に押し込められたら最悪なんだけどね。 昨年はバンコクまで5時間、そしてバンコクから12時間と言う死にそうな目にあったのだが、 今回は欧州直行便、フランクフルトまでまっすぐ飛んでくれるのは非常に有り難い。 とは言えフランクフルトまでは11時間45分。コレ、鬼のような長さである。 しかもわれわれ二人は3人がけの椅子の奥に突っ込まれてしまったし。 (あのANAカウンターでは通路側にしてくれなんて死んでも言えなかったわ) 死ぬほど狭い。バンコク経由の時も地獄だったが今回も地獄だったが今回も大抵地獄である。 まあまだ短いだけマシか。マシって言っても10時間も有るんだけどさ。 LHにはYクラスにパーソナルモニタなんてもの付いていやしないし。 いやいいのだ。そんな機内エンタテイメントや食事に金かけるよりもきちんと目的地に安全に到着する。そんな所に重点に置いている質実剛健なLHが僕は大好きです。フライトアテンダントも目茶目茶親切だし。ルフトマンセーとか言いたくなります。本当に。 とは言え機内食、思った以上に美味しかったルフトハンザ。 マグロ丼と豚肉のゴマダレ和え。 どうせ欧州行ったら死ぬほど米の飯が食べたくなること必至なので、今のうちに日本食を食べておくのだ。今井くんはさっそくwestern foodを食べていたけど大丈夫か? 後で後悔しても知らないよ〜。 まあ、食べることぐらいしか楽しいこと無いからね。 寝ようと思ったが、なんかやっぱり飛行機内は寝られなかったのだ。 空いてる飛行機で横になって眠りたい! とかなんとか言ってるうちに(やっぱり10時間はとても苦痛だった)やっとのことで飛行機はフランクフルトに到着した。定刻通り。さすがルフトハンザ! フランクフルト空港は巨大な空港としてとても有名なんだけど、 トランジット自体はそれほど苦労せずに済んだ。 次の便名を確認して、そこのゲートに向かうだけでいいのだ。 ゲートAだったらまっすぐそこを目指して行くこと。 別に英語が話せる必要性など全く無い。と言うことですぐにゲートに到着した。早いよな。 ゲート周辺にはもちろん誰もいなかった。 なんか食べたりしたかったけどお金(ユーロ)も持ってないしあ。 現地時間は14時30分。日本時間は午後9時半。7時間の時差と言うのは大きい。 これから飛行機乗り継いで最終目的地スタヴァンゲルに着くのは現地時間の9時半。 日本時間で午前4時半である。しかし初日に一気にスタヴァンゲルに行くことが出来るのは大きい。 電車で移動したらなんせ8時間かかる距離なのだ。移動だけでほとんど一日終わってしまう。 とは言え日本時間午前四時半はきついよなあ・・・この時点でもうすでに9時半だもんなあ。 そしてフランクフルトの空港は静かだった。 喧騒に満ちたヒースロー(ロンドン)に比べてもとても静かだった。 オスロ行きの飛行機に今から乗り込む日本人、いや、東洋人は我々を除いて一人もいない。 ついに日本語が使えなくなるゾーンに突入である。 しかし飛行場の眺めは素晴らしいね。 フランクフルトだけにルフトハンザの牙城だけあってルフトの飛行機は非常に多いのだが、他にもエミーレーツ航空、チロリアン航空、ラウダ航空と言った日本に未就航(オフライン)の飛行機がいっぱいあって楽しい。(エミレーツは10月より就航予定) こういう所に来ると飛行機オタの本領発揮と言う感じだ(笑) フランクフルトからオスロまでは約2時間かかる。 飛行機はエアバス319−100 小さな飛行機だった。ビジネスクラスもおそらく無いんじゃないかなあ。 と言うことでここからは日本語が一切通じないゾーンに突入〜。 やっと旅らしくなってきたな〜。 オスロ行きの飛行機は空いていた。 しかしフライト時間は二時間と言うことで、しっかり機内食は出る。 本日4回目の食事。内容はと言うと・・・ ライ麦パンとハム・チーズ付け合わせは小エビとパスタのサラダだった。 ヨーロッパのチーズはやっぱり美味いねと、日本時間11時半と言う深夜?にも関わらず完食。 うーむうむうむ、やはり食欲魔人なのかもしれぬ。 ドイツ語で「ありがとう」は「ダンケシェーン」ってガイドブックには書いてあるのだけれど、 実際には「ダンケシェン」って感じだった・・・ような気がする。 いや分かんないんだけどさ〜、でも「ありがとう」ぐらいは現地の言葉で言った方が受けはいいですよ。 ちょっと恥ずかしいけどね。 そしてLHのフライトアテンダントはやはり親切だった。 LH、本当にいいんじゃないでしょうか? それにしても、食べることしか考えていないなあ・・・相変わらず。 機内食を食べた途端に眠くなった。 おやすみなさい。 ってここから更に長いのだけれども。 オスロに到着したのは17時。 日本時間ではなんと午前1時。 もう完全にグロッキー状態の我々だが、とりあえずは宿だけは確保しておかねばならない。 と言うことでまずはインフォメーションに向かう。 しかししかし、スタヴァンゲルは安宿が無いのか、 紹介されたホテルはRadisonSAS。SAS直営の?日本だったらホテル日航みたいなもんだ。 ちなみに、ふたりで795NKR。 インフォメーションのおっちゃん曰く、 「いいホテルだよ、この値段は安いよ」 ンなこたあ分かってんだけど、貧乏人の俺らに一泊日本円で7000円は高いよ、高すぎる。 とは言え選択肢は残ってないから、仕方なくSASホテルに決める。 7000円か〜 SASだしいいホテルなんだろうなあ。 でも相当身分不相応と思われる。 まあ、話に聞くとシーズンも終わりがけで結構快適に旅は出来そうな感じらしいし(どうやらそうでもなかったことが後で判明したのだが)なんとかなっか、って言う感じのお気楽ムードになる。 で、次はレンタカーのブースに寄ってみたりしたのだが、こっちは思った以上に上手く行かず。 スタヴァンゲルで借りてオスロで返すことにしたら、3日でなんと6万円もかかるのだ。 さすがにそれは無理だよなあ。ちょっとためらう。ちょっとどころじゃないよまったく。 これはどうにもならんかもなあ。 まあ、ワールドキャッシュは問題なく使えてお金は普通に下ろせたし、 宿も確保できたし、まあ何とかなったので良しとしよう。 どうにもならんのはこの眠気だけ。まあ真夜中だしな、仕方ねえよなコレ。 オスロの空港は思った以上に小さい空港だったが、近代的で綺麗な空港だった。 木で出来た柱がアーチ上に天井にある。 ここから先はスカンジナビア航空(これ以降SAS)に。うお、これまた憧れのSAS! 機内食は果たして美味しいのだろうか・・・? It’s Scandinavian! と、心は躍るが、眠気はもう最高潮。 今すぐにでも寝たい。 今回の旅で唯一乗ることになるSAS。 期待したのは勿論機内食だったのだが、 フライト時間35分では機内食なんて出るわけもなく、 チョコレートケーキにコーヒーと言うスナックで終わってしまった。 今回の旅での一番の目的?! これにて終了。 何が出てもどれだけ眠かろうとも美味しく頂くはずだったのにぃ〜。 こんな罠が待ち受けているとは思わなかったよ〜。 ちなみに乗った機体はMD81 マイケルダグラス社の機体は(既に乗ってるのかもしれないけど)初めてかもしれない。 国内線と言うのに結構混んでいたなあ。 ちなみにスカンジナビア航空のテディベアとか欲しかったのだが機内販売も特に目立ったものは無し。 しかし完全に死にかけだね。まあ日本時間を考えたら仕方が無いか。 スタヴァンゲルの空港にそうして着いたのは午後9時過ぎ。 完全に頭も回ってません。 市街地に行くエアポートバスの姿も無し。 どうしようもなし。普通の路線バスも無かったし。 これだけ頭が回っていない以上どうしようもなくって、タクシーを使って市内まで出た。 タクシー高かったなあ〜 メーターくるくる回ってたもん。 結局ホテルまで4000円ぐらいかかってしまった。高い〜!!! 初日からこんなにお金を使っていいんでしょうか? 使い過ぎじゃないんでしょうか? ホテルもさすがにSASホテルだけのことはあって、豪華だった。 夏料金ってことで安かったのは確かなんだけどね。 しかし夏場はハイシーズンだから稼ぎ時の筈なのに、何故夏料金は安いのか疑問でならない。 レンタカーが高かったのはハイシーズンだったからと信じてるんだけど・・・ 何処で聞いたら分かるんだろう? まあ高級ホテルに安く(それでも高い)泊まれたからいいじゃないかと言われそうだ。 それにしてもあまりにも眠い。眠すぎる。 と言うことで今日はもう寝る。 すぐに深い眠りへと僕は落ちていった。 |
明日は5時20分にお迎えが来るってよ奥様。 超早いじゃん、もう寝なきゃ。 の割に日記を書いてる私で御座居ます。 今から寝ようったって多分無理。 そのために今日はデパス(睡眠導入剤)を頂いてきました。 使い方、間違ってる? ひょっとして。 なんだか興奮して眠れないのです。 しかもここ一週間。 小学生みたいです。 昨年9月から一年で5回目の海外というのに。 (オマエホントに社会人かと言うツッコミは無しにしていただこう) ホントに寝られないんです。 今回の予定は 24日 関空-フランクフルト-オスロ-スタヴァンゲル 25日 リーセフィヨルド 26日 スタヴァンゲル→ベルゲン 27日 ベルゲン→ガイランゲルフィヨルド→ラールダール 28日 ラールダール→オスロ 29日 オスロ 30日 ストックホルム 31日 ストックホルム 01日 ストックホルム→フランクフルト→帰国 ってな予定で御座居ます。 インターネットが出来れば日記も更新する予定です。 出来ればね・・・なんとなくそんな余裕はなさそうです。 旅日記は勿論制作しますので乞うご期待! ♪サニーデイ・サービス「旅の手帖」 |
って言うのはケチって言うことを昨日英会話で教えてもらいました。 いいじゃんケチだって〜。 コンビニなんかで物は買わない。 スーパーは閉店前を狙う。 当然じゃん。 生活の知恵と言っておこう。 今日もダイソーで旅行用目覚ましと衣類圧縮袋を買ってきました。 ダイソーすごいね、方位磁針や南京錠まで最近じゃあるんだもの。 方位磁針が無いともう旅になりません。迷うもん。 SQでもらったアイマスク、無事に出てきました。よかった〜 荷物のパッキングもだいたい終了です。 古本屋に行って、読む本を買ってきました。 小松左京とモーリス・ルブラン、隆慶一郎。 でこれは書店で買った、ローマ人の物語・ハンニバル戦記。 ハンニバルのカッコ良さには泣けますね。 と言うことで、いよいよ出発は明後日。 TO THE WORLD ver5 北欧編はもうすぐです。 写真いっぱい撮るぞ〜! |
SQに乗ったときにもらったアイマスクが無い。 一緒にもらったトランプとか絵ハガキとかどうでもいいものはあるのに。 何処やったんだろう? あると思ったものが無いとすごく苛立ってしまう。 100円ショップで買ったらええやんとか言われそうだけど、 なんか折角あるものを買うのは正直シャクにさわる。 まあ僕も元バックパッカーなのです。 最近はそれなりに短期での旅行しか行けないので、 コロコロ車を脱着可能な3ウェイに換えたのだけど。 (無印で購入。脱着式のカートを合わせて13000円は結構高い) これいざとなったら背負えるし、なかなか便利なのです。 宿はもうインフォメーションで取ることにします。 何とかなるでしょ。 たぶん。 |