| CORKSCREW Diaries(米国編) |
Today I arrived at Stokholm. it is very beautiful city. but...I droped my digital camera and guidebook. a littlebit be broken. I am shocked. there are many troubles in this travel,too many. everything is challenge,but... Tomorrow is last day,I wanna try to enjoy last day,if possible... |
Hello! can you see a wonderful world? from Oslo Norway. Sometimes travels are so difficult, because I missed train,Icoundnt make booking. hu-... I often tired because of difficulty. but maybe I can return,and Ican write my diary again. see you! I am lookng forward to seeing you again |
とりあえず初日からでは無く書きたい日から書きます。 ラールダールの朝は早い。 宿のご主人は朝早くから仕事に出てしまったと言うことで、残された我々はのそのそと遅めに(とは言っても7時半ぐらいだが)起きて朝食の準備をする。 今回の旅で唯一朝食が出ない日になった。 まあそりゃあそうだ。宿の御主人も我々と残り数名(らしい)客のためだけに朝食を作るのも大変だってもんだ。という事で、朝食は昨日と同じくサンドイッチである。この調子で行くと昼食もこのまま行ってしまいそうだ。ちょっとだけ残ったサーモンを使って朝食はサーモンサンド。 昨日の夜はなぜか食欲が無かったが、今朝はそれなりに食欲はあった。 しかしそれにしてもパンも相当飽きてきたよなあ。 昼食もサンドイッチ。二日連続でサンドイッチ。たぶんこれだけになるであろうと思われる。 ハムとチーズとパンとキウリで作る。 北欧のハムとパンとチーズ。 美味いんかって言われるともうどうなんかわかんなくなってしまっているのが現状。 美味しく頂いた後は、SANDEN ペンションを後にした。 この宿は本当に良かったなあ。 ラールダールには何も無かったけど。 ワイルドサーモンセンターに本当は寄りたかったのだが、今日のオスロ入りの事を考えて、 朝一番のバスに乗り込む事にした。40分ぐらいでフロムに着いてしまうらしい。 フロムからフロム鉄道に乗り換えて、そして鉄道に乗ってオスロに向かうのだ。 フロムまでフェリーに乗ったら2時間ぐらいかかるという事だが、バスだったらわずか40分。短いなあ。 24.5kmのトンネルをくぐっていくのだ。ずいぶん長いトンネルだった。 すごい長かった。本当に今回は電車ありバスありフェリーあり山あり谷あり湖あり海ありトンネルありなんでもありだ。ってトンネルの中じゃ寝てたけど。 そうそう、今回のバスでもちゃっかり学割を利用。悪魔とでもなんとでも言いやがれってんだ! フロムに着いたのは9時半を少し回っていた。すぐに次の電車に乗り込んでも良かったのだが少しフロムの駅を回ってみる事にする。どうせもう一本後の電車でないとオスロに向かう特急に対する接続が無いのだ。オスロの宿が取れないかと思ってフロムのインフォメーションに聞いてみるけどやっぱり駄目だった。使えないなあインフォメーション。自分トコのテリトリーしか駄目って言うのも困るんだけど。 フロム鉄道のポストカードとかを買ってたら一時間半なんてすぐに過ぎてしまった。 そしてフロム鉄道でミュルダールの駅に向かう。高低差がかなりある坂をこのフロム鉄道は進んでいくのだ。まあ観光鉄道と言えばそうなんだけど、景色は大変素晴らしかった。写真をもっと撮ろうかと思ったが、電車内なので写真を撮ることはあきらめる。 途中、ミュルダールの大滝で写真撮影のため一旦停止。ここぞとばかりに写真を撮る。 ここの滝は大変素晴らしかった。すごいカーブの急勾配を這うようにして電車は進んでいく。 噂には聞いていたけどなかなかすごかった。 一時間弱の時間乗った後、電車はミュルダールに到着した。 ミュルダール駅はノルウェー内で一番高地にある駅として有名である。 高地の上に雲に覆われていて非常に寒かった。僕らはここで12時30分発のオスロ行きの電車に乗るのだ。待ち時間は15分。待ち時間15分じゃあ大したことは出来やしない。 そうしてノルウェー国鉄に乗った。 ここからオスロまで5時間。気が遠くなるような距離だ。 今回の旅は、予想はしていたもののものすごく移動が多い。 移動!移動!移動!で目が回る。 食堂車を探してみたけどどうも見つかんないし。一体何処にあるのやら? 結局昼食は僕お手製のサンドイッチで終わってしまった。 もうサンドイッチ食べ飽きた〜、米の飯食べたい。 コレ、かなり心の叫び。何とかならないかなあ・・・ ノルウェー国鉄のベルゲン線と言ったらスカンジナビアでも屈指の景観を誇るってことで、 最初は目を皿のようにして見ていたが、どんどん眠くなって行き、しまいには眠りこけてしまった。 うーん、所詮自分で運転しないと駄目なのかなあ? 車窓から見た高原の風景は確かに素晴らしくって、こんなところを自分で運転してみたかったなあととても思う。外国のドライブは多分何とかなる、去年なんとかなったんだから。 これは6万出してみても良かったのかなあ・・・今井くんさえ運転に問題が無かったのならば良かったのかも知れないんだろうけど。 小一時間ぐらい眠って起きてみたら周りの風景は多少変わっていた。 相変わらず湖とか海とかが広がる。綺麗な異風景だった。 ただ綺麗な風景ってのも飽きる。 5時間移動ってのも結構しんどい。 持ってきた「ローマ人の物語」も読んでしまって読む本は無く、 電車の中でハガキを書いた。一気に4枚。 オスロに着いたら早速出すことにしよう。 今井くんに「出さなくてもいいの?」って聞いたら、「いい」そうだ。 そっか〜。旅先からのハガキは結構嬉しいものなんだけどなあ、男女を問わず。 午後5時半到着予定だったのだが、 なかなか到着しそうにないので車掌に聞いてみると、「遅れている」との事。 やれやれ。困ったもんだ。 インフォメーションはちゃんとやってんだろうか・・・ 午後6時前にようやくオスロに到着した。 北欧では午後6時なんて時間はまだまだ全然明るい。 こっちで言ったらお昼の4時過ぎぐらいの感覚だ。 インフォメーションは幸いにして空いていて、今宵の宿を紹介してもらう。 駅から近所の宿だ。まあ今日はまだいいのだ。問題は明日の宿なんだよなあ。 相変わらずホテル紹介のブースは旅行者でやたらと混んでいた。 地図を貰って歩いてホテルに向かう。 今までの田舎町モードから一気に都市に入るとちょっと眼がくらくらする。 初めて歩く街って言うのは距離感がつかめないから困る。 地図と方位磁針を片手に歩く。 なんだかかなりお疲れモード。 って言うか明日の移動を考えるとちょっと鬱になる。 移動はまだいいんだけど明日のストックホルムの宿は果たして見つかるのだろうか・・・ 日本で予約をしようと思ったら全然埋まってたし・・・ 野宿とか、そんなことはないよねえ、まさか。 おまけに予定じゃ夜中に着く事になってるし・・・ 何はともあれホテルにチェックインした。 一晩1人275NKR。朝食は付いてくる。 まあこんなもんか、ドミトリーっぽいけど相部屋になるのかどうかだけど心配。 チェックインの際パスポートを投げつけられた。 感じ悪いなあ受付の女性、なんだか。 どうもインフォメーションとかも忙しいからか対応、悪い。 こんなモンなの北欧って? 部屋はまあ普通だった。 テレビもついてるし、部屋の中にお風呂もあるし、悪くない。 ここも予定では一晩だけだし、まあそんなもんかと言う感じ。 とりあえずは夕食を食べに行く。 今回さんざん辛酸をなめさせられた「地球の歩き方」だが、 一応まあ情報を信用して、カールヨハン通りのデパート「パレー」の地下にあるフードコートに。ここならファーストフードみたいな感覚で世界各国の料理が楽しめるのだ。 ホントは米の飯が食べたいとか思っていたのに、 なんとな〜くパスタにしてしまった。 三食のパスタ。ペンネとボロネーゼとカルボナーラ。 それで88NKR日本円で1500円ぐらい。 量的には結構あったけどとても1500円も出すようなもんじゃなかったなあ。 大体パスタちょっとのびてるし。 のびた麺ほどまずいものはありませんぜとパスタを茹でさせたらちょっと小うるさい僕はおもったのだった。今井くんは食べて一言「美味い!」とのたまっておりました。 そんなもんかなあ、どうなんだろう。 僕的には、「あ〜意地張らずに中華にしとけば良かった」って感じでしょうか。 やられた! もう何とかして。 まあそれでもお腹はふくれた。 腹が減っては戦が出来ぬって言うけど確かにそうだよなって実感。 で・・・仕方がないのでストックホルムは直接電話してホテルの交渉を行うことにする。 電話での宿の予約って滅茶滅茶緊張するんだよ。 ものすごく神経をすり減らす。しかもこれ、国際電話だし。 僕らからしてみりゃノルウェーもスウェーデンもそんなに変わりはしないんだけど、 そりゃあ全然違うんだよなあ、住んでる人にとっては。 で、何軒か電話をしてみたが、何処も取れない。 いや、明日の予約は行けるのだが、3日連続ってのは不可。 3日連続で取れなきゃ意味ないんですけど。 しかもこのときは8時ぐらいだったのだが、もう受付が閉まってるところも多い。 どういうことなんだ!? 1人で僕は神経すり減らしてる。 宿が無い、ってことは先が無いことであり、どうしたらいいか分からないこと。 後電話をしたユースは明日の9時から受付が開くとのこと。 もうそれに賭けるしかない。 なんだか本当に消耗してしまった。 ホテルの予約と言っても全部僕が英語で話すのだ。 窓口と違って電話は集中力がものすごく必要になってくる。 あ〜ダメ。ものすごく消耗してる。 なんで外国に来てまでこんなに消耗しなきゃなんないの(T.T) しかし今回は何もかもが上手く行かない。 個人旅行というのは上手く行けば150%、しかしダメな時は全然ダメと言う悪循環にはまってしまうのだが、どうやら今回はダメな時になってしまいそうだ。 あらかじめのホテルの予約はやっぱり非常に大切なのかも知れない。英語さえ出来りゃあ国際電話でもしてBOOKINGすりゃあいいのだ。やれば出来るってことがよ〜く分かったし。 はあ〜しかし今回は反省点が多いなあ。まあどうにもならないので今日はもう寝る! ぷんぷん。これでも旅行経験値はかなり上がってるはず〜、はあ〜。 日本に電話して泣きつきたいような気分だけど今日本は午前2時、こりゃあ無理だわ。やれやれ。 |
眠い! と言うのも昨日の夜はあまりよく眠れなかったのだ。 何せ久しぶりにドミトリーなんかに泊まっちゃったからねえ。 部屋は清潔で良かったのだけど、2段ベッドの二階はどうも揺れて眠れない。って言うか昨日までのRadisonSASが良すぎたんだよ。 贅沢すぎ。それにしても昨日までと落差が激しすぎるんだよなあ・・・ まったくもう。 強行日程四日目は、こうして始まった。 本日はベルゲンからラールダールの町に向かう。そしてなんとかラールダールからフェリーが出ていると言う話のウルネスに行って、世界遺産に指定されているウルネスの木造教会を見ること。 しかし結局のところウルネスの木造教会に関する情報はベルゲンでも得られず、 ラールダールのインフォメーションに持ち越しとなった。 うーん、えらいたらい回され様だ。困ったものだ。 まあとりあえずはラールダールに向かって僕らは進む。 そこまではフェリーも出ているのだ。 今宵の宿も確保しているし。 とにかく辿り着いてから考えよう。 どうせラールダールの村には午後2時過ぎにしか着かないのだ。 実はこの旅での一番の山場、4日目である。果たしてラールダールからウルネスの世界遺産の木造教会まで辿り着けるのだろうか。問題は山積みだ。とりあえずはホテルは確保した。ラールダールまでの道程は広がっている。が、その先は。。。とりあえずは行ってみなけりゃ分かんねえ。まあとは言えハッキリ言ってかなり辛そうなんだけどね。 とにかくまず今日はラールダールに向かうことだ。ラールダールに着いてから考えよう。 ラールダールに向かうルートは以下の通り。 ベルゲン→ヴォス(電車) ヴォス→グドヴァンゲン(バス) グドヴァンゲン→ラールダール(フェリー) コレ、フィヨルド観光の定番コースなんだよね、途中まで・・・ 普通の人はフェリーはグドヴァンゲンからラールダール行きじゃなくってフロム行きに乗るのだ。 そんでオスロに帰るって訳。 果たしてラールダールなんかに行ってしまう我々の運命や如何に?! そうして8時40分発の電車に乗り込む。ここから先は一般的な観光客と同じルートだ。そうそう、忘れてはならないのが朝食。やけに高い朝食チケットをゲストハウスで買ったのだ。(80nskもした) そんでどうせ大したものは出ないに違いないのになんだこの値段はとかとか思いつつ向かうと辿り着いたのはなんかとても高そうなレストランだった。しかもとても豪華な。家具とか内装もものすごく由緒ありそうな重厚な建物。。。ディナー食べたら万は行きそうなぐらいの所だった。 うーんこんなところで食事してもいいのかなあ。時間があまり無くって写真撮ってないのがとにかく痛い! で、朝食はいつもの如くバイキング。 ラディソンSASほどでは無いけどそれでもすんごい豪華なバイキングだった。 !!! いいこと考えた。 そして僕は・・・パンとキウリとチーズを挟み込んでサンドイッチを作ってそれを周りの目を盗んでナプキンでくるくるくる♪っと包んで昼ご飯を作成したのだった(笑) うう、貧乏旅行極まれり。しかし今日の昼はちょうどフェリーの中だからさ〜、どうせろくなモン食べられないもんね。それだったらお手製のサンドイッチでも作ったほうがいいじゃん。欧州のパンで作った特製サンドイッチ♪ これは美味い筈!!! 「ええなあ、俺にも作ってくれよ〜」と今井くんが言うので、ええい、作りましたよ。ただし今井くんのは特製でニシンのオイル付けとか赤カブとか訳分からんもの入れたろ。わはは、人に作らせるから悪いんじゃ。。。味の保証はしないぞよ。( しかし彼はその後、「美味い!」と宣いながら食べておったのであった。。。あんだけ訳分からんものツッコんだのにマジですか??) 貧乏だよなあ。 しかしこういう事やっている旅行者は決して僕らじゃないらしくって、 ヨーロッパの若者たちは結構やってるらしい、と言うのを後で新聞の記事で読んだ。 良かった〜。ワシらだけじゃないんだねえ。安心した。 みーんなビンボが悪いんだ。 しかし実際の話いくら豪華な食事でも3日も食べ続けると飽きてくる。だってパターン同じなんだもの。ヨーロッパはこれだから困るんだよなあ。もう既に銀シャリが恋しくなってきてる。と言うことでそろそろパンの食事にも飽きてきた頃と言うのも否定できない朝食だった。 時間ぎりぎりになってしまったがベルゲン駅には8時半には到着。レストランが駅のすぐ側で良かった〜。時間が無さ過ぎて買い物とか出来ずに終わってしまったのは非常に名残惜しいが。。。と言うことでこの旅で初めての鉄道に乗って、ガイランゲルフィヨルドを目指す。まずはヴォスの村まで行くのだ。 ローカル電車は観光シーズンと言うこともあり多くの乗客で溢れかえっていた。時間早かったし、眠い目をこすりながら窓の外の景色を楽しむ。まあ正直あまり外の景色を楽しむ余裕なんて無かったんだけどさ。列車が停車するたびに、外に出ては写真を撮ったりもする。高い山に囲まれた駅は風情があった。フィヨルドの脇を抜けて列車は進んでいくのだ。こういう風景を眺めていると、多少高くとも車使えば良かったかなあなんて思ったりする。車があればその都度止まって写真撮ったり出来るんだけど。なんか車窓だけを楽しむのが勿体ない。 電車に乗って一時間半、ヴォスの村に到着した。ここからバスでグドヴァンゲンに向かう。やっぱり観光シーズンだからか、バスは3台も出ていた。すごい。日本人の姿も多く見られる。ベルゲン→グドヴァンゲン→フロム→ミュルダール→オスロというフィヨルドを巡るルートはゴールデン・ルートと言われノルウェーでも最もメジャーな観光ルートだから致し方ない。今回我々はグドヴァンゲンからフロムに向かうのではなくラールダールに向かうのが他の人とは大分違うところだ。ってその後どうなるのかはかなり不明なのだが。 そしてバスに揺られて田舎道を進む。細い道を大きなバスが進んでいく姿はなかなか怖いものがある。対向車が来たらどうするんだよって心配になってくるぐらい、狭い。景色は相変わらず素晴らしいが、正直飽きて来たっていうのもあるかもしれない。見過ぎだね。 でも途中に寄ったスタルハイムのホテルから見たフィヨルドは壮観だった。すげえ。 山と山に囲まれた谷間に細い道が出来ているのが見える。日本ではこんな風景を見られるところは無いだろう。昔話で読んだ、「半日村」って言うのを思い出した。大きな山がそびえ立っていて一日のうち半分しか日が差さない村の話だ。その山を切り開いて、一日分の日が差し込むようになったというそんななんか信じられない話だった。 海辺の出身の僕にとってはなんか想像できなかった話だが、今これをみると分かる。確かにそう言う村ってあるんだろうな。山と山に日を遮られた村が。冬は一体どういうことになるんだろうか。 バスに揺られてようやくグドヴァンゲンの船着き場に到着した。 此処からはソグネフィヨルドをフェリーに乗って進むことになるのだ。 多くの日本人は此処からフロムに行ってそしてその日のうちにオスロに到着する鉄道に乗ることになる。 ぞろぞろとフェリーに乗り込む観光客達。 結構辟易するのはこんなトコロに来ても日本人は多いということ。なんだかなあ。 さすがに北欧まで来る物好きは年配の人が多いけど。 そりゃあそうだ。此処まで来るにはお金がかかる。ツアー料金も(パリロンドンミラノとかと比べたら高い) 来るとしたらやっぱり物好きだよなあ。。。。いや確かにそうなんだけどね(笑) フロム行きのフェリーにぞろぞろ乗り込む観光客たち。 そして、残り少ないお客さんがラールダール行きに乗り込んだ。 ラールダール行きのフェリーは静かにフィヨルドを進んでいる。 フェリーはとても空いていた。まあ無理もない。フツーの人々は此処からフロムに向かうのだ。ゴールデンルートってのはそう言うもので、それが最もスタンダードでオーソドックスなルートなのだ。 ラールダールに向かい、更にその先のウルネスの教会を目指す(しかも「地球の歩き方」のたった2行の記事をたよりに)スットコドッコイなんて我々ぐらいなものである。 当然の如く、船内に東洋人は我々以外にいない。 でもそれなりの数のお客さんは乗っている。聞き慣れぬ外国語も飛び交っている。 見てみると、どうやら地元民でもないらしい。 みんな荷物を船倉に置きっぱなしにしてる。 いいのかなあ。でもこののんびり具合が気持ちいいのだ。 犯罪とか無さそうなぐらいの田舎(と言うよりも本当に何もない峡谷だった) 夏の終わりとは言え此処はノルウェー、船上はさすがに寒かった。 しかし両岸にそびえ立つ絶壁は筆舌に尽くしがたいほど素晴らしい。 恐ろしいほど静かなフィヨルドを、エンジン音を唸らせてフェリーは進んでいく。 果たして、世界遺産のウルネスの木造教会は見られるのか? ラールダールは如何なる街なのか? 情報らしい情報は全くないまま我々は船に乗っている。 この旅最大の賭が吉と出るか凶と出るか、この時点では全く分からない。 取りあえず先のことは、考えないことにしよう。 此処から先は寝ていても必ずラールダールまでは辿り着けるんだから。 まあ先のことって言ったって、たかだか2時間先のことなのだが。 途中名前もよくわからない町に寄港し、 そしてフェリーはまた最終目的地ラールダールまで静かに進む。 ラールダールの町はガイランゲルフィヨルドの最奥部にあるのだ。 近づくにつれ不安は増す。 ウルネスの教会には辿り着けるのかも分からない。 ラールダールの地図も何もない。 唯一安心できるのは宿を確保してあることぐらい。 なんか今回の旅はこんなのばかりである。 安心ちっとも出来ない。 が、これもまた旅なのだよなあ。 時刻は午後三時前、ようやくフェリーはラールダールに到着した。 ラールダールは驚くほど静かな町・・・というより村だった。 四方を高い山に囲まれた、山間の村。 まるで迷い込んで偶然見つけた幻の村みたいだった。 こんな高い山に囲まれた場所を僕は知らない。 前を向いても後ろを向いても其処にそびえ立つのは高い山だった。 お日さまが半日しか当たらない村、「半日村」と言う話を思い出した。 船着き場にもインフォメーションはおろか、地図すらない。 取りあえず町の中心部に行ってインフォメーションで情報を仕入れなければならない。 が、町の中心部がどこにあるかすらわからない。 道を聞こうにも現地の人は何処にも見当たらない。 仕方なく、しばらく歩いたところにあるホテルでインフォメーションの場所を聞いて、 歩いてcitycenterに向かう。 町の中心部も、驚くほど何もなかった。 そして人もほとんどいなかった。 過疎って言うのはこの国でもやはり存在するのだろうか。 あれほど観光客が沢山いたのが嘘のようだ。 なんとか辿り着いたインフォメーション。 さすがに田舎のインフォメーションだけあってなんと、もう閉まっていた! 幸いにしてインフォメーションのスタッフが出てきて、 「ごめんなさい。もうここは閉めるので、私は帰るけど、近くのワイルド・サーモンセンターに行きなさい。そこのスタッフに聞いたら教えてくれるから」 何て言うか3時ぴったりに閉めて、帰ってしまうところがどうも公務員的な感じだが、 まあ仕方がない。外国に来て日本と同じサービスを求めるのが間違っているというものだ。 そしてワールド・サーモンセンターに向かう。 で、そこでいただいたお答えは・・・ 此処からウルネスに向かうルートは無い。とのことだそうだ。 ガーン(x_x;) でも、あ、やっぱり? って気持ちの方が強かったけど。 向こうで貰ったパンフレット等をいくら見ても何の情報も無いから、 そうではないかと恐れていたのだがやはり予想通りだった。 「世界遺産の木造教会のあるウルネスまでは、ここからフェリーで2時間」 たったこれだけの情報で此処まで来てしまった我々も我々だけど、 でもさ〜、ベルゲンのインフォメーションもこれぐらい教えてくれてもよかったのに。 とは思わなくもない。 って言うかノルウェーではユネスコの世界遺産なんて結構どうでもいいものなのかもしれない。 ああいうのを有難がるのはうちら日本人だけなのかもね。 かなり落胆している僕らにワイルド・サーモンセンターのお姉さんは、 「この近くにも木造教会あるわよ。それもかなりすばらしいよ。約束するわ。」 って言ってくれたので、まあそれを見に行くことに。 ワイルドサーモンセンターもちょっと気になったが、まずは本日のゲストハウスに落ち着こう。 電話だけして、場所が全然分からないので、その場所も教えてもらってまずはゲストハウスへ。 SANDEN PENSHONと言うのがその名前だ。 電話帳で名前だけ調べて電話して適当に予約を取ったという、なかなか恐ろしいことを我ながら為ている。 ゲストハウスはオールドタウンって言うか、まあ昔の街並を保存したような地区の中にあるんだけど、 ここにもほとんど人はいない。 なんか本当に寂しい村だった。ラールダールの村。 パンフレットの写真なんかには祭で人いっぱいだったりするんだけどなあ。。。 かくしてペンションに到着し、宿のご主人と晴れて対面。 トロールみたいな背の高い人だった。 なんだか巨人族の妖精みたい。背が高くて色が白くて、そして彼の話す英語はとってもスウィートだった。 今井くん曰く、「ホモっぽい」。。。こらこら。 しかし残念ながら僕も同じような感想を持ってしまったのだが(笑) かくして部屋に案内してもらい、 今から紹介してもらったボルグンスティーブチャーチ(木造教会)への行き方を教えてもらう。 バスはやっぱり数えるぐらいしかなかった。 しかも・・・本日のバスはもう終了していた。。。こんなんばっかりやなあ〜。 明日の朝行って帰ってくることにして、今日はもうワイルドサーモンセンターにでも行くか〜、 とかとか思っていたのだが、 僕等の雨に濡れた子犬のような痛々しい視線を感じたのか、 何やら電話をしてくれて、これから隣町に戻るご主人の友達に送って貰えることに。。。 いや、実はちょっと期待してたんだけどね。ラッキー〜。 かくしてスティーブチャーチに行くことに。 スティーブチャーチまでの道程は結構あった。 って言うか、かなり遠い。 道中はそれほど話すことも無く、車窓を流れる景色を眺めていた。 本当に何もない所だった。山と山の間を車はひたすらに進んでいった。 日本人はこんなところに来ないんだろうなあ。 そして僕はノルウェーの人の車に乗せてもらってこんなところまで来ている。 とても不思議な気がした。 車に揺られて30分ほど乗ってやっと到着。 送ってもらったおじさんにお礼を言って下ろしてもらう。 時刻は5時半。 スティーブチャーチの門は残念ながら閉まってしまっていて、 教会の内部に入ることは出来なかったが、 外から眺めるだけでも本当に素敵な教会だった。 ノルウェー独特って言うか、なんとも言えない味がある。 黒い外観は気を燻して作ったのだろうか? ワイルドサーモンセンターのお姉さんが、「素敵な教会よ」って言ってたのが分かるなあ。 うん、すげえ、こんなところまで来てしまったよ。 ラールダールまで来るような日本人、俺らぐれえだろ(アフォとも言うが・・・) とにかくすげえよ。ウルネスは見られなかったけどこれで十分だ。 ・・・とその時、一台の観光バスが僕らの横に止まった。 そして出てきたのは・・・日本人観光客の集団だった。 呆気にとられてぼんやりしている僕らを尻目に、彼らは写真をパチリパチリと取ってはご満悦なカオをしてそうしてバスに乗り込み、去っていった。 呆然。。。 此処まで来るような日本人は僕らだけではなかったのか。。。 って言うか実はココ、結構メジャーな場所??? 嵐のようにやって来て過ぎ去っていった日本人観光客を見送ったのだった。 ラールダールに戻る最終バスは6時20分ぐらいにならないと来ないらしくって、 それから大分待たなければならなかった。 雨もしとしとと降っている。 いいところなんだけど、確かにそう長居できるところじゃないかもしれない。 ま、ここまで来れただけでも十分なんだけどね。 そしてようやくラールダールに戻るバスがやって来たんだけど・・・ 僕らを無視して通り過ぎていく!!!(T_T) わーん、待ってくれ〜〜〜〜 と手を振って追っかけてようやく止まるバス。。。 ふう、危なかった。ここで乗り過ごしてしまったらシャレになんない。 まあまさかあんなところでバスを待ってるとは思わないんだろうねえ(笑) バスに乗り込んだら小学生が沢山乗っていた。可愛い。 先生らしき人が、何処から来たの? って聞かれて、日本です。 って答えたら、へえそうなの? と嬉しそうに答えてくれた。 子供たちに何か説明した後、英語で話してみなさい。 と子供たちに言っていたみたいだけど、どうもまだ恥ずかしいらしい。 それともまだ英語は勉強してないのかな? 何にせよ小さなころからいくつも言語を勉強するのっていいよなあって思う。 かくして8時前ぐらいにラールダールに戻ってきた。 外は曇っていたけれども、まだまだ明るい。 これだけ明るくても店はほとんど閉まってしまってて、 さがしてみたんだけど、なんか美味しくなさそうなハンバーガーぐらいしか食べられそうにない。 困ったなあ・・・と言うことで、結局スーパーで買い出しをして自炊することに。 サーモンやチーズ、パン、ミルク、ビールを買ってゲストハウスに持って帰る。 スーパーマーケットの名前は何故か「Kiwi」北欧まで来てキウィってのもなんか面白いね。 スーパーでもやっぱり物価はそれなりに高かった。ノルウェーは高い。高すぎる。 しかしパンだけは安かった。これはお国柄なのかなあ。。。 そしてキッチンを勝手に使わせてもらってサンドイッチを作った。 チーズはどうも胡椒入りをかってきてしまったようで、なんか辛い。 サーモンも微妙に辛い。 パンはもう飽きた。もっともっとまともなものが食べたいよ〜。 なんてことを思う訳だがこんな田舎の町ではどうにもならない。 ナイトライフなんてあってないようなものだもんなあ。 って言うかこんなところまで電気が通っているのもすごいと思うぐらいだった。 やることもなくって、ごはん食べてすぐに寝た。 あんまり食べられなかったんだけどね。 オスロには宿はあるのかなあ。 そして美味しいものは食べられるんだろうか。 不安がいっぱいだった。 ストックホルムまで無事に僕らは辿り着けるのだろうか。 考えても仕方がないし今日はもう寝る。 |
昨日の登山で疲れていたはずなのに朝早く目は覚めた。 出発まではまだ多少時間はあるので、朝のスタヴァンゲルの街を散歩した。 8月の北欧の朝は、結構涼しくって、長そでのシャツを着ていても多少寒いぐらいだった。 朝7時半、人は少ない。 石畳の街を歩いてみるけれども人とすれ違うこともなく、そして店はほとんど閉まっている。 街並はアイスランドの首都、レイキャヴィークとよく似ている。さすがに北欧の街と言うだけのことはあるのかも知れない。こんな地方の街にも韓国料理の店があったりなんかして非常に興味深かった。 駆け足の滞在になってしまったスタヴァンゲルだが、こうして歩いてみると面白い。 せわしなさすぎる日程を少し呪いながら(と言うものの自分で立てたものであるのだが)ホテルに戻って朝食を摂る。 高級ホテルのSASの豪華な朝食とは言え二日も同じようなものを食べるとさすがに飽きる。 僕は食事は何でも大丈夫かと思っていたが、こんなに米の飯を食べなければ気が済まない体質だとは思ってもみなかった。まあこれだけ毎日同じものばかり食べていたらね。 普通のところに行ったら高いだろうし。 値段の割に大したものが食べられないことはよく知っているのだ。 移動ばかりになってしまっているこの旅、今日はスタヴァンゲルからベルゲンへ一気に移動だ。 ところでスタヴァンゲルからベルゲン、地図上で見るとそれ程でもないのだけれども、じつはかなり距離がある。バスで五時間ぐらいかかるのだ。やれやれ。 スタヴァンゲルには船とバスと言うふたつの移動手段があったのだが今回はバスを選択した。 バスって言ってもずっと陸路じゃなくって、ところどころはフェリーで渡るのだ。 ノルウェーの西海岸ってかなりいびつな海岸線をしていて、とても陸地を辿るだけで北上するのは不可能な訳。もちろん海底トンネルを造っているところもあるんだけど、まあそれもコストがかかるし、距離もあるところが多い。それで結局フェリーで渡ると言うことになる。 橋を造ったのはいいが全然建造費がペイできていない日本とは違って、無理やりに自然破壊を行わずに環境と共存していこうという姿勢は非常に評価できる。そこまでして高い建造費をかけなくともフェリーで事足りるものは足りているのだ。現実としてこの国ではフェリーは国民の重要な移動手段となりえているのだ。 チェックアウトを済ませたあと、昨日確認したバスターミナルに行く。 週の始まりのバスターミナルの人はまばらだった。 国際学生証を見せたらあっさりOK! 2割引になるのは嬉しい限り。 そしてベルゲン行きのバスはまあまあ混んでいた。 ぎゅうぎゅう詰めと言うほどではないにしろ、程よく席は埋まっていた。 そしてバスは北上する。 フィヨルド地帯を縦断していく。 途中で2回フェリーに乗って渡るのだ。 始めの頃は窓の外の世界を眺めていたのだが、 次第に眠くなって眠りに落ちる。 昨日あれだけの山登りをこなしてしまったから、すぐに寝てしまった。 こういう道を車でドライブできたら素敵だろうな。 それが出来たアイスランドは本当に素敵だった。 自分で運転していたら眠ることもなく目を皿のようにして窓の外を眺めていたことだろう。 5時間と言う時間はさすがに長かった。 いくつもの山を越え海を越え、ようやく辿り着いたのは2時過ぎ。 ベルゲンは一年のうち2/3は雨が降っているという話だったのに今日はいい天気。 天気がいいのはとても嬉しい。 懸念されていた宿だが、 駅についてすぐに電話をして確保。 駅からすぐ近くのゲストハウス「マルケン・ギュステヒュース」。 インフォメーションに行くのも面倒なので直接電話してしまった、 見知らぬ土地で英語を使って宿の確保なんて大変だが、結構出来るものだ。 問題は、世界遺産に指定されているウルネスの木造教会に行けるかどうか、これにかかっている。 オスロでもスタヴァンゲルでも「ベルゲン」に行って聞いてみてくれ、なんてことを言われたからなあ、 ここまで引っ張ってくれた以上は落とし前をつけてもらおうじゃん、 とは言え、ここでも何ともならないような気がするのは気のせいだろうか・・・ 予定が未定なのはここだけだから、なんとかしたいのだけどねえ。 正直今回の旅でこのウルネス行きだけがどうしても情報が見つけられず、 出たとこ勝負に賭けてきたけど、今回も上手くいくのか・・・ そして僕らはベルゲンのTOURIST INFOMATIONに向かう。 ・・・結果から言うとダメだった。 インフォメーションで番号札を取って長々と待たされた揚げ句(バイトらしい)お姉ちゃんに困ったカオをされた日本人二人。 「世界遺産に登録されている木造教会のあるウルネスまではラールダールから船で20分」 と「地球の歩き方」には書かれていたが、それを言ったら、 「ここでは判らないからラールダールのインフォメーションで聞いてくれ」との回答。 ウルネスの木造教会って言うのはそれほどまでにマイナーな場所らしい。 ユネスコの世界遺産を有難がって見に行くのは日本人ぐらいなのだろうか。 果たして本当に行けるのか???? ここまで「地球の歩き方」に辛酸を舐めさせられまくっている僕らとしては、 「世界遺産に登録されている木造教会のあるウルネスまではラールダールから船で20分」 と言う一文だけを頼りにして行くのちょっと・・・。 しばらく考えることにして、一旦引き下がった。 うーん、頭がくらくらしてきた。 今回の旅で何度も経験することになる消耗、一回目 どうするよ、どうするさ、こんな未確定な情報を頼りにしてラールダールに向かってしまっていいのかよ。 本当にラールダールに行ったらウルネスの教会を見に行けるのか??? そしてベルゲンにまで来て情報がないのは何故なんだ!!!! 小一時間考える。 別にウルネスにこだわらなければ明日一日はゆっくりフィヨルドを観光してそして明後日にはのんびりオスロに戻ることが出来る。ありきたりのルートだけど、それでもいいと思うのだが・・・ とその時、 「行くだけ行ってみてそれで考えよう」 そう言ったのは今井くんだった。 その一言を待ってたんだよ。 そうさ、行ってみなければわからねえ、そうだろう? これでもしウルネスに辿り着けたのならばそれで旅人レベルは上がるし、 ダメならダメでしかたねえ。それも経験だ。 個人旅行は所詮0か100なんだから。 失敗したって仕方がない。 もしうまくいったら、その感動は2倍3倍になって跳ね返ってくるんだ。 さあ道は決まった! 明日は朝一の電車に乗ってラールダールに向かう。 時間は遅くなっちゃったけど市内観光だ。 運良くベルゲンの魚市場がまだ開いていた。 日本人も結構来てんだろうね。魚市場でも日本円が使えるらしい。 そう言うのを見るとなんだか観光客向けのように思えてちょっと興ざめだが。 サーモンが乗っかったパンを買ってみる。 ・ ・・あんまり大した味はしないなあ。 ノルウェーサーモンは魅力的だけどさすがにこんなの持って帰れないからすぐに魚広場を後にする。 しかしそれにしても明日の予定を考えると本当に気が重い。 なるようにしかならんの分かってはいるんだけど・・・ かなり消耗してしまったので、一度宿に戻って休憩をとる。 1時間ぐらい寝たら頭が大分すっきりした。 ついでにラールダールのホテル?ゲストハウス?に電話をして明日の予約を取った。 英語で電話なんてとても緊張する。 パンフレットに名前が載っていた宿に適当に電話したので、 どんな宿かも分からないし、何処にあるかも分からない。 頼りになるのは電話番号のみ。なんてリスキー。 宿のご主人はえらい甘い英語を話す男性だった。 でもまあ次の日の泊まる場所があることはそれだけでもとても安心だ。 今日一日に残された時間は少ないけれど、出来る限りベルゲンの街を歩こう。 宿を出るときは午後7時を回っている。 北欧の夕暮れは長い。午後7時と言ってもまだまだ明るい。 さすがにミュージアムの類いは閉館しているけれどもこれまた世界遺産のブリッゲンは街並だから別に何時になっても問題はない。そうしてベルゲンの街を散策することにする。 石畳の道で出来たベルゲンの街は風情があった。さすが欧州の街並だ。 このベルゲンをスルーするだけで終わってしまうのはあまりにも勿体無いんだけどなあ。 徒歩で歩いていける範囲しか行かなかったけれどもそれでも楽しかった。 いくら日が暮れるのが遅いとは言え八時を回るとようやく西日が差してきた。 西日を受けたブリッゲンの街並はとても綺麗だった。 傾いた太陽を背に受けながら僕ら世界遺産の通りを歩く。 そしてようやく暮れかけたベルゲンの街を歩いて、 レストランで食事をとった。 折角だからサーモンを食べようということに。 本当はスモークドサーモンとかが良かったのだが、ボイルドサーモンになってしまった。 「地球の歩き方」に乗っている店で、日本人もたくさん来ていたが、味は今一つ。。。 それでも「Howユs food? Good?」と聞かれて「yeah」と答えてしまう自分が情けない。 しかしやっぱりサケは塩鮭、そして銀シャリが一番美味いなんてことは口が裂けても言えないのである。 ボイルされたサーモン一切れにマヨネーズがかかってスライスされたキウリとじゃがいもがトッピングされただけ、これで1800円は高い、高すぎるよなあ〜。 日本を出てから三日目だけれども相変わらず時差ボケはどうにもならず8時過ぎというのに非常に眠い。 朝はかなり早く目が覚めてしまう分、夜は早く眠くなってしまうんだよね。 まあ現地時間8時は日本時間午前3時だから、当たり前か。 それにしてもノルウェーは物価が高い。 分かっていたけど高い。 何とかして〜。 と言うことで宿に戻って寝る。 明日の朝も早い。 果たしてラールダールからウルネスまで辿り着くルートは見つかるのか??? その後の宿は無事に見つかるのか??? 不安なまま眠りにつく。 と言うか、あんまりよく眠れなかったんだけどね〜。 |