今日は満月。
でも空の月は雲に隠れている。

隠れた月の光を追いかけて歩いていった。
昼間とは違って冷たい空気が流れている。
少し汗ばんでくると、風が流れて気持ちいい。

忘れていたね。

ずっと車に乗ってたらこんな風気づかない。
歩くのが好きだった頃の気持ちを思いだす。

夢中になって歩いていると、月がちょっと顔を出した。
うん、もう家に帰るよ。

私は占いが好きだった。
かつては雑誌の占い欄からテレビの占い、はたまたお金を払って占ってもらっていた。

結果はまあいろいろ。
生命判断だったり、占星術であったり、霊感（？）だったり。
それぞれ違う。

ここ最近は朝のテレビの血液型占いを見るくらい。
それも占いの結果なんて５分後には忘れてたりする。

たまに占いやると面白いね。
いや〜
当たったり外れたり。
さて将来の私は当たるかしら？

私は眠りに落ちる瞬間、２才児になることが先日発覚した。
普段シャキシャキ（注：自意識で）しているのに、眠りに落ちる瞬間はまるでウチの怪獣と一緒。
赤ちゃんボーボーになっているようだ。

うーん。
前も一度自覚しかけた事があったが、その時は笑い飛ばしたのだが・・・
証拠というものは恐いものだな。

誰にも人の時間を奪う事はできない。
ましてや、一生の時間なんて。

平和だと言われているこの国で
いったい何人の人が、これからの時間を失ったのだろう。
自分のせいではない、ただそこに居合わせただけという理由だけで。

失われたのはその人の時間だけではない。
家族も、友人も。

理由のない行動なんてない。
知らなかっただけでは終らない。

悲しみの気持ちを思い、合掌。

信号待ちをしている時。

ふとミラーで後ろの車を見た。
運転手が絶叫していた。


んんんん？？本当に絶叫？
よく見たら激しく歌を歌っていた。


私も前の車の人に見られているのかしら。
だとしたら大変だわ。
今度から歌う時は小さい口で歌おう。

.????ながら作業していた。
ビギンの「島人の寶」。

僕がうまれた　この島の事を〜
普通の暮らし　してたでしょうか

あれ？
なんか変。

また歌ってみる。
でも同じようになる。

何故だか途中で歌が入れ代わってしまっている。
何故だ何故だ？

と、もう一度歌う。
ダメだ。またテレサテンに乗っとられてしまった。

そうして、この曲は最後まで歌う事ができないのであった。

今日は中学校の同期生会。
ほんと、何年ぶりなんだろうといそいそと支度をしていた。

出かける前に、下で遊んでいる怪獣の所にいったら
両手を胸の前で合わせてにっこり笑って
「けーこねーねー　かわい〜〜」
と言ってくれた。

それだけで気分は上々。
とてもいい気持ちで一日が終りそうだよ。

ありがとう、私の大好きな怪獣君。