+女 MEIKI 息+
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2001年02月14日(水) チョコ爆弾!


あたしとは違う惑星で行われてる行事

駅の改札を抜け、テコテコ階段を下りたところで
薄着の上にサッカーの観戦用に流行ったジャンパーを着込んで
姉ぃちゃん達が、声も荒げてチョコを売っていた。

んなところで売ってても・・・と、思うのはやはり素人なのか
そこかしこに群がる娘ッ子。

こんな時間からチョコ買って、渡す相手は家の人?

そんな想像もヤボってもんですかねぃ。



そりゃ、あたしだって
「キディランド」とか
所謂 ファンシーショップは好きですよ。
オナゴでごった返してなきゃ。

女性が沢山集まる場所は、エテシテ臭い。
化粧品の匂いが、眩暈を起こさせます。


あ、でも
クラブのお姉さん達に囲まれても大丈夫
むしろ 勃つ(って、ナニがぢゃ?)


ワゴンに群がるオナゴを横目で見ながら
チョコレートか・・・なーんって思いながら
自転車コギコキ寒い中を家路に急ぐ。


右手に鍵 左手でポストを開け
郵便物を掴んで、そそくさと家の中へ
部屋中の灯りも暖房も点け猫に挨拶しながら服を脱ぐ。

中途半端な格好のまま郵便物に目をやると
ひとつだけ包みが大きめ
「なんだろう?・・・・うおぉぉぉぉ!」


これは ひとつの いわゆる チョコではないかぃ?!

物凄く丁寧に、まるで爆弾処理班のように包装を開け
自分でもったいぶりながら こっそりと覗く。

間違いない、これは手作りチョコレート。


パンツとTシャツのまま ガッツポーズ!



貰うと、こんなに嬉しいもんなんですねぃ。
違う惑星のことだとばっかり思ってたけど
あー、今度から あたしも改めます。
来年まで記憶力が良ければ。


ネットやってて良かったよぉ(感涙)
これから、この思いをどうお返事するか
悩むことも楽しみに代えて、チョコありがとう。




 〜私信〜
  貴方に送った爆弾
  味はしないけど、このぐらいのガッツポーズしてくれた?





ウィルスメールはいりません。

今日だけで既に3通受信。

みんな、大丈夫?

添付ファイルだからって、バレンタインメールだからって

気をつけて開けようね。







2001年02月13日(火) 貴方へ



他人の心臓のアリカだったら知っています。

それはこの鷲掴みした乳房の下でしょう。

高い鉄塔から見下ろしている烏さえも知っていること。

でも、あたしの体ではどうなってるの。

ドクターも挙って研究したくなるほどの

きっと、どこをとっても心臓ばかり。

いたるところが汽笛を鳴らし

軋む音が聞こえています。





まるで当たり前のように

あんたさえも

そんなふうな男のひとりだったのね。

明るい狂気に支えられて

演じてることに酔っている。

随分可愛くなったものね。

自分の所在が知れないって顔までして

愛しく傷を舐め、まるで全てが傷ついたように

ほら、逃げなさい。

全て置き去りにして

もっと早く もっと遠くに。

そうよ、流れはこうでなくっちゃ。




二つの心 二つの想い

でも、忙しいのよ 身体はひとつ。





2001年02月11日(日) ワカメに注意!



こっそり分かち合った秘め事も 熱い吐息の後の睦み合いも
けたたましいモーニングコールで 打ち砕かれて
昨晩の魅惑的な二人も すっかり色褪せて
少々疲れ気味の目覚めが、それらをすっかり忘れさせて
それぞれの身支度を整えながら 時間に追われ
忘れ物だけはしないようにと セカセカと部屋を出て
ワカメのカーテンを颯爽と車で潜り抜けたところで
まさか、こんな事態が待ち受けてるとは・・・。



朝、起きると煙草が一本しか
残っていなかったことに気付きました。
とりあえず、目覚めの一服と
珈琲を入れる前に その大事な一本を吸ったのだけれど
まだまだ半分は、夢の中。

ったく、朝っぱらから寒いのに
煙草買いに行くの嫌だなー

鞄の中とか、引出しの中とか
どっかにひとつぐらい残ってないのかしら

やっぱり、そんな都合の良いことは無く

仕方無い、珈琲入れる前に
気合入れて買いに行くか。

格好つけて銘柄を選んでいるわけではないけれど
自動販売機で扱っているのは 駅前だけ。
タバコ屋は、10時過ぎなきゃ開いてないし
駅前まで厚着して自転車で行くか・・・。


ちんたら自転車をこいで、ちょいと大きめな道路にさしかかった時


あたしの目の前で、ケタタマシイ音をたてて
自動車同士の事故!


かたや、黄色信号で突っ込んできた車
かたや、今まさにラブホテルから車を出そうとしていた車


あちゃー、ごっつんこ。


休みの朝だし、あまり他に人も居ない。
あたしは寝起きでボーッとしてるし
思わず、成り行きを見入ってしまいました。


をぉ、両者とも譲らずですねぃ・・・。
ま 譲らないのは良いんだけど、ホテルから出てきた車さんよ
移動しないと、他の車が後 つかえてるっぽいよ。
そうそう、一旦は移動しなきゃね・・・って、あれ?
動かないの?そんなところで?
あらら、近所の人も出てきてる。


暫く、見てたけど寒いんで 煙草買いに行きました。

帰りにもその道を通った時にも、まだモメて
しかもホテルから出ようとしていた他の客まで出てきてるし。
ウププ。人の不幸がこんなに面白いとは。やだやだ・・・。


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午後から、イクスピアリに行ってきました。
飲食店は前から予約をしていたんでスンナリ。
そして、マジックショーなるものを見てきました。

マンホールから湧いて出てきたんぢゃないかと
思われるぐらいの人・人・人


映画を観ました。ダイナソー。
混んでいたらと心配はしただけ無駄でした。



帰り 事故のあった道を通ったら
細かいガラスがキラキラしてた。


なんか、今日は楽しかった日。



2001年02月10日(土) ス・キ・ヨ♪


さて、今日から一週間は「すき」と言おう
強化週間に入りました。

ナニをされても、どんなことをしても

「好きよ!」


出来れば、柔らかい微笑みをもって
小首なんか少し傾げれば 尚良し。


申し訳ありませんでした。
是非、お叱り下さいませ。


と、言われても


お言いつけを守らずに
昨晩は、一人で出してしまいました。
どうぞ、お仕置きを頂きたいと思います。

と、言われても


「す・き・よ」と言い通す。





あーによ?
そんな露骨に嫌がらなくてもいいのにさっ




世間のバレンタインは、あたしにも冷たい。




2001年02月09日(金) ぼくがきかんしゃ


枕の下に、彼の写真を忍ばせたら
大好きな彼の夢が見れる、なんて。

そーんな簡単に思い通りになるわきゃないぢゃん。

口では言っても、一度ぐらい試したことある?


例えば、ちょっと恐いところで

夜中の12時ジャストに、愛用の手鏡を持ってトイレへ
そこで、自分の顔を鏡に映し、よーく覗き込みながら
大好きな人のことを考える。
そして、イメージの中の彼の姿がハッキリしたところで
トイレを覗き込むと、未来の彼の顔が映るとか。


ったく、便器の中に未来の彼が現れたところで
臭い仲で終ってしまうように思うんですけど。

その前に、映ってしまった(見てしまったら)
物凄く、恐いと思うんですよ 自分が。


迷信なんて・・・と、思ってはいても
今でも霊柩車を見たらゲン担ぐし
葬式に出くわすと 親指隠してます、あたし。


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歯医者の待合室にて


女性週刊誌って、よっぽどのことが無い限り読みません。
他の雑誌って言ったら「コロコロ」とか「小学一年生」や絵本とか。

仕方無い、絵本でも見るか。

うーっでもこの絵キライ
あーっこれは絵というより写真ばっか
なんぢゃこりゃ・・・なんて色々選んでたんですよ。

そりゃ診察を待つ他の人の目はありましたけどね。
みんなそれぞれな顔つきで 焦点の定まらない視線なんで
気にしませんでした。


手にしたのは「ぼくがきかんしゃ」と言うボロボロの絵本でした。
選んだ理由は、他の絵本より厚みがあったというだけ。

もう、タイトルから訳 解りません。
機関車トーマスっぽいものを想像してたんで厚い紙のページを開いて
裸ん坊の男の子の絵が出てきた時には「??」って思いました。

すでに、手にしてイスに座ってしまってたので
今更、再度本棚に向かって選ぶのも気が引けて
(その頃には、他の患者の視線が気になってましたよ。あたしでも)
だって、あららこの人ったら絵本見てるわよ、な雰囲気がドヨ〜っと。

しかたない読むか(見るか)

ストーリーは裸ん坊の男の子が 
自分のおチンチンを引っ張ったり伸ばしたり
仕舞いには紐付けて、オモチャを引っ張る
そして、段々エスカレートしてオモチャが大きくなっていきます。

ぬぁんぢゃ こらぁ〜!?


たしかに、ぼくがきかんしゃ です。
・・・と、その時に看護婦さんに名前を呼ばれ診察室に。


最後のあと数ページを読みきらずに呼ばれてしまいました。
あー、あともう少しなのに・・・。
診察室に続くドアを看護婦さんが開けて抑えてくれているために
サッサと身支度をして、後ろ髪引かれる思いで絵本を片付けました。

治療中、そりゃ痛かったけど絵本の続きが気になって気になって
会計を待つ間に、絶対読んでやる!と、そればっかり考えてました。

ところが、治療を終って待合室に行くと
ガキ等がわんさか居て、絵本は彼らの脇に積まれていました。

あぁ、次回予約日が早くこないかな。
歯科医院に、こんな待ち遠しい思いをするなんて。



あの伸びきった後は、一体どうなるんだろう?
だからって、枕の下に写真は置きません。



2001年02月08日(木) 聞いてアロエリーナ♪



聞いーてアロエリーナ ちょっと言いにくいんだけど
聞いーてアロエリーナ 思い切り飯が食いたいの
聞いーてくれてありがとう アロエリーナ
(一部変更アリ)


最近、この歌が耳について離れません。
先日、TVにこの曲を作った人が出てました。
わざわざ聞いて嫌な感じを受けさせ
そして、歌いにくい曲調にしたと言ってました。


絶対、こんな歌を鼻歌でうたうのが嫌なのに
片付けしてても 台所に立っていても 風呂掃除してても
何かしてるときに つい歌ってるのに気付き
頭をブンブン振っても 出てってくれません。

今夜も、この日記を書くときに
さて、何を書こうかと暫し画面とにらめっこしながら

聞いーて アロエリーナ♪ 

うげっ!



アロエリーナっちゃ ナニ様だい!?
追い出したくて「東京だよおっかさん」を歌っても
後ろからこっそり アロエリーナが覗いてます。
見張られてます。

やや、諦め気味。

一日も早くそうなって欲しい願いを込めて
せめて最後のところだけでもこうして歌うことにしました。

出て行ってくれて ありがとう アロエリーナ



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昼間に先生と、道端でバッタリ会う。
先生の方から挨拶をされて、気付く。
何時の学校の先生かが解らないので、
なんとなく愛想笑いをしているうちに
先生の方から当時の担任の名前を言われて中学時代と判明。

「おまえは中澤先生のクラスだったよな?」

物凄い記憶力だと思った。
一見したところ、ヨボ気味のおじいちゃんなのに。

「はぁ、そうです。」と、まだ曖昧に返事を返すあたし。

それにしても、どの教科の先生だったのかも思い出せない。
こりゃ、素直に忘れてることを告げ答えが欲しい。

そんなことを思っていると、先生の方から
「おまえ全然変わってないなー。部屋で店屋物取ってたころと」
そう言われて、益々判明が不可能になっていく。

へ、部屋で店屋物? 部屋ってナニよ・・・。
学校だったら、部屋とは言わず教室でしょうに。先生ちょっとボケた?
などと、こっちは真剣に無い頭をフル回転して思いを巡らせているのに
先生はどんどん懐かしさをこみ上げるように言葉が続く。

「やれ、反省文だ。やれ、なんとか届けだ と、おまえは随分楽しませてくれた」

楽しんでくれたのか、それは良かった。
で?貴方はどちらのナニ先生なの?半ば諦めの気持ちが出てきた。

「それで、今おまえはナニをやってるんだ?」

そら来た!
先生にとったらあたしは
いつまでも良き生徒であるように答えなければならない。

「はい、普通に会社勤めをしております」(良く出来た答えだ)

そう胸を張って答えたのに、じーちゃんときたら

「そんな訳なかろう、おまえのことだ。ハッハッハ」

で、デカイ声でこのじーちゃん 道行く人が見てるでしょうに。
それでも、相変わらず愛想笑いを浮かべたまま、
ちゃんと照れた様子も見せる事が出来た。

その後、結婚だの子供だの 
通り一辺倒な言葉を交わし別れ際ぢーちゃんが言った。

「おまえの後の 学生は 校長室は出入り禁止になったんだぞ」


こ、校長・・・・。




覚えていてくれて ありがとう アロエリーナ♪(涙声)









2001年02月07日(水) 佇みの日

人恋しさと 煩わしさと

関わる全ての優しさに
心を見付けぬ 愚か者

時降る中の忘れ物
忘れたことさえ気が付かず
残した影すら 誰も咎めず

そこに居ることの無常なれど
無情の日々すら与えられずと
ただ、只管に彷徨う振りも

見飽きた頃に
一筋の雨故 涙に囚われ
今ひとつの動かぬ歩

翻す帆
流す凛
縋るる思い無し

無で在る事の非情
我不忍

逢わんとぞ想 矛盾


香月七虹 |HomePage