+女 MEIKI 息+
DiaryINDEX過去のことさ


2001年06月26日(火) イタリア料理長は台湾人


 ここんとこ、そりゃもう慌しい。
 一体、何に忙しいんだろうと自分で思い返しても全くもって判らない。

 台湾人の悠さんと会った。もちろん、会話は日本語で。

 暫くするとそこへ、悠さんの友人のアフリカ人のゾマホンさんとアメリカ人のデェネスンさんが来た。

 悠さんは英語がダメなのでゾマホンさんと細かい話しの時は中国語。
 デェネスンさんは中国語が出来ないので日本語。
 なので、あたしにもわかるようにとみんなが判る日本語での会話。

 そーだよ、ここは日本だよ。
 日本語で話せってんだ!と、ちょっと泣いた。

 それぞれの国の文化なんかの話題になったけど、あたしは別に日本人代表でもないのでツラッと聞いているだけだった。
 無宗教で居ることの不思議さも、あまり日本人同士では話題にもならないことだし。

 悠さんは、働くことが一番好きだと言う。
 デェネスンさんは、休暇を有意義に使うために働くのだと言う。
 ゾマホンさんは、国に学校を建てたい一心でお金を稼ぎたいと言う。

 (厭な話題だな。こっちに話ふらないでよと、心の中で思う)

 それぞれの職業が違う者同士でも、日本に来ている外国人ってことで結束が固いのか?あまり、深いところまで初対面で訊くのもなんだし、頷くだけで場を過ごす。

 国に学校を建てたいために仕事して、その仕事が評価され収入になったのだから凄いと思う。本二冊書いて印税2千五百万。

 「ァア アナタ、 シゴト ナニ?」早口で訊かれなくてホント良かった。


2001年06月24日(日)


 宿題が終らなくて、日記雑記無っ気。

 あ、げりPは治りました。
 マンモスげりPと、懐かしいネタふりありがとうでした。


 えぇっと、いきなりですが
 2〜3年前位のPCで、Windowsを使用するにはちと遅いぞってことで買い換えた方、そしてその古めのPCがご不要になった方いらっしゃいませんでしょうか?
 ハードディスクの容量は2GMあれば充分なのでどなたか、おまえにやるぞ!ってな方、いらっしゃいませんか?

 いったい、今日のこのスペースはなんだろう?
 すんませんね>えぶりばで


2001年06月22日(金) あー、腹いたっ


 げりPで、ヘロヘロ。

 お腹こわしてる時って

 なんで、固くてデカイのをした訳でもないのに

 ケツ痛いの?



 なーにも考えられましぇん。

 あっ、


2001年06月21日(木) 究極の選択


 本屋を出たところで、物凄い美形にナンパされた。
 荒手の商売か、若しくは化粧品の騙し販売か、はたまた新興宗教勧誘か。
 あまりに美形なので、一歩どころかニ、三歩引いた態度をとったが、相手は普通に「ねえ、お茶飲もうよ」と言うだけである。普段なら、自動販売機はソコだよとアゴで示す程度なのに、思わず目を見張らせる美形には唖然としてしまった。
 そして本屋の隣は、用意されたように喫茶店である。
 いつも本を買った後に必ずそこに立ち寄るので、店は怪しいところではない。

 おお、これぞ正しくナンパなのね。ナンパの王道ったらこうなのね。

 思い改めそれまで取った行動をきっぱりとくつがえして、それはそれは媚び諂うあたし。
 相手を見る目だって、それまで斜に構えて睨んでいただろうに、なのにいきなり上目遣いに瞬き、口元だってニッコリスマイル。
 しかも彼の見えないところでガムをこっそり捨てたりして、あああたしったら可愛いかしらん?オーラをぶちかまし、今思い出しても身の毛のよだつ凄まじい態度に急転直上!

 彼の後ろから付いて行きながら、小さくガッツポーズを繰り返しこんなことならベタサンダルは止めておけば良かったわなどと思っていた。こんなことってどんなのよと、自問自答もしたけれどきっと顔はニヤついてたことだろう。

 店に入りオーダーしたものが運ばれて落ち着いた頃から、どうも気になりだしたことがあった。
 「ボクねーボクねー」と、必ず言葉の最初につけるのだ。
 きっと可愛い顔をしてるから女には甘えたがるんだろうと、最初は勝手に介錯し何度か流した。

 ところが、アイス珈琲にガムシロップとミルクを入れないで飲むあたしを見て
 「ボクねー、そうゆう風に変ってる人好きなんだー」
 「ボクの思った通り、キミって変ってるよねー(満面の笑みをたたえて)」
 「ボクねー◇×★○f・・・」(その後、何を喋ってたのか忘れた)

 な、なんなんだ?こいつ・・・。

 「それにしても、キミって変ってるよね。変だよね。ボクねー、好きなんだなーそういう変なの。」

 ひえー、恐すぎるよ。確かに変ってるさ、だから許してくれ。

 だからなんなの?どこが変ってんのよ?などと、単純に聞き返してもきっと理解してはくれないだろうと思い、そのままの笑顔の彼を席に放置したまま、真っ直ぐに出口に向かい異次元と化した店から脱出した。

 あーママン、知らない男の人に付いて行くと、恐い思いをするってこういうことだったのね。
 天は弐物を与えずって、与えずって(リフレイン)

 そのことを、友人にメールすると、友人は二者択一問題を返信してきた。

 問:美形だがアホな青年と、聡明だが粘着質で臭いオヤジ。選ぶならドッチ?

 美形でイタイケナ雰囲気がある聡明な少年、と答えたあたしに対しての友人からの返信は、未だに無い。


2001年06月20日(水) ここは新宿、歌舞伎町


 歌舞伎町の裏に、愛想笑いなど一度も見せたことの無い恐ろしく無愛想なおばさんが一人で切り盛りしている喫茶店が在る。そこは、せいぜい10人も客が入っただけで、二酸化炭素だらけになるだろう。第一、椅子が15脚あるか無いかである。しかし土地柄、色々な客が頻繁に出入りする。

 今時、あまりにもソレと判るのも珍しい、パンチパーマ大仏オヤジとか
 立ちんぼの、現場本締め(大物風ではないが、其れなり。しかし、使いっぱの風情が抜けない風体)とか
 韓国系の店(飲食業だったりマッサージだったり)が多いせいか、他国語を話す色白の姉さん達とか
 得意先周りを、今日は延期にした疲れた営業サラリーマンとか
 古くから住んでいる地元のお爺さんとか

 小さい店構えのせいで、店と判断されにくいのかごく普通の客層があまり居ないのが特徴である。例え来たとしても、あの無愛想な対応だと、二度目は無いのが普通なのだろうか。あ、いや、あたしは地元ではないくせに、かれこれ10年以上も利用しているので、ごく普通の客も利用すると言うことにしておこう。そしてオババは、ホント常連さんとしか滅多に口は利かない。

 昨日、その店に行くと珍しく客が多数居たので初めてカウンターに座った。
 近くで見るオババは、迫力があった。

 「アイス珈琲お願いします」と、つい謙って小さな声で言わなくてはと思わせる。
 ところがそれに対しオババは、無愛想なのだが返事はハッキリとデカイ声なので、慣れてないと余計にビビルかもしれない。 まさに、小さい頃に行った駄菓子屋のババアの雰囲気である。


 カウンターに座ると、オババ越しに外の景色が見える。何十回も入った店なのに初めて気がついた。いつもは恐ろしさ故、あまりオババの居るカウンターの方は見なかったからだろう。
 そこから外を見ると、店内以上に新宿を凝縮したような人達が沢山通ることにも気がついた。

 「あそこの青年、見える?」
 初めて、オババがオーダー以外の話題を振って来た。やっと、10年以上経って常連さんの仲間入りをしたのだろうか。

 突然だったので、思わず座りなおして「はい。」と答えてしまった。

 指す先には、ショルダーバッグを掛けた若者が箒と塵取りを持って公園の一郭を掃除していた。オババの話しだと、数ヶ月前から定刻になるとどこからか現れて、持参した箒と塵取りで集め、そしてバッグから大きなビニール袋を出しそこにちゃんと入れてから、公園のゴミ入れに片付けて帰って行くのだそうだ。公園の大きな木の周り、そこだけを。
 みたところ、ホームレスとはかけ離れた小綺麗で洒落た格好をしているのだが、何か他の思考が働く種類の人なのだろうか。

 普通に歩いていると気付かない人達を、観察するのはとても面白い。


 「あそこに居る女は、その先の男を誘うよ。でも、相手にされない。」と、またオババは言う。
 「あっちの方で見てる男は、その様子を伺って自分から寄っていくから、ホラね。」

 ディズニーあたり、毒リンゴ作りの魔法使いおばあさんを思い出してしまった。まるでオババが人を操っているよう、言う通りになるのを窓越しに見た。
 毎日、そうして窓の外を見ていると先が読めるのだろうか。

 オババの毒気にあてられたのか、人間観察がまたまた面白くなってしまった。



 花園神社の敷地内(?)にある呑み屋も、入るのにちょっと勇気が必要かもしれないが馴染むととても居心地が良い。
 あたしは酒が全くダメだけど、それでも充分に満足する店である。もちろん、ここは恐いオババは居ないのでお勧め。


2001年06月19日(火) モロな写真


 ちょっと厚手のカーデガンはもう仕舞ってもいい頃だと、TVで朝の天気予報を観て今週は今日以外にはまたずっと雨の予報だったので面倒ながらも、衣替え第二弾をした。
 第一弾の時に、仕舞いきれていない中途半端な冬物を、洗濯したりクリーニング屋に出した。
 一先ず、モノが無くなった状態で押し入れの中にある、TVショッピングでお馴染みのキャスター付き押し入れ整理ケースを引っ張り出すと、奥になにやら封筒が落ちていた。
 少し大きめの封筒の中には、2枚の写真が入っていた。

 それは、エコーで観た子宮内の写真とモノクロのアソコの写真である。
 だからと言って、これを公開したところで何処からも御咎めは無いような写真だ。なので、スキャナーで取り込もうとした途端に、スキャナーがイカレタ。マジで痛い。

 数年前に、婦人科にかかった時に貰ってきたもので、観る人が観たらそれが何だか判るというぐらいで、説明を受けたあたしが観てもよく分からない写真である。

 エコーは子宮内に異常が無いか調べる為に撮ったもので、扇状に映し出された内部を見せられ説明を受けたに関わらず全く今見ても判らない。(結局、それでは異常が見つからず数日後に入院になったのだが)
 そしてもう一枚の写真の方は、殿方の持ち物の先に目が付いていたならきっと見れるであろう距離の局部内の写真である。
 こちらの方も、もちろん検査用に写したのだけれど、先生曰く、キレイな茄子型だとお褒めの言葉を頂いたので記念に貰ってきた。。
 そうは言っても、どちらも保健体育で習ったような断面図でないのでつまらない。

 こんなしょうもない写真だけど、妙に捨てられない。かと言ってアルバムに貼るような記念写真でもないので、やはりぞんざいな扱いをし同じように引き出しの奥へ仕舞った。

 エロに関してまだ興味津々だった小学生の頃、男性雑誌の広告(それは、普通の文字よりも随分と小さくて雑な印刷がされていたように記憶している)で、「粋な写真」とか「私の恥かしい写真売ります」などと題し、読み手にもしかしたらエッチな写真なのではないだろうかと思わせるような紹介文で、怪しい通販があったことを思い出した。
 クラスの中でもマセたガキは居るもんで、どうやってお小遣いを調達したかは不明だが、入手した者が居た。
 放課後こっそり見せてもらったソレは、仰々しく大きな封筒の中に小さな封筒が入っておりその小さな封筒の中にマッチ箱大の写真が数枚入っていた。
 あまりにも鮮烈で覚えている、言われて見れば確かに、粋と恥かしい写真だった。

 神輿を担ぐ男集の粋な写真と、鼻をホジル女性(たぶん)の写真だもの。



2001年06月17日(日) ポン中

 小さなダンボール箱にぎっしりと詰まったビワが届いた。

 スーパーで売っているものしか食べたことの無いあたしを哀れんで、庭の木が今年も沢山実が成ったからと恋人のお母さんが送ってくれた。形こそ小ぶりだが、とても美味しい。

 食べるのはもちろん嬉しいのだけれど、変なことに気がづいた。
 ビワの皮を剥くのが楽しくて仕方が無いのだ。
 今すぐに食べなくとも、後で冷えたビワも美味しいはずだと、勝手に理由をつけてTVの前に陣取って皮剥きに勤しんだ。
 今、両手の人差し指と親指の爪は、渋で茶色に変色している。鳳仙花を潰して爪に色を付けるのであれば、どことなく情緒も溢れ愛らしささえ感じるが、この茶色の爪は渋である。

 チマチマとした作業が、なんだか好きだから仕方無い。
 ここで終わり!と、決めておかなければキリが無い。今、冷蔵庫に皮を剥かれて冷えたビワは風呂上りに食べるとして、明日の朝の分と昼の分などと考えて、もしかすると今夜一晩、気が済むまで(剥くビワが無くなるまで)剥いてしまうかも知れない。
 そのことを恋人に話しをしたら「おまえ、ポン中じゃねーの?」って、そりゃあんまりにも適切よ。止めさせたいなら、ちょっと剥かせて。


香月七虹 |HomePage