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『微炭酸ニッキ』  山崎ナオコーラ

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プチって言わないでクチって言って
2001年05月19日(土)

コンプレックスがあるから生きていけるのかもしれない。

例えば、サークルをやっていると、どうでもいいことにコンプレックスを抱いていて、でもそのコンプレックスって正当に克服できないから、頭を使って、なんとか自分なりに考えて、違う部分で頑張ってみたりとかして、そうゆうのがあって、やって行けるような、ネガティブがあるからポジティブに出来るいうか、まあそういうのがあって、くやしくて前向きになってる気がする。そうゆうのが必要な気がする。

それで、たまに人と話すと、他の人も劣等感って持ってるみたいな感じがする。俺からみたらその人はうらやましくってたまらないのに、その人からみたら私にもうらやましい部分というのがあったりするのかも知れない。俺にもそんな部分があるなんて考えてもみなかった。自分ばっかりだと思ってた。
俺は口では「立場のことばっかり言わないでよ」なんて言いつつ、頭の中では立場のことばかり考えて行動してた気がする。
結局、目に見えるものしか、俺には見えてないのかも。

まあ、でも俺の立場って結構いいかも、と最近は思う。立場っていうか、自分が思ったり周りが思ってくれたりしてる、俺のサークルでの動き方というか、それが結構たのしい気がした。

ところで今は夜の1時。さっき昨日の日記かいて10時間ほど寝て、また日記書いてる。俺はばかじゃないのか。
こんなに書いても読んでくれるとは思えないし、結局俺は自分の中で生きてるんだろう。楽器だってそうだ。伝えたいと見せかけて、やっぱり怖くて一人で悦に入ってるだけなんだろう。
まあそんなもんか。

今日、楽器を下ろして、待ちきれなくって、渋谷でプレゼントを空けて手紙たちを読んでいたら、熱いシャワーをあびたようになって、ざん、と鳥肌が立って涙が浮かんできた。やばいやばいと思って、1人で外に出てぐるっと散歩してもどってきた。「ああ、こんな言葉に飢えていた」という言葉がいっぱいあってびっくりしたのだと思う。
ありがとう。

サークルで一番面白いのは自分のココロの動きかも。変な気持ちになったりするのが面白い。入れ込んじゃってるから、本気で傷ついたりするし。

別にサークルをやることによって、何かを得たいとか、何かを学びたいとかではないし、ましてやサークルのみんなのために何か出来るとも思ってないし、ただ単純にすきだからやるしかないって感じか。





わりと片思い
2001年05月18日(金)

演奏会はおもしろおかしかった。万事無事ってこともないが、4年なので、わりと楽に、演奏のことばかり考えていられて、よかった。
ちっさなエピソードも5,6個出来て、思い出になるだろう。

練習の時、自分の音ばっかり聞こえて、後ろの音が聞こえないから、こんなんで、客席に聞こえるん哉?前の人にも届かないのに、客席には届くなんて、おかしな構造をしてるのかなあ?
と思って、リハで、1部のを客席から聞いてみたら、ちゃんと全体から音が出てるので、さすがホール、と思った。
なんとなく、今まで、後ろの席にいるとどうせ音聞こえないみたいだしなあ、なんてひねくれて弾いていたけれど、考えてみれば、べつにコンダクターに聞かせるためだけに弾いているわけではなし、客席にどう聞こえるかなわけで、と考えた。
というかむしろ、自分にどう聞こえるかかもしれない。
だって、一番思い出の残るのは、自分が聞いた音なのだと思うし。

今回の演奏会、個人的に「出来た!」と思うのは、強弱。春のはじめから、「私、強弱って好きなんだよね」と言っていたのが、それが、ほんとに付いたように思う。昔は「大きくてまっすぐだけど硬い」なんて言われることが多かったのが、今回「小さいけど、情緒があって、クレスがすごい」なんてよく言ってもらえるようになった。
「出来なかったな」と思うのは、速弾き。結局ごまかしたとこがある。なんか速弾きにまったく興味が無くなっちゃったので、練習しなかったなあ。悪かった。速弾きごまかして卒業はカッコ悪いから、秋は練習しよう。

風の…とプロムナ…は、頑張っちゃったな、と思うけど、ラバースコンチェルトと引き潮は楽しく弾けた。勝手に、きりなく抑揚つけてやって、ほんとうに、このアンコール2曲はすきだった。だから「アンケートにアンコール曲がよかった」っていうのが多くてちょっと嬉しかった。



それから、打ち上げに行った。寝てないので頭がくらくらして、楽しかった。根津神社に2回行った。一回目はK大の女の子とかと、二回目はうちの4年の女の子たちと行った。
その後階段の上で寝てたことをおこられる。







ゆっくれでくれ
2001年05月17日(木)

楽器み積みみ込みみみなどをする。

明日、演奏会があるので。

今回、私の思うキキドコロは、プロムナードのぐわんとあげるクレッシェントだ。
風の印象詩では、ゆっくりクレデクレと言われたので、そうしますが。
プロムナードはかなり急にクレを付けてるので、面白い。切なく。

プレゼントはまったく済んでない。あと6時間後には家を出るのに。



パッヘルベル
2001年05月16日(水)

ジョイントコンサートに向けての最後の練習があった。
狭い、地下の右奥の部屋で合奏をして、音が篭って、変だった。
でも、妙な、熱があって(まあ熱いだけなんだけど)よかった。

私個人の事で言えば、何か、ふっきれた気がする。
楽器に上手い下手なんてやっぱりなくって、それに、私は自分のために楽器を弾いているのだから、純粋に楽しめばいい。
誰かに、上手いなんて言ってもらう必要はないし、はっきり言って、個人競技ではないのだから、上手いとか、そういうことじゃないのだ。うまく言えないが。当たり前なのだが。

今日は、また思いつきで髪を切った。
2限をさぼった。
前はポニーテールをしてるくらい、長かったのだが、かなり短く。
「男の子みたいに」と言ったら「キューさん、まっすぐだからほんとに男の子みたいになりますよ」と言われたので、ちょっと長めにしてもらったが、それでも、短い。
雪ちゃんに「前の方がよかったかも」と言われると、ちょっと後悔する。

いったん家に帰ってから、エントリシートを書いて、速達でだしてから、渋谷にいくと、ジョイントコンサートに向けての最後の練習があった。
狭い、地下の右奥の部屋で合奏をして、音が篭って、変だった。



天沢聖二
2001年05月15日(火)

昨日弦代えをした時、「ああ、ずっとこれやっていたい」と思った程の職人肌の俺。
今日、イケガクの方に来ていただいて、楽器調整をしてもらっているときも、ずっと、手元に見入ってしまった。職人魂に火が点いた。
楽器もすきなので、好奇心に堪えられなく、色々質問してしまって、楽しかった。
雇ってもらえないかな。

演奏会に向けて、やる気も、また出てきた。

やっぱり、俺は元気じゃないとな。
どうも、元気ない時って「キューちゃんは元気ない」というより「キューちゃんは冷たい」ととられることが多いみたいだから。
冷たくないっすよ。

みんな忙しいのかと思って、あんまり、声かけちゃいけないのかと思ったが、ほんとは、声をかけた方がいいのかも。

みんな練習してるから、きっと、いい演奏会になるだろう。
コンダクターも頑張ってるしね。



ロドリゲス
2001年05月14日(月)

わかった。
あんまり考え込まないで、直感でやっていこうと思う。
そういえば、考え込んでよかったことなんて一度も無かったなあ。
私は、考え出すと、マイナス街道まっしぐらだから。
わりと、直感で動いてる時の方が、私のいいとこが生かせるみたいだ。
みんなのことを、すきだ、と思っていても、たまに迷惑かけちゃうのが、申し訳ない。
口が達者な分、思ってもいないことまで、書いちゃうんだな。

演奏会も近いし、頑張ろう。
頑張ろうというか、楽しく。
肩にちからいれずに、やってこう。
プライドのおばけにならないように。

一番思うのは、後輩がいてくれてよかった。

そういえば、人生って思い通りにはいかないものだった。忘れてた。

へんな意地をはらないで、もっと素直になれるといいなあ。




ラプンツェル
2001年05月11日(金)

永遠というのは、何年位なのだろう。
たぶん、10年位じゃないのかな。

昨晩、幼なじみのKちゃんの家に遊びに行っちゃって、写譜やらなかった。悪かった。

今日はセミナーに行く。アイスコーヒーを出してくれて、交通費千円もくれた。
出版社なのだけど、俺は出版って、本当は興味がない。

急に髪が切りたくなった。
でも切ると就職活動が出来なくなるから、決まったら、坊主にしよう。

あと10年、と思いながら生きていくのかもしれない。



ギター中国とりんごジュース
2001年05月10日(木)

「不安」を、ふわん、と発音するのが好きだ。

気持ちがおかしくなったり、煮詰まってしまった時は、すううと深呼吸して、気持ちを一段階上に、というか、空から物事を眺めているような気持ちにすると、ふっと楽になったり、違う考え方もあることを思い出したりする。

見方が1つしかないように感じてしまうのが、一番怖いと思う。色々な見方があるということさえ感じていられれば、たぶん、大丈夫。

例えば、サークル活動をしていると、世の中もこうなのかと思うけれど、きっと、世の中はもっと変わった人がいっぱいいて、もっと沢山の見方がある。

最近、オーバーヒートしてきたように感じる。

りんごジュースを飲むと眠くなる。
りんごのぴあすを買う。

はんちょうにプロンニャード1の譜面をFAXで送ってもらう。
写譜をしようと思ったのに、譜面をたまに置いてきちゃったから。
ありがとう。
そういえば、総譜の事を「スコア」と言うように、パート譜の事もかっこいい呼び名があればいいのに「ココア」とか。
「ごめん、ココア無くなっちゃってさあ…」なんて言えたら可愛いのに。

素敵な生活だな、と思う。
「演奏会まで1週間だね」なんて言い合うのが。
分かりきってる事を喋るのは面白い。

人生に救いがあるとしたら、音楽みたいなものなのかもしれない。

音楽や就職に囲まれて、素敵。



コミュニケーションとしての音楽
2001年05月09日(水)

音楽というのは、伝わればいいのだ、と、ふと思った。
言葉とおんなじか。
単純なんだな。

伝わる、というのと、評価してもらう、というのは違うよなあ。

評価って、してもらいたくないなあ。

認めてもらいたいわけじゃない。頑張ったねと言われたいのじゃない。失敗したくないわけじゃない。
勿論、だからと言って、自己満足に終わりたいのじゃない。

伝えたい、のか?

かっこよく弾きたい。でもそれはセンスを見せたいからじゃなく、みんなで「かっこいー」と思いたいから、かな。

そう、1年生にP、Fを教えてた時、ふと、そう、大きくすればいいんじゃない、大きくしたよって伝えるんだ、そして伝えるだけでいいんじゃないかな、と思ったのだ。



胸が痛くなるのは
2001年05月08日(火)

プライドが傷つくと胸が痛くなることを知る。
やっべー。胸が痛い。

こんなに辛いのなら、他の人のプライドも傷つけちゃだめだな。

プライドって好きな言葉じゃないけど、自尊心。
同じことか。

人間とういのは、みんな同じように重大な存在で、それをまわりは本人に感じさせるような行動を取るべき。

自信をなくさせるようなことは、誰でもしちゃいけない、と思う。

でも世の中ではよくあることだ。

傷つかないように、自分でも気を付けなければ。


私にはアリバイがない。




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