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『微炭酸ニッキ』  山崎ナオコーラ

(新たなご依頼をいただける場合、あるいは、既刊の作品についてご質問をいただく場合も、
拙著の刊行がある出版社さん宛てにメールにてご連絡をいただけませんでしょうか?
転送してもらえますので、私から返信します)。

コンタクトと奇妙な小さな虹
2002年03月04日(月)

今朝はコンタクトを付ける時にあやまって床に落とすというアクシデントがあった。
これは「卒業落とす」を示唆しているのか云々を考えつつ床に顔を近づけて探す。
なかなか見つからずブルーになる。
こんな時は音楽をかけて、落ち着くのが大事、とヒアゼアアンドエブリフェアをかける。
あった。

まるで受験生のように「これは神の啓示」なんて事あるごとに考える。
卒業出来るかな?出来ない?

ドアを開けると奇妙な小さな虹がタイルに落ちている。
どこかのレンズによって出来ているのだろうが、きれいだ、春の光。
沈丁花の花の匂いもして、外は、甘い春。
こんな甘い世界の中でひとりブルーになれ、と言うのか?

まるで絞首台に引かれていく人の気持ち。
もしくは食べられる牛の気持ち。ドナドナ。

大学に着くと、友人が「キューちゃんの名前、あったよ」と言う。
ああ、本当に?

勝手にどきどきしていたけれど、成績表を見ると、危ないと思っていた演習はBで、卒論はA、単位は無駄に158単位取れていた。余裕だったのか?
なんで、7割方卒業出来ないと自分が思っていたのか謎だ。

小心で弱気だからなあ。

たまに意味もなく極端なマイナス思考になる。
自分で自分にうける。
誰かに対しても弱気だったりする。

豪胆な人間になりたい、と、腕立てふせしてみたり。




さよなら女達
2002年03月03日(日)

近況はこうです。
桜が散りました。(綿の国星)

まあ、桜は散ってないんですけどね。
でもある意味散りそうですね。

明日卒業発表があるんですけど、落としそうな気がするんですよね。
単位は取れると思うのですが、演習がね。
あの先生は今年定年という事だし、私は四年だしで、甘くしてくれると思うけど、でもどうもね。

どきどきだな。

まあ、もう沼津も行かないし、卒業式もでないけどね。
袴予約してないし。

最近苦痛なのは楽器が重い事。
それから酒は魔物だな。
そしてボーリングは二度とやらない。
嘘はつかない。
しょげても立ち直る。
ふられても口説く。
部屋は片付ける。
みつあみはしない。
背を伸ばす。

春の甘い空気に対してハスに構える。
「おまえら調子に乗るな!」
「春だからって」
「飲んだら乗るな、乗られるな」



桜や花火のようではなくて
2002年03月01日(金)

最近うまく説明ができなくて

最近は毎日色々な人に会ったし、電話で相談に乗ってもらったり
人と接しているのに
言葉が海の底に沈んでいるようで、砂をどけてもわからない

森の中にいるようで、落としてきたパンくずは鳥が食べやがったなと

それから恋っていうのは桜や花火のようではなくて
海の底

海の底にいると海面を見上げるしかなくて

見ざるおえないというそれ自体が救いなのか

言葉が出て来なくて
この日記もだし、自分のノートに毎日長く書いていた日記も書いていないので
いつになく言葉がないなあ、と思い
人と話しても「ああ、伝わってないなあ」と

そういえば昨日ビバヒルがやっていた
私はバレリーの
「とっても孤独で、自分を恥じているんでしょ。わかるわ、そういう事なら得意分野よ」
という科白が好きでよく思い出すのだけど

本当にそうで、たくさんの人に迷惑をかけてしまったし、
自分が未熟だと思う
それから孤独だと思う

元気がないとか、元気になりたいとかそういうことじゃないと思う
でも魔女の宅急便みたいだと思う






ここは地獄か?
2002年02月20日(水)

今日のバイトは地獄だった。

涙ぐんだね

でも、世の中、理不尽な事って沢山あるよね

理不尽な事や、不平等さやなんかに、気おされないで、いつもにこにこしているのが、頭の良い女かな

訳わかんない事言われたり、プライドが傷ついたり、それは良くある事で、生きて行くのは、そうゆう他者との軋轢が必要で、
他者に自分を否定されて「フザケンナ」なんて思ったりしてオトナになんのか。

で、こういう時「私あの人キラーイ」で終わらせたくない。
人のせいにして済ますと後で借りが返されると思う。
これは私の問題だから、私がどうするか、なんだ。

「スジが通ってない」「おかしい」「結局世の中実力があるなし関係無く器用な奴が勝つんだよ」みたいな事を聞いたりする事ってあるけど、
自分は絶対言いたくない。(昔は言ってたかも。でも反省した。もう絶対言わない)

スジが通ってないのなんてあたり前なのよ。
世の中の事だもん。

みんなわりと好き嫌いで話してる。
理屈は後からいくらでも付けられる。

私だってそうだ。
好き嫌いで考えてるだろうし、悪いところは沢山ある。

そして完璧な仕事をしてる人って私は見た事が無い。
完璧な仕事をしたがってる人はよく見かけるけど。
そしてそういう人って他人に厳しいよね。

スジが通ってないのなんてあたり前なんだ。
別に構わない。
それをどうこうしようとは思わない。
人にも自分の価値観押しつけたくない。

問題は自分がどうするかだ。

とりあえずはにこにこして、ハツラツとしている事。

頑張ろう




秋葉原関内
2002年02月18日(月)

携帯の機種変更をしました。
秋葉原のJ−PhoneShopで幼なじみの女の子が働いているので、そこに行って、今まで使っていたJ−TO1と別れた。
電話なんて話せれば良い、と思ってたけど、ロングEメールが出来ない、写メールが出来る人がうらやましい、カッコ悪い、色々考えると新しいのが欲しくなった。
それで変えました。写メール付き。
Kちゃんありがとう。
でも、この待ち受けに出てくる変なキャラむかつく。

それから、先輩たちが出るライブが関内であるので移動。
7時からなんだけど、4時半についたので、海を見たりしてぷらぷらした。

いつも思うけれど、
慌ただしい人の営みに関わらず、太古の昔から同じリズムで波を打つ海に対して変な気持ちになる。

それからライブに行く。
かっこよかった。

ライブの前と後にNさんが熱く語ってくれて「俺は生まれ変わったよ」とか言ってるのが可笑しかった。
確かに、さっぱりしていて、生まれ変わったように見えた。

友達が楽しそうに何かをしているのを見ると、自分も頑張ろうって気分になる。







幡ヶ谷
2002年02月17日(日)

今日も練習。
勝どきに行った。

地下鉄の風が吹きあがる。

その前にバイト。
ひまな時にチーズの裏ごしとか、パスタを束にわけるのとかしたけど、それはわりと面白い。
昼は一人でホールなので返って気楽だ。
あと黒板書き。
今日のおすすめメニューを書くんだけど、自分の字って恥ずかしい。
知ってる人はわかると思うけど、私の字はすごく下手だ。
しかも、「胡椒」の椒の字がわからなくて、誤魔化して書いたら、ばれて怒られた。

何にしてもバイト大嫌い。

雨が降った。



自由が丘
2002年02月16日(土)

でも、勝つまで負けろ、だよね。
いいかも。

今日は自由が丘にマンドリンの練習に行った。



人生
2002年02月15日(金)

バイトがあったのだけど、すごく怒られるし、意味も無いし、甘くみられてるし、「今日で辞めます」って帰りに言ってやろうと思いながらずっと仕事していた。

でも言わなかった。

何でだかわからない。
言いにくいって思ったわけじゃなくて、ただ、それが人生だ、と思ったんだと思う。

幸せ、というのが何なのかわからないけれど、定規が、物差しが、自分のものでなくてはいけないし、
きっと、怒って辞めて、楽しく過せばハッピーとか、そんな単純なものでもなくて、
なんていうか、
その、もっと大きなものによって動いてるのかも、
って、それが人生、
って思った気がする。
よく、わからないけれど。

帰りに車に轢かれそうになって、
「ああ、もうすぐあたるな」「今、ライトがまっすぐ私を照らしてるな」「死ぬのかな」
ってのんびり考えて、
直前でブレーキが利いて、止まって、
あ、生きてた、
って。
良かった、
って。

この前、後輩と人生の話をしたりして、偉そうに喋ったり、
でも、よく考えると、私の人生って、ぱっと見、上手くいってないな、と思う。
人生のやり方なんて全くわかんないよ。
そりゃ、他の国の人なんてもっと大変な人っていると思うけど、日本の若者として、まわりの友達とかを見て、自分を見ると、
今まで、これはやった、上手く行った、って事、無いんじゃないのか?

高校は第三志望だし、大学受験は第七志望のとこ入ったし、大学入っても、サークルの事が大好きになったけど、トップもやってないしね。他から見ても、サークルで所謂、成功はしてないんだろーな。バイトでだって仕事は出来ないしさ。恋愛だって全然、上手く行ってないしね。ふられてばっかだよ。

でも、「大丈夫」って気がしてしょうがない。
「私は強いから」、って気がしてしょうがない。
幸せのように感じられて仕方ないのだ。

幸せなんだ。

何でだ?
大好きだからかな?

楽器が大好き
それに、大好きな人がいる
それだけで、幸せって、事なのかも。
それが、上手く行くとか行かないとか、関係ないのかも。

大好きって思える、
それ自体が救いなのかも。

大好きなのは事実、
幸せなのも事実、
ぱっと見上手く行ってないのも事実。
就職だって、本当は、未だに悩んでる。

だけど、平気。
内臓が重くなって、何処かから(丹田とかかな?)力が湧いて来てしょうがない。
大丈夫、やるぞ!
って。

人生とか、幸せとか、怖くなくなってきた。
これからが楽しみ。

絶対、ふざけて、面白おかしく生きてやるから。



教えるの好き
2002年02月14日(木)

9時に後輩から電話で起こされた。
「楽器を教えて欲しい」とか言ってる。
それでマンツーマンする事にして、渋谷に行く。
教室借りてやった。

高丘かっけーな

どうも、秘密に上手くなりたいらしいのだが、書いちゃった。

結構長くやったので、疲れたけど楽しかった。

私は教えるの好きなので、他にも教えて欲しいという奇特な方がいらしたら二月中は教えられるから、気軽に言ってね。
と言っても後ちょっとだけど。



卒演
2002年02月12日(火)

卒演のため6時半に起きて所沢に行く。

雛壇にずらりとベースが七台。
二段になってるのだけど、下の段にはチェロ、ドラ、セカンドまで乗る。
それでもキュウキュウで、ファーストの客席側は落っこちそう。
入場は勿論、ファーストの右側は通れないので、ファーストとセカンドの間を通って入場した。
コンダクターもそう。

近すぎるせいか、自分の音があまり聞こえない。

しかし、すごく楽しんで演奏出来た。

少佐やはんちょうやマワリさん、雪ちゃんMくんIくんM越くんが見に来てくれていた。ありがとうございます。

打ち上げは本郷三丁目のつたやであった。
5時くらいに寝る。

楽しかった。


ところで、去年の卒演からもう一年経ったなんて信じられない。
去年の卒演は忘れもしない2/26だった。




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