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『微炭酸ニッキ』  山崎ナオコーラ

(新たなご依頼をいただける場合、あるいは、既刊の作品についてご質問をいただく場合も、
拙著の刊行がある出版社さん宛てにメールにてご連絡をいただけませんでしょうか?
転送してもらえますので、私から返信します)。

小田急線
2004年09月23日(木)

岡本太郎の絵を見る。
とろろ蕎麦を食べておいしかった。
連れて行ってくれた方といろいろお話できて、
とてもよかった。




耳と籠
2004年09月22日(水)

髪をかけられることを思うと、耳があって良かった、と思う。

籠って、タケカンムリの下にリュウが入ってるけど、なんか、籠のくせに、って感じだ。



信じられている季節感
2004年09月20日(月)

本や映画などで、季節の入ったタイトルがある。
『8月の……』、『……の夏』だとか、『冬の……』など。

物の名詞が入ったタイトルなら、ぱっと浮かぶのは映像だったり、触感だったり、
動詞だったら、行動するイメージが湧く。

季節の言葉というのはもっとすごくて、
夏、ならば、汗、だるさ、蝉の声、麦茶のコップ、プール、
そんなものが、うわっと出る。

人は何度も何度も季節を通り越して来ているので、
季節のイメージを丹念に作り上げている。

俳句に季語を入れるルールがあるように、
季節の言葉にパワーを感じる人が多いのだろう。

万人に共通するイメージがあると信じられている。

そんな言葉をタイトルに入れる人は、
他の人と季節のイメージを共有できると信じている可愛らしい人だ。

信じられてるからには私も、よーし、と受け止める。
「なになに、どんな夏なのー!?」としっかり感じてあげる。




失恋
2004年09月18日(土)

失恋したときは、恋だけに苦しむように、
プライドなんかで苦しむことがないように、
注意することが大切だ。

自分のなかにうらみが残らないようにすることは、
女のウデの見せどころだ。



好きとコーラ
2004年09月17日(金)

コーラのこと、私は好きって思ってたけど、
コーラのことをちゃんと考えたことってなかった。
コーラの種類に詳しくないし、知識もない。

私は本当にコーラが好きなのだろうか?

こんなの、
こんなのただの依存じゃないか。

ほんとうの好きって何?

ところで、「依存」って言葉、はびこり過ぎじゃないですか?



胃への愛
2004年09月16日(木)

札幌一番しお味のスープの素は素晴らしい。

最近は強力わかもとをがんがん飲んでいる。

「お母さんも若いころはよく飲んでたわよ」と言われる。

胃、弱いことで私に意識される、あわれな存在。

ほんとうは、強い子こそ気にかけてあげるべきなのに、つい胃のことばかり考えてしまっている。

肺だって頑張っているのに、私が気にしてるのは、胃だ。

恋って難しい。



骨とか髪の毛
2004年09月15日(水)

人体のなんとか、とかいう展覧会に誘われたが、断る。
だって、血管のひからびたのとかがある、とかいうから。

なんでみんなそんなのが見たいのか、わからない。

ぞっとするものには、できるだけ関わらないで生きて行きたいものだ。

おばけ屋敷とか、ホラー映画も、私はまったく関わらずに生きている。

でも、ふと思い出したけど「キューちゃんは、歯と骨のネタが多いよね」と言われたことがある。
ほんとにそうだ。
だけど、血は嫌だ。

「心臓」よりも「胃」が好き。
「目」よりも「睫毛」が好き。
「唇」よりも「ひげのざらざらしたの」が好き。
「手」よりも「肩のごつごつした骨」が好きだ。

骨とか髪の毛なら、見たい気がする。

なんか、骨とか髪の毛の方が、情念が込めやすい気もする。



表参道
2004年09月14日(火)

髪を切った。
毎年「今年は大人っぽくなる」と思ってきたが、すでに「大人っぽく」なんていう言葉もばかみたいな年だ。
もう「大人っぽく」ということは考えないようにしよう。

つまり、なんか、幼くなってしまった。

ここ半年くらい頑張って伸ばしていた前髪も短くしてしまった。
(真ん中わけして、両耳にかけるという夢、叶わず)。

しかも、寝ているときに、にきびをひっかいたのか、顔に変な傷ができていて、いま、顔がほんとうに変だ。



長い目
2004年09月13日(月)

私は人々に対して、「別れてくれてありがとう」って思っている。
たくさん学んだ。
だから、絶対に、別れてくれた人以上の人を見つける(私にとって、ということ)。
願っていれば、いつかは叶う。
長い目で見る。



どうする?
2004年09月12日(日)

「どうする?」
「そうめんか」
「そうめん、つゆ」
「いや、上に玉子とかのっけて……」
「それは、冷やし……」
「いや、そうめんだ」




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