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『微炭酸ニッキ』  山崎ナオコーラ

(新たなご依頼をいただける場合、あるいは、既刊の作品についてご質問をいただく場合も、
拙著の刊行がある出版社さん宛てにメールにてご連絡をいただけませんでしょうか?
転送してもらえますので、私から返信します)。

錦糸町
2005年08月20日(土)

錦糸町でトンカツをおごってもらう。



かっこよさで治る
2005年08月19日(金)

ベトナムのことでも書こうか、と思ったのだけども、
ちょっと話をずらしまして。


帰りの飛行機で、私はずっと書きものをしてたのだけど、
しばらくすると、乗り物酔いになる。
ブルーになって、ノートを閉じて、背もたれから離れて前のめりに座って、
映画でも見てみようか、と。
そしたら、『帰郷』という日本映画があったので、見てみた。

男が帰郷して、昔好きだった人に会って……。
私は思った。「これは、男が作った『女のキャラクター』だなー」と。
「女に振り回される男の話」というのは、わりかし多いけれども、
それって、「男にとって都合の良い女の話」と同じで、
女の子のキャラ作りに成功してないことが多い。

物語の発展のためだけにキャラクターが生まれているように見えて、
人間っぽくないんだよ。

この映画は、母親、昔好きだった女の人、その娘の女の子、と、うまくやれば魅力的になりそうな方々が登場するんだけども、でも、女から見るとみんな「人間として変」なんだよ。

ただ、主人公がかっこいいので、見てて気分が良くなる。

西島秀俊さん。
この人の、この雰囲気ってなんなんだろう。
女の子の8割は言うよ、「かっこいいよねー」と。

あのかっこよさで、私の乗り物酔いは8割治った。
よかった。



ああ、ひまなわけでもないのに、なんでこんなに日記を書いてるんだろうか。
逃避か?



ダラットから
2005年08月13日(土)

今、ベトナムのダラットにあるホテルにいます。
コンピュータがあったので使わせてもらってますが、このページを開くのに苦労しました。
ダラットは、林芙美子の『浮雲』の出てくるみたいに、松林が広がってます。散歩しました。
段々畑があって、土は赤いです。
建物はフランス風の可愛いのが多いです。
あと、女の子がたいてい可愛いです。

ではまた。



いってきます
2005年08月09日(火)

明日から、ベトナムを旅行してきます。いつものごとく、ひとりです。
その間、携帯などに出られませんので、よろしくお願いいたします。
16日に帰ってきます。

それから、明日の8/10(水)に出る『日刊ゲンダイ』の「週刊読書日記」というコーナーに、たぶん、私が書いた分を載せてもらえると思います。
みうらじゅんさんの『正しい保健体育』と山田詠美さんの『風味絶佳』と藤野千夜さんの『ベジタブルハイツ物語』のことを書かせていただきました。
よかったら読んでみてください。

暑いですが、空は青いので、仕事の方も、休みの方も、気分よくお過ごしください。



台風
2005年07月27日(水)

台風が行ってしまって、そこいら中が夏だ。
私は夏が大好きなので、汗をかいても一向構わない。散歩がしたい。
私は夏の、だらしがないところが好き。
夏は人に、「暑いから」といろいろなことを先延ばしにさせる。だらだらさせる。でも、生命力に満ち溢れてる。
頭をくらっとさせて、ときどき変なことを言わせる。
ひたすら、外が眩しい季節。

と書いてみて、季節の好みって、男の好みと似てるかも、と思ったけど、どうだろう、似てないか。



地震
2005年07月24日(日)

みなさんは地震、だいじょうぶでしたか?
私は、女の子と多摩川のボートに乗っていたので全然気が付きませんでした。
そのあと、川原の石の上でホッケを焼いて食べ、調布の花火を見ました。
帰ってきたら、ガスが止まっていました。

次の日、ガスの会社で働いている、Kさんに聞いたら、地震で止まったガスはメーターのところのボタンを押すと、解除されることがわかりました。
そして友人のマンドリンの演奏会を聴いたりしました。

この場を借りてあやまりますが、私は通信機器がまったく使いこなせていません。
携帯電話、FAXやメール、すべてにおいて迷惑をかけています。ごめんなさい。
こんなんじゃだめだ、と思いつつ、できない。
連絡をもらえると嬉しい、「でも私に連絡なんてくれる人、いない」などとすぐ思ってしまう。そうすると使いこなせる気がしなくなる。機械を見ると頭に血がのぼる。わからない、わからない、と思ってしまう。
が、連絡をもらえると嬉しい。

時間をうまく使うこと。無駄な時間をなくすこと。隙間の時間を利用すること。時間を作ること。人とできるだけ会うこと。
節約すること。
を、今こころがけています。



たなばた
2005年07月07日(木)

もうたなばたかー、去年のたなばたはー、おとどしのたなばたはー、
と思い出してみる。
来年、再来年も、たなばたが来るのだろうか?
もしもいい文章が書けたら、あと5回くらいしかたなばたが来なくっても、いいかなー、などと考える。
たんざくに「素晴らしい小説を書きたい」と書いて、壁に貼っておいた。
世の中には、無駄なことがたくさんある。
私は無駄が怖くない。
無駄な時間も、無駄な努力も、なんてことなく笑える。



ホタルという虫/推敲
2005年07月05日(火)

お久しぶりです。
随分と暑くなってきました。
みなさんは、どう過ごされてますか?

私はいろいろなことをやって、
それから金、土、日、と新潟の越後湯沢に行ってきました。

そこで私は初めてホタルという虫を見て、異常にテンションがあがり、
ホタルについて喋り続けた。

あとは、資料館みたいなところの、
学芸員のおじさんが、
『雪国』の出だしは推敲して、3年かかったとか、
訳せなかったとか、と、
話してくれて面白かった。

それから、ワラビ摘みや大貧民などをしたが、
一番面白かったのは、
帰ってきて、車からの降り際に、
友人たちの中のひとりの男の子が、
「死んだら電話します」
と言って降りたこと。
まったく意味がわからないし、
何度思い出しても笑える。




暖かくなってくると、考えることはみんな同じね
2005年06月10日(金)

私は寺尾聡さんが好きなもので、
寺尾聡の「ルビーの指輪」をマンドリンで弾きたくて、
楽器屋さんに楽譜を探しに行こうと思いつつ、
楽器屋さんに行く時間を惜しんで行ってなかったです。
そうだ、電話したらいいのか、と思って、
今日、楽器屋さんに「ルビーの指輪はないですか?」と電話してみました。
そしたら、探してから連絡します、とのことで、まだ連絡はないです。

それにしても寺尾聡……あのかっこよさはなんなのだろう、
かっこよくなろうと努力してああなったのだろうか?

そんな、楽器屋さんに行くのも億劫な私は、
次にニッキを書くのが、一ヶ月くらい先になってしまうかもしれないのですが、
私のことを見捨てないでください。
そのあとまた、たくさん書きます。

だんだんと梅雨らしくなって、
雨が多くなるかもしれないですけど、
雨のときは、無理矢理に晴れの気分になんなくてもいいらしいので、
憂鬱を甘く受け止めましょうよ。

ではまた。



カバーはいらないのでビニールだけはずしてもらえますか
2005年06月04日(土)

『コンポジット』34号の「taste makers」というページに、私が書いたアンケートが載ってます。

それから、『週間読書人』に、これから3回、エッセイが載ります。

もしよかったら見てください。




Bunkamuraに行って、ベルギー象徴派のナントカというものを見た。
ぼんやりした絵が多かった。
古くさい、と思ってしまったのだけど、
昔のものを見たときに、「新鮮」と思うものもあれば、「古くさい」と感じるものもあるのは何故なんだろう。

それから、『ラベンダーの咲く庭で』という映画を見た。
期待ほどではなかったけど、胸がキューンとした。
見ていた人は、やはり年配の人が多かった。
見終わったあとに、友だち同士らしいおばあさん方が、
「私も結婚してなかったらね……。あなたは、トシオさんがぴったりくっついてるから駄目ね」
などと、言い合っているのが聞こえて、なんか、良かった。





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