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最近、「女子」って言葉を使う人が結構いて、 その人は、その人の意味で使ってることだから、 いいと思う。 いいと思うのだけど、私はどうも、なじめない。 無意味な連帯感があるような気がするんだよねー。 あと、女性に対する勝手なイメージ作りに協力してるというか。 「女子はパフェ好きだよねー」とか、 「こういうとき、女子はこうするよねー」 というような。 いや、私はパフェあんまし好きじゃないけどなー、 ううん、私はそうしないけどなー、 とかと思ってしまう。 20代、30代の女性に対して「女子」って言葉を使うのなら、 「女の子」の方がまだマシな気がする。 「女子」って言われると、 女子って人たちの共通点のことを指しているようで、 そこを注目し過ぎている感じを、変に思ってしまうんだよね。 男の人が「女子」の文化を知りたがる場面にもよく出くわすけど、 そんなに知りたいなら「JJ」とか「anan」とか読んで、勉強しなよ、 とか思う。 自分の身近にいる女性たちだけを見て、 「女子ってこんな感じ」みたいなイメージを持っていて、 「女子ってこうだよね」 とかと言われても、 「いや、私は違うけどなー」 と言ってしまう。 なんというか、女子って言葉の、 十把ひとからげ感を、なんとなく苦手に思ってしまう。
眺めの良い部屋を希望します
ゲーテのファウスト、を読んだのだけど、可笑しい、と思ってしまう。 若きウェルテルの悩み、のウェルテルには、あー若いってそうだよね、と共感するけど、ファウストに対しては「いい年して何やってんだ」「ロリコン!」としか思えない。メフィストーフェレスは面白いけど。ラストで「なんで?」と、また笑った。 あとプラトンの饗宴を読んだら、やっぱりところどころで、笑ってしまった。たぶん私の頭がよくないのだろう。 ところで『群像』12月号(今出てるもの)にコラムを載せていただいてます。 よろしくお願いいたします。
夜、いきなり友人から「湯沢に行く」という電話をもらって、 そのまま車で越後湯沢に行ってきた。 火星が大接近しているとのことで、それが大きく見えた。 紅葉も見てきた。 ところで中村航さんの『100回泣くこと』を読みました。 まじめな書きっぷりに、じーんとしました。
私は幸せだ、最近。 目黒の、庭園美術館に行ってきました。 花花花。
ニュース番組で、呪文のような言葉がささやかれる。 「カワセトカブノネウゴキデス」 私はそれに興味がないので、その後の変な数字を聞いていると、世界が遠くなっていく。 ニュースに中の、いらない時間だ。 この前、友だちたちとお酒を飲みに行ったとき、友だちに聞いてもらった。 友だち「この店は、なんで虎の置物がたくさんあるんですか?」 オーナー「私が寅年だからです」 私「でも座布団カバーは、豹柄ですね」 オーナー「これは、豹です」
「本当に考えていること」の意味というのは、伝わりにくいのだと思う。 「私が本当に考えていること」というよりも、 「人間が本当に考えていること」という感じのことが書きたい、と思った。 人間が常識的なことでつらつらと書くような文章ではなくて、 人間が本当に考えているような文章を書きたい。 そもそも「考えている」ということ、 その「考えている」という言葉自体が、 共有しにくいものなのだろう。 私は頭では考えないし、思想もないし、 私はもっと「もやもやしたもの」のことが、本当に考えていること、だと思ってる。
大変悲しいことが、ありました。
マンドリンの団体で、選曲会があった。 掃除のおじさんから誕生日プレゼントとしてもらったクラシックのCDを持っていく。
髪を切ってきた。 その美容院は、いつもマンガを読ましてくれるので、嬉しい。 「この前来たとき、マンガ、途中まで読んでましたか?」 「読んでました」 「なんのマンガですか?」 「えー、安野モヨコのー」 「洋服を作る女の子の話ですか?」 「はい」 そうしたら、それを持ってきてくれた。 本当は「ボウズにしよう」と息巻いていたのだけれど、 やはり勇気が出なかった。でも、かなり切った。 できあがった髪形は、ショートで、 前の長さより20センチくらいは短いから、 今、普通にしていても、頭が軽い。 洗うときは、指がするするとして、変だ。 いやー、それにしても、自分で言うのもなんだけど、短い方が断然、 可愛いな! 関係ないが『きょうの猫村さん』の、ネコムライスってすごくおいしそうだ。 それから、ひとつの冷蔵庫にTOSHIBAとHITACHIって書いてあるコマは、何度見ても笑える。 それから文章は、私は、自分の内側からは書いてない。 本当に考えてることって、べつに、自分の中のことじゃ、ない。 外の世界のことだ。 私は他の人のことを考えなかった時間って、一秒も、ない。
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