■日々コレ精進ナリ■
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ニュージーランド旅行記、合計180KB。
それを全部PCに打ちこんだおばかさんの戯れ言。
その一覧はトップページにあり。
Invercargillに限らず、New Zealandの天気は変わりやすすぎる。周りがほとんど海だから、風やらで雲があっという間に動いてしまって一気に様変わりする。今日でここら周辺に滞在して1週間になるけど、天気がまったく予想できない。
この町は結構大きな店がいろいろあって、Stewart Is.で不便だった山歩き用の道具を幾つか補充することにした。保温性の優れたマグカップが半額で10$、小さい懐中電灯が15$、その他諸々を買っているうちに、この旅行中早くも500$以上使っていることがわかった。一日40$以内で生活しようと思ってたけど、宿代・交通費・食費以外にもいろいろ払ってる。郵便送ったりインターネットをしたり、小物類の補充だったり。このままじゃ1ヶ月で10万円以上使う計算になってしまう。
ヤバイな…。毎日のように宿を変えてるから、キャベツみたいな何日も使えるような食材は控えがちになってるし。今日は久々に肉を調理した。野菜不足に限らず肉も不足してたから今夜は奮発してご飯と肉野菜炒めと相成った。
NZの日曜の恒例行事となりつつある“テレビで映画”タイム、今週は『There's something about Mary(メリーに首ったけ)』だ。他局では『The MUMMY(ハムナプトラ)』だったけど、同じ宿に泊まっている人の多数決で前者になった。
今月に入ってからヒゲを剃っていない。改めて鏡を見たけれど驚くほど似合わない。しかもほとんど伸びていないし…いつ剃ろうかいな。明日からはTe Anauテアナウに移動、そして9日からはKepler Trackケプラートラックに挑戦することになりそうだ。
−−−−−−−−−−−−−−− その日綴ったWEB日記はこちら。
=(題名なし)=
I'd been looking for other internet bars, (昨日は日本語が使えなかったので)別のインターネットバーを探してました。 but everywhere can't use(write) Japanese Language. でも、どこのものも日本語を書けるところはない…
Please wait to next time!! 次の(更新の)機会を待ってください!
I've already been Stewart Island. 俺はすでにStewart Is.に行ってきました。 There is NZ's 3rd island. そこはNew Zealandで3番目の島で I didn't know that place when I go NZ before. 俺はNZに出発する前は存在を知りませんでした。
Next,I'm going to "Te Anau". 次は、Te Anauに向かうぞ。
Japanese (日本語にて)
Zettai kore hen na English dato omou... (絶対これ、変な英語だと思う…) demo,"Japanese-English" te koto de (でも、ジャパニーズイングリッシュってことで) chigau imi de wakariyasui kamo ne!! (違う意味でわかりやすいかもね!) nante...ro-ma ji de kaitemo zenzen tsutawaranai zo!!kuso-! (なんて…ローマ字で書いても全然伝わらないぞ!くそー!)
今日も朝からバックパックの整理。けど、毎日つらい。何がイヤってこの“中身の整理”っていう作業のこと。何度も言ってる「片付け嫌い」の俺だけど、何回やってもこの時間がウツだ。出しては片付け、片付けては出しの繰り返し。イヤだイヤだイヤだーー!整理をするたびにどこかへ腰を落ち着けたくなる。
まあそれはさておき14:30発の飛行機が取れたので、それまでそこらへんで時間をつぶす。周りは当然全て海。近くの雑貨店で1.50$のアイスクリームを買って海岸で食べると、なんともいえない不思議な気持ちになる。「こんな所で俺は一人でアイスクリームを食べている…」なんて。Rakiura Museum(ラキウラ美術館)や図書室なんかにも寄ってみた。そして10人以下のフライトをしてInvercargillに戻る。
いつのまにか、Christchurchを脱出して10日も経ってしまった。やばいくらいに時間が過ぎてしまっている気がする。今日の宿はまだ取ってないので、YHAに電話をしてみるがInvercargill YHAは昨年閉鎖されてしまったらしく、受け継いだ別のBackpackersに電話したら満室との返事。よく考えたら今日は土曜日だった…。次に前回泊まったSouthern Comfort B.P.にかけたら、幸いベッドは残っててOKだった。
今日の夕食はごはん、かなり炊き方も上手になってきた。これにふりかけ(rice seasoningと呼ばれている)をかけて、スーパーマーケットで買ってきた出来合いのサラダで終える。夜にインターネットが出来る場所に行くとそこは無人の場所。24hours openって…10分1$と少し高いけど…まあいいや。し、しまった!「Japanese available(日本語使えます)」って壁に書いてあったけど、表示されるだけで書けないっ!!最小限のサイトだけ見てWEB日記を英語(?)で更新して終えると20分ほど経っていたので2$を募金箱のようなものに入れる。履歴がしっかり残るようになってたから、お金のごまかしは効いても日本語サイトに行った人が金ちょろまかしたと思われてもイヤだしね。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−− この当日に更新した日記は以下のもの。
=What's going on!?=
Now I'm in Invercargill. 今俺はInvercagillにいます。 Here is most southern(?) city in NZ. ここは一番南です。↑ちなみにsouthernmostの間違い
I can't write in Japanese!!! 日本語が書けねえーーーーー!!
ohhhhhhhhhhhhhh NONONONO! ちくしょぉぉぉぉ!
ro-ma ji de kaku noha hijo----ni hen!!nanoda. (ローマ字で書くのは非常〜に変!なのだ。) to iu kotode,watashi wa ikite masu(I'm alive). (と、いうわけで、私は生きてます。) tsugi wa Japanese kakeru tokoro ni iku zo kora!! (次は日本語で書ける所に行くぞコラ!)
昨日寝る前、外に出て夜空を見上げた。多少雲はあったけれど、光の影響を受けないため相当の数の星が見えた。月並みながら人間ってチッポケだなあって思えた。
朝目覚めると、外の木が濡れている。夜の間に雨が降ったか、ただの朝露か…。地面はそれほど濡れている様子はないので朝露だろう。仮に雨だったとしても歩くときに降っていなければ万事OKなので、今日も機嫌良く出発。ほとんど海岸沿いを歩いているけれど、不思議と磯の香りはしてこない。
それにしてもドロだらけだ。木道が設けられているから靴の汚れは最小限で済む。けれど、この島はもともと完全な晴れという日が少ないらしく、道が乾かない。ゆえに道がドロドロなのだろうか。土の質もあるかもしれないけど、詳しくは知らない。今まで最大の靴の汚れを残し、3日間・約48時間の山行終了。
歩きを終えてから、この島のBackpackers(宿)を探そうと思いVisitor Informationに行って調べてみたら、大半の場所が家の半分を貸すという雰囲気。その中で15$というInne's B.P.を選ぶ。本当に家でびっくりした。シャワーを使って3日分の体の汚れを一気に落とすけど、ヒゲだけはそのままにしておいた。さあこのままどうなるかな…?絶対似合わんこと請け合い!!
(後で聞いた話だけど、この宿は日本人女性にとってはすこぶる評判が悪いらしい。俺は男だったから平気だったけど…)
2002年04月04日(木) |
世界まるごとハウマッチ(古) |
結局昨日は21時過ぎに寝て、今日7時に起床。10時間も寝てしまった。朝はごはんを炊いてふりかけをつけて、そんで終わり。あと、コーヒーも作った。そうそう。作る直前に粉ミルクが欲しくなってしまい、隣のベッドに陣取っていた女性に「粉ミルクを少し分けてくれませんか」とお願いしたら
"How much?"
と尋ねてくる。えっ…?俺はその時
「(この人、少しだけの粉ミルクで金を取る気か!)」
という思いが頭をよぎった。しかしそれは大きな誤解だとすぐ気付く。そう、この"How much?"は
「値段はおいくら?」ではなく 「どれくらい(の量)?」 という意味だったのだ…。一瞬こんがらがってしまって数秒の間が空いて
"Ah...er...30g please."
と、ようやくコトが運べた。"How much?"…おそるべし。そんなこんなで荷物を整理してたら8時半になっていた。Hutを離れる。
今日の道はひたすら森の中。特徴のないコースだけに、個性はそれほど感じられない。けれどもジャングルのような森の中の世界はそうそう見られる世界じゃないな、と思えた。同じ時間帯を歩いてる人と何度もすれ違う。お互い休憩をはさんでいるからだろう。休憩で思うことなのだが、山や森の中でとる水やチョコレートは、どうしてこんなにも美味しいのだろうか…。ひたすら森を歩き通してlookout(展望台)に着く。その場所からは特に景色は見えないので、10mくらいの高台が用意されていた。「これをここに設置するのにどれだけ時間を費やしたんだろう…」と思いつつ上まで昇る。天気はまずまずだったけど、方向からいってNZ本土は見えなかった。その場でしばらく長い休憩をしてから、今日の宿North Arm Hutへ14:10ごろ到着。時間と体力から考えれば町まで戻れる勢いだけど、既にHut Pass(宿泊券)を買っているのでココで落ち着くことにする。
干潮の海を眺めつつぼんやりとしていたら、ずいぶん時間が経っていた。Hutに戻って簡単な晩飯を作って夜を迎える。今日は小屋に12人いる(満員は30人)。係の人はいない。そんな中でロウソクの小さな光の下、温かいコーヒーを飲みながらこの日記を書く。この雰囲気イイでしょ?外は寒いよーママー(笑)。
もはやdaylight saving(夏時間)も終了してしまったので、19時ではもう暗い暗い暗い。今日も21時くらいには寝ようと思うけど、あと2時間どうしよう。
(昨日の日記と終わらせかたほとんど一緒や…)
信じらんねえぜ、これが2年半前まで現役だった男の姿か?
そんな前振りはさておいて、航空券が取れました。Invercargill→Stewart Is.の当日分をいわゆるキャンセル待ち(こちらではstandbyという)を使って12時発のを取った。で、朝のうちはまだ時間があるのでInvercargillのD.O.C.(注−Department Of Conservation─山歩きの最低限のルールを教えてくれる)に行って天気を教えてもらうと、今日・明日は晴れ、それからは下り坂だという。予定としては今日島に渡ってひとまず情報を集め、それから翌日出発しようと計画してたけど、天気が悪いのならそれを避けるのが俺流(?)。故に今日の昼から一つめのHut(山小屋)に行くことを決意する。
飛行場までのShuttle Busシャトルバスを予約するために電話する。しかし「Full」との返事。アカンがなー!!仕方なくTaxiを使って行く。7.60$もかかってしまい、バスの倍以上だった…クヤシー。
先ほど航空券とは言ったものの、島への飛行機は超小型。乗客7人乗りなんて初めて聞いたゾ。しかも俺は運転手の左隣の席に。景色サイコーだ。わずか20分ほどの飛行で島に到着してそのままStewart Is.のD.O.C.に行って歩きの準備をするも、それでも荷物にムダが多い。空港で荷物の重さを計ったら23kgもあった。何がそんなに…?おそらく荷物だな。それほど着替えなんかしないってのに!使わないものをD.O.C.のロッカーに預けて13時半出発。
今日のコースは4時間半。4時間弱で行ってやると思っていたけど17時半に到着。4時間以上かかってしまった。一つめのHutはPort William Hut。海沿いの山(?)小屋で波音が常に聞こえてくる。
さて、メシ作るかと思ってバックパックを開けると…持ってきた懐中電灯が灯いたままになっていた。当然電池切れ。…夜俺どないすんねん?予備の電池用意してないし。こりゃロウソクのみで生活しなきゃアカンなートホホ。
先月買ったガスバーナーがやっと活躍してくれたよ。っていうかそういうモノが必要な所に俺が行った、とも言えるけどな。19時に日没してからは物凄くヒマ。持ってきた日本語の本を一気に読破してしまう勢いだし、日記もとてつもないボリュームになっている。これを書いてる今(20時に)寝ても翌朝6時過ぎには確実に起きてそうやし…どないしょ。
2002年04月02日(火) |
それで郵便送れるのか |
体はなんとか元気。今日はInvercargill周辺の店をうろちょろと周る。Easter Holidayも終了し、店ではEaster Eggという名の卵型チョコレートを半額以下で売り出していた。いわゆるクリスマスケーキの売り方さな。俺も一つ購入、15cmくらいある人形の形状をしたチョコレートが2$(120円)でした、安っ!250gほどの重さで日本にある板チョコの3倍程度と思ってくれればいいかな。その他山歩きのための道具や食料なども買いこんで準備はOK。
そしてVisitor Informationの同じ建物の中には博物館があって、donation(寄付)という形で2$取って見せていた。ここらへんに住んでいた動物や、南極周辺に住む鳥や魚などが紹介されていた。ここはNew Zealandでも最南端に近い。南とはいってもここは南半球なので寒い。
改めて思ったことは、NZは逆さにして本州と九州がある、そんな雰囲気がする。今まで居たChristchurchは大阪か愛知、Oamaruは千葉あたり、Dunedinは仙台、Catlins Coastが三陸沖、そしてここInvercargillが青森あたりって感じかな。10月に青森に来てるって雰囲気で伝えるとわかりやすいのだろうか?で、明日向かうStewart Is.は何処かといえば、うーん…奥尻島(笑)。
話を戻すと、ここは南の果てに限りなく近い。昨日の道すがらでもYellow-eyed-penguinを見られたし。ちなみに今日の気温は最高13℃・最低5℃、らしい。いよいよ寒くなってくるかな。昨日は忙しかったから気にならなかったけど、Chiristchurchから南下すると同時に西にも移動してるから暗くなるのが30分遅いように思えた(冬に向かうので同じ所にいると日の入が早くなる)。たいして大きな国でもないのにね。
今日は、バックパックに詰めたものの全然使っていない衣類や荷物をChristchurchに送り返したんだけど、郵便局の手続きがとても曖昧でビックリした。段ボールに封をして、そこに直接宛先を書き込む。専用の用紙はナシ。俺は旅をしてて住んでる所がないから差出人住所ナシ。オイオイ…宛先だけ書いても受け取る人は困るやろ…。まあこの場合は自分で自分に宛ててるから係の人が判ってたから書かせなかったのかもしれないけどね。住所間違えたらどうしよう…ってハラハラしたよ。
前日からの体調は何とか持ち直したゾ!
今日は一日Bottom Busという小さな観光バスで南島南側の沿岸を周る。そのバスには15人乗っていたけど、アジア系は俺一人。ドライバーのDavid(デイヴ)はものすごい気さくな人で、俺のこの先の旅の助言までしてくれた。自分トコのバスの儲けが減るかもしれんのにー!
ここCatlins Coastは車でも周れるかなりオイシイ場所。俺がもしレンタカーを借りてたらここを訪れずには終われないと思う。日本でいうところの三陸海岸に似てるかな、例えるなら。この周辺は行くべき場所が少なく見積もっても20はある。そのうち5つをバスで周った。Nugget Point・Surat Bay・Matai Fall・Lake Wilkie・Curio Bay、以上5つ。どれも独特の味が出ていた。Surat Bayでは大きなアザラシも見られた。うまく文字で説明できないのがもどかしい。ここを通らない通常のバスより3倍ほど値が張るけど、それなりの価値はあったと思える、85$。
俺の到着地はInvercargill(インヴァカーゴ)。宿はSouthern Confort B.P.。ここは特別に見所はナシ。明日はのんびりしつつStewart Island(スチュワート島)へ向かうための準備をするか。いよいよ本格的なトランピングの始まりか!
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