■日々コレ精進ナリ■
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ニュージーランド旅行記、合計180KB。
それを全部PCに打ちこんだおばかさんの戯れ言。
その一覧はトップページにあり。
2002年07月21日(日) |
コピーはやっぱり違法です |
Whangareiは俺にとってそれほど興味がなかったので、次の町Paihiaパイヒアへ向かう。宿も多く、それらは海沿いに建てられているので景色も良いとの噂。
俺は荷物を持ち歩くとき、大きなバックパック、小さなリュックサック、その他壊れやすい物を入れる為の手提げ袋という3点セットで旅をしている。バスに乗る時は、バックパックだけをトランクに預けて小リュックと手提げ袋はバス内に持ちこむのだが、今日も同様に乗ろうとしたら運転手に止められてしまった。「その袋もこっち入れて」と。──えっ!?そんなことを言われたのはNZでは初めてだったので戸惑ってしまった。
おそらく、袋の中に食料が入っていたのが見えたからだろう(ちなみにポテトチップが2袋など)。「バスの中で食べるのはダメだから、ハイ入れた入れた」といった口調で、こわれやすいものばかりの袋も入れられてしまった(乾燥麺、パスタなどが入ってた)。さらに「小リュックも入れろ」などと言うので、俺は「これは本やら入ってて読むからダメだ」と断った。
後でわかったのだが、この運転手が今までにない口うるささだったのは、Aucklandから乗りこんでいる中国人の3人グループのせいだった。彼らは平気な顔をしてバスの中でパンやら食事をとっていたようで、再三その運転手が注意していたようなのだ。当然地元の人たちには中国・日本・韓国あたりの人の区別なんかつくわけがないので俺もそのとばっちりを受けたわけだ。ちなみに、New Zealandではバス内での飲食は禁止されている。アルコールを飲む客がいたことが判明したらそれを乗せた運転手は何らかの罰則を受けることになっているらしい。俺は車の中でメシなんか食うか!食うとしたら小さいチョコレートくらいやね。って食うんやんけ。
13時にPaihia到着したけれど、今日の宿は特に決めていない。次に行くところはKerikeriというここから北にある場所だと思うので、ヒッチハイクのことも考えて町の北側にある宿を選ぶことにした。Captain Bob's beachhouse。前まではTommy's B.P.という名前だったらしいのだが、オーナーが変わったので宿の名前も替えたということらしい。天気はそれほど悪くないので荷物を部屋に置き、Waitangiワイタンギという歩いて30分ほどで行けるところへ行き、NZの歴史に関わる展示をいくつか見てきた。
夜、宿でテレビを見ているとビデオデッキの横にDVDプレイヤーも置かれているのに気付く。DVDのソフトを見ていると、"BANDITS"、"Mourin Rouge!"、"Mr.Bean"などが出てきたのだが、さらに調べると"Lord of the Rings"、"E.T.(特別編のほう)"、果ては"STAR WARS -episode 2-"までが置かれていた。──あれ?確か"Lord of the Rings"のビデオとDVDは8月6日発売の予定だからまだ市場に出回るはずがないし、"STAR WARS"なんてつい先月まで映画館で公開されてたのに?
どうやらこれは先に述べたオーナーBobの嫁(愛人かも)がタイ人で、コピーが簡単に手に入るらしい。それをここに持ってきただけ、とのことだが…。で、"Lord of the Rings-fellowship of the Ring-"を英語の字幕つきで見たのだが、字幕が全然合っていない。HobbitsがHoppitになっていたり、ミスリル(軽金属)をMee threatとか意味不明だった。"STAR WARS"に至っては、DVDのくせにビデオよりも画質が悪いというとんでもないシロモノだった。どうも映画館で録画したもののようだった。
このDVDプレイヤーはなかなか遊べそうだ。明日もう1泊するぞ。
今日からさらに北へ向かう。今回は移動を全てバス利用にしてしまうということで、コースチケットを購入してしまった。これは、3ヶ月以内であれば決められたルートをどこで降りてもよい、という設定。
例えるなら、大阪から東京までのバスチケットを購入して、3ヶ月以内に東京に辿りつけるように旅を進めていけばいい、という感じ。基本的に停留所はないのでどこで降りても構わない。
しかしこのバスチケットでは、行きたい場所であるKerikeriケリケリとKaitaiaカイタイアという町には行けないので、また別口で券を買わないといけない。
朝からのバスに乗る。俺の前の席に座った女性2人が日本人だったので、話している様子が耳に入ってきた。Aucklandにずっと滞在しているようで、窓から見える羊たちを「初めて見る」とか話していたし、こっちで彼氏がどーのこーのとかそんな話ばっかりしていた。日本でやってることと大して変わってないのと違う?と言ってやりたかったが、それは余計なお世話というもんだな。
それはいいとして、今日の行き先はWhangareiファンガレイ。一応NorthlandというAucklandより北部地域の最大都市だ。けれど、英語で書かれたガイドブックを見るかぎりでもそれほど見どころはなさそうだ。いざ着いてみても、やはり特にすべき事は見つからない。ここには1泊だけして次へ向かおうと思う。
夜のテレビでは"Forrest Gump"をやってるけど内容がよくわからないや。
昨日でNZ生活は丸8ヶ月が過ぎ、9ヶ月目に突入した。北島の旅の最中に余分な荷物がたくさん出来た。 ・Taupoで撮ったバンジージャンプやスカイダイビングのビデオ ・ノート満載になった旅日記 ・昨日購入したCD・山のパンフレット などを入れた。全部で2kgになり輸送料は42$、微妙な額だ。
これらの荷物を入れるための段ボールを近くの雑貨店(韓国人経営)へ取りに行ったのだけれど、その時の会話──
俺「Would you give me any card board boxes?」(何か段ボール箱をもらえませんか?) 店「What's that?」(何ですかそれ-card board box-は?) 俺「Like that.」(そんな感じのヤツです、と店に置かれたまだ中身の入ってる箱を指さす) 店「No...」(いいえ…) 俺「Really?You don't have that?」(えっ本当に?持ってないんですか?) 店「No. Sorry.」(ごめんよ、ないんだ)
などと言われてしまった。無いはずはないのだが、たぶん雑貨店の人は「段ボールを売っているのか」と解釈したのだと思われる。そういう説明をするのもわずらわしかったので話は終了。のちに一番近くにあった日本食を売ってる店からカルピス(CALPICOという)の箱をもらってきたので問題はなかった。
本来なら今日あたりで昨日も綴った例の女性に会う予定だったけれど、メールアドレスしか知らないことを思い出して、電話番号を教えてもらうためにメールを出したが、その返事は今日チェックしても未だに来ていない。これはやっぱり次の機会になってしまうな、まったく予定通りにはいかないもんだ。
2002年07月18日(木) |
サポートのサポートが必要か |
前回は雨続きだったが、今回のAuckland滞在は晴れが続いている。今日は中心部から少し離れたNew Marketニューマーケットへ行く。しかしAucklandは100万人都市なので、2〜3km移動した程度では街の規模は全く変わらない。街を移動した意味はさほどなかったように思う。バスを利用したら前は1$だったらしいけど確認したら1.20$に値上げしてるしさー。帰りは歩いていくことにした。収穫はといえば、New Zealandオリジナルのコンピレーションアルバム(『100%HITS! Vol.6』)を買ったくらいかな。見てて欲しくなったやつといえば、Anika Moa『Thinking Room』、『NOW 10』(コンピレーション)、Shakira『Laundry Service』くらいかな。(先の2つは後日購入しました)
その後、ワーキングホリデーのサポートセンターに寄って、4ヶ月ほど前に発売された少し古い日本の雑誌をもらう。そこのスタッフに「俺はこの先さらに北上したい」と伝えると「今の時期(冬)って何があるのかしらねえ」といった程度の反応しか得られなかった。おすすめの地域はどこかと聞くと、「どこもおすすめ!」とか言うし…そんな答えを求めて問うたのと違うわ!やっぱり自分なりに行き先を決めるしかなさそうだ。
日本を離れる前から知り合いだった、Aucklandに住んでいるとある日本人の女の子が「こっちに来たら会って情報交換しよう!」と言っていたので、前日から返事のEメールを待っていたのだが、全く返事がないというのは何とも哀しいものがある。彼女と会うのは、次に戻ってきたときの楽しみにしておくか…。
何やら、今ここでは“映画祭”が開催されているらしい。世界各国の作品が見られるらしく、日本からも3作品上映されている。
『All about Lily Chou-Chou』『Warm water under a Red bridge』『Metropolis』 どの映画のことか、わかるだろうか?順に、 『リリィ・シュシュのすべて』『赤い橋の下のぬるい水』『メトロポリス』のことだ。
俺が見たいと思ったのは『リリィ・シュシュのすべて』。しかし、上映時間は今日の20:30だったのだがその情報を知ったのは21:00…今やないか!途中から見ても仕方ないので、日本に帰って見ることにしますか。また見るべき映画が増えてしまったではないか。
全く違う話をするのだが…
先日「モテそう」という意味での日記を綴ったのだけれど、今日インターネット上で俺と同じような内容の日記を書いている人がいた。このことに対しての反応は「言われるだけイイじゃないか」とか「(女性の)私でも『彼女いそう』とか結構言ってる」など、いろいろあった。確かにどちらの意見も理に叶っているが、本当に「言われるだけイイ」のだろうか?と。
仮に相手にもしたくないような人なら、会話の糸口さえつかめないだろう。行為を持っている人なら果たして「モテそう」などと言うだろうか?もしも自分にとってそういう興味をひく女性がいたとして、決して「モテそう」などとは言わないはずだ。まだ「彼氏いるの?」とか聞く程度だ。どういう心理なのだろうか?もし次言われるようなことがあるなら、その人の真意を聞いてみたいものだ。
で、もう一つの「彼女いそう」。俺は言われたことないけれど、これは少しニュアンスが違うように思える。このセリフは「彼女いるの?」と質問をするのではなく、個人的感想を言っていることにして、相手の反応を待っているのだ。これはむしろ言われてみたい言葉なのかもしれない。彼女がいるかいないかを問う。これは聞き逃せない言葉だと俺は思う。
この『モテそう』論は、まだまだ展開の余地がありそうだ…。
2002年07月17日(水) |
わざわざ日本食買わずとも |
前に行こう行こうと思っていたが行けなかったAuckland Station(オークランド駅)まで行ってみる。話によると、駅舎といわれるものは既に買い取られたらしく、今はプラットフォームが存在するのみだ、と旅の途中に聞いた。行ってみると、見事なまでにプラットフォームしかない。これが本当に国の最大都市にある駅なのか?と憤慨させてしまうような作りだった。これでは電車に乗ってみようという気も失せてしまう。
この街はNew Zealandの中でも一番日本人が多いので、日本食レストランや日本語サポートの店が多数ある。日本を出る前から情報として仕入れていた日本用雑貨のスーパーマーケットのような所へ足を運ぶ。懐かしい名前のお菓子や見たことのない新製品のカップラーメンなど、ありとあらゆる種類が所狭しと並べられていた。が、値段をみてがく然としてしまう。カップラーメンが4.80$、プリ○ツ3.80$、チョコレートパイ9.80$、シャンプー12.50$、ペットボトル入りお茶4.70$、一番安いベビー○ターラーメンが1.20$(1$=60円と考えてほしい)。
えっ・・・?
どれ一つとして買おうと思えるものがなかった。NZには600mlのペットボトル入り炭酸飲料が2$であるけれど、いつもは買わないくせにそれがずいぶん安いように思えてしまった。決して安いわけではないがそこの商品が高すぎるのだ。それでもこうやって広い面積の店を維持できているってことはそれだけ需要があるってことだよなあ??やっぱり日本人ってお金持ち〜♪何も買わないのも気が引けたので、カップラーメンを買うことにした。韓国製の2.25$。あら?日本食スーパーマーケットじゃなかったかしら…ホホホ。
今日もYHAに泊まっているのだが、やはりというか当然というか日本人が多い。それと同時に他の国の人も多いから別に構わないけどな。明日はたまった写真やら現像するか。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 日本食はほどほどで良いと感じたそんな日の日記。↓
==(07/17)合う人合わない人==
昨日までは、ここAucklandから車で3時間ほど走ったところにある Coromandel(コロマンデル)半島というところに滞在してたんですけど そこの宿で、普段Aucklandで住んでいるという人に会いました。
3ヶ月近くそこに居るらしいんだけど、特別嫌に感じることはない、と。 話によると、バスで一時間くらい走る所にホームステイしているらしいんです (それはもはや別の町だとかいうツッコミをした人、多数)。 でも、休みの日でヒマなときは中心部まで遊びに行っているそうな。
俺はAucklandの中心部しか見てないから、
「アジア人多いーうるせーくせー」(昨日と感想違う)
とか思ってますが、初めて着いた場所がここだったら、 印象はかなり変わってしまっているんだろうな、とふと思う。
とにかくなんか疲れます。 日本食を集めたスーパーみたいなところ行ったけど、 バカかおのれは!?と思わせるような値段ばかり。 でも需要があるんだよな・・・。恐ろしい話だ。
日清カップヌードル、5.50$。 日本円に換算すると、320円くらい。
・・・ガマンしよ。
2002年07月16日(火) |
ひとまずのゴールかも |
今いるところはCoromandel Peninsula(コロマンデル半島)。なのでCoromandelという町にも行こうと思っていたのだけれど、ここWhitiangaからCoromandelへ向かうバスは走っていないと宿のオーナーから聞いた。他にも見てみたい場所があったけど、どうしても乗り換えが多くてバス代が高くついてしまう。けれどそこまでこの周辺を見たいという執着心はないので、ひとまずAucklandに戻ることにする。
昼過ぎにはAucklandに着き、2ヶ月前に泊まったところと同じ宿であるAuckland International YHAへ。ワーキングホリデーサポートの事務所に郵便物をためているのでそれをとりに行く。また街の中を歩いていると、インターネットが全体的に安くなっていることに気付く。1時間2$のお店がずいぶん増えたみたいだ。良いことではあるのかもしれないけれど、まあなんというか…いや、いい。また中国人の比率が増えているように思うのは気のせいだろうか?Aucklandの人口の半分が中国人になるのは時間の問題かもしれない。
寄るは久々に日本食の店で牛丼なんぞを食するが、これがちっともおいしくない。自分で違うもん作ったほうがよっぽどマシだったな、チクショウ。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 安いネットカフェで更新した当時の日記がこれ。ろくなこと書いてねえ。↓
==(07/16)ニュージーランドに都会は必要なし==
なんだかんだで2ヶ月弱ぶりにAucklandに戻ってきましたエイジです。 やっぱりこの街の感想は
「うっせー!そしてきたねー!夜怖いー!中国人帰れー!」
です。鬱屈した生活なんですね、俺・・・。
久々に日本食レストランなんかにでも行って、 ラーメンでも食べようかなとか思っております。
誰かメシおごってくれ。そろそろ限界近いからな。 だからといって盆なんかに帰りたかねーよ。
2002年07月15日(月) |
牛たちの横を歩きまくる |
雲一つない青空だ。Taupoあたりで続いていた曇り空がウソのようだ。今日もとことん動いてやるぞ。ここWhitiangaは海沿いの町で、少し湾に入り組んでいる。対岸にも小さな集落があり、小さなフェリーに乗り3〜4分ほどで対岸に着く。そこから10km以上先にあるHaheiの近くのCathedral Cove(カセドラル・コーブ)という不思議な形の岩を見ようと思う。
まずはフェリー(というか屋根付きの小型ボート)に乗り、最初の4kmくらいは平気で進んでいたけど、ときどき通る車の速さにうんざりしてしまう。よってヒッチハイクに挑戦。意外にもあっさりつかまり、たかだか5kmほどなのだが、途中のわかれ道まで送ってもらった。Sueというおばあさんで、後部座席にはやたら動き回る一匹の白黒の犬がいた。
次もあっさりつかまった。Julieという女性で、この人も後部座席に大きなレトリバー(だと思う)を乗せていて、目的地まであと2kmというところまで乗せてもらった。2km強、およそ40分ほど歩くと駐車場に辿り着いた。ここからまた30分歩くということで少し気分が滅入ったが、ここまで来て引き返すわけにはいかないのでさらに進む。
きつい日差しの中を歩き続け、出発からおよそ2時間半後にようやくCathedral Coveに到着。う…美しい…。しかし、よくよく見ると岩の部分に落書き(彫り物)がなされている。日本語のそれは見当たらなかったけれど、なんとなくイヤな気分だった。シャワーのような小さな滝が2つあり、そこで軽く水浴びをして引き返す。Haheiの町にあった店でアイスクリームを買って上機嫌。歩きながら食べていて、アイスの棒がゴミになってしまったのだがゴミ箱が見つからなくて、とある家の玄関先に置いてあった家庭用のゴミ袋の中に無理矢理アイスの棒を押し込んだ。ポイ捨てするよりはマシでしょ?
さて、帰りはだるいな…フェリー乗り場までバスが出ているらしいけど、値段を聞くと20$というので、却下!高すぎるよ。そのためヒッチハイクを試みる…が出来ない!!車が全く通らないのだ。途中2〜3台通ったけどそれは止まってくれず、行きで楽した5kmを歩き続ける。そしてようやく1台止まってくれた。地元の人で子供を連れていた。Kerryという母親とKane(Karn?)という息子。Kerryという名前を言うとその息子は「今日の晩ごはんはCurry(カレー)ね!」みたいなことを言っていた。どうやらKerryとCurryをかけていたらしいが、俺は理解するのにかなり時間がかかってしまった。子供は何を考えてんだか?
そのままフェリー乗り場(正にFerry Landingという名の集落)まで乗せてもらい、無事生還。その後宿に戻ってからポテトチップス200gをあっさり完食。そんな自分が少しイヤ。そういえばこないだバンジージャンプした時に体重を測ったら3kg増えてたな…気をつけないと。
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