海津ほろよい日記
湖畔の酒蔵 ほろよい社長の日常

2004年05月12日(水) 小学生も田植え




小学生に米作りの体験をさせる学習が、町内の各小学校ではじまり、当蔵の裏にありますマキノ東小学校5年生が田植えをしました。

去年の春頃からお話があり、当時PTA会長をしていた、ほろよいの田んぼに白羽の矢がたちました。

小学校から歩いてすぐで、1時間位で仕事が終わるくらいの面積の田んぼ、というまことに都合のよい条件にピッタリと合ってしまいました。

田植えのだんどりは耕作しているかたにすべておまかせで、準備ができたら、さあ小学生の出番です。わいわい言いながら苗を持ってへっぴりごしで田んぼの中に入っていきます。ヒルがいるとか足が抜けないとかまあ勝手なことをいいながら、ぼつぼつ苗を植えていきました。

米作りの1年間の作業の中で、田植えと稲刈りだけを体験し、雑草とりやら草刈り、水のやりとりなどは耕作している方におまかせなのですが、小学生が田んぼのドロの中に入って田植えをする経験も悪くないとは思います。

とはいうものの、よくも悪くも遊び感覚の田植えで、「人の口に入るものを作っている」という認識があんまり感じられないのが、少し残念でした(昔農家の子供がそんな緊張感のない手伝いをしていたら、お父さんあたりからゲンコツを頂戴するところです)。





2004年05月11日(火) アダルト怖い

このところインターネット・エクスプローラーを開くと、見知らぬ海外のサーチエンジンのホームページが開いてしまうという不具合が続いておりました。

ほろよいの愛機の設定では、まずホームの吉田酒造のHPが開くようになっているのですが、これが知らぬ間に海外のHPのアドレスに書き換えられてしまうのです。

何度設定をやり直しても、半日ほどで同じように書きかえられてしまいます。

困り果てて、インターネット上で調べてみると、アドウエアないしスパイウエアというウイルスの1種に感染していました。

これはデータを破壊したり、迷惑メールを送りつけるようなウイルスではなく、希望しないホームページへ強制的にアクセスさせるものや、広告のウインドウがしつこく開いてしまうもの、侵入したパソコンのホームページの履歴を第3者に知らせたりするウイルスだそうです。

「クールウェブシュレッダー」と「スパイボット」というソフトをネット上でダウンロードし、コンピュータ内を検索してようやく退治できたようです。

ほろよいのパソコンにはシマンテック社のアンチウイルスが入っていて、ウイルス定義の更新もマメにやっているので、まず大丈夫だと過信していたのが運の尽きでした。

解説をよんでいると、海外のアダルトサイトを見ていると、そのHPを見るだけでウイルスが感染するそうです。

ほろよいには心当たりがないわけでもなく、よいクスリになりました。
読者の皆々様「劣情に負けたこの迷える小羊をお許しください」

●ほろよいの場合はこの作業で復旧し、今のところ正常にパソコンは稼動していますが、同様の作業で他の方のパソコンが正常にもどるかは保証のかぎりではありません。自己責任でお願いいたします。







2004年05月09日(日) 冷蔵庫不調〜本日3倍

店のオープンタイプ冷蔵庫の調子が悪く、朝から冷蔵庫の中を大掃除。熱交換器のフィルターやら、冷気の流れる部分をキレイにしました。

立夏もすぎ、気温も上がってきたのでどうしても負荷が増えてしまいます。
お酒の陳列も立たせる陳列から、麹蓋(こうじふた)に寝かせる陳列に変更しました。

春の観光シーズンは来客もけっこうあって、陳列する数を増やさねばならないので、どうしてもビンを立ててぎっしりおいてしまうのですが、冷気の循環がどうしても阻害されます。

これからおいでになる御客様は、比較的小人数で「竹生嶋を買うぞ」という目的をお持ちですので、いろんな種類を少数ずつ、見やすく陳列する方法に変更しました。

運転開始してみると、どうやら冷えているようですが、いつもと少し様子が違うような気がします。2,3日様子を見てメンテナンスを頼むか決めないといけないようです(過去にもこんなことがあって、コンプレッサーがオシャカになったにがい経験があるのでねえ)。

夕方、裏の黒ネコヤマトの営業所に明日届けねばならない荷物を持って行ったら、花束やらプレゼントなどいつもと違う荷物が所狭しとならんでいます。

はあ、そういえば世間様は「母の日」であったわいと気がついて、顔なじみのドライバーに話し掛けると、今日は通常の3倍の荷物が届いていて、これから夜の配達にでかけるとのこと、すでに御疲れモードでした。

商売人として落第点をつけられそうなのですが、ほろよいは男なのでこういうプレゼントのやりとりというのはピンときません。せいぜい赤いカーネーションを渡すだけのささやかな日くらいに思っていたのですが、通常の3倍もの荷物が動く「母の日」というのは、やはりビジネスチャンスとして利用していかねばならないと実感しました。

とりあえずは、来月の「父の日」にむけて積極的な行動を開始しましょう。



2004年05月05日(水) 倭は国のまほろば

連休最終日、お店は両親に頼んで、ほろよいは久しぶりの家族サービスです。

実は愚妻は聖徳太子おたくでして、奥様の熱い希望により、親子4人で飛鳥に行ってきました(わたしゃかまわないんですが、お付合いする子供たちは大変です)。

8時前にマキノを出発。湖西線〜近鉄奈良線を経由して、11時すぎに飛鳥に到着。
駅前にはなんとレンタサイクルの客引きが!

けっこう疲れたママチャリが1日1.000円とはなかなかよい値ですな。

とはいえ飛鳥をうろつくには自転車が一番、親子4人の銀輪部隊の出発です。子供たちもしっかりとペダルを踏んで進んでいきます(こんなときですね、子供たちの成長にふと気がつくのは)。

亀石やら橘寺を見て、奥様の本日の目玉、酒船石遺跡で最近発掘された亀型石造物との御対面です。

なにやら亀の形と小判のような形をした水盤が、石畳の中にならんでいるだけなのですが、奥様は至極満足そうでした。

近くの売店で、柿の葉寿司とおにぎりの昼食です、橿原市内の造り酒屋さんのカップ酒がありましたので、思わず2本買って日差しがさし始めたの空のしたでグビグビやっていると久しぶりの開放感(カップ酒2本で気分がハイになるのですからおめでたい専務です)。

観光客は、なんだこのオヤジはと、いささか引き気味に通り過ぎていきます。

こころよい酔いにまかせて「なんだいあの遺跡は、まるで水洗便所みたいじゃないか」言ってみたり、「こんな所なら、マキノの竹やぶに知り合いの石屋さんに似たようなものを並べてもらったら似たようなものが出来上がるんじゃないか」などと放談して、いたく奥様の機嫌をそこねた次第です。

すでに快晴となった空の下、飛鳥の丘陵地から周囲を一望すると、新緑でむせかえるようです。日本武尊が「倭(やまと)は国のまほろば、たたなずく 青垣 山隠(やまごも)れる 倭し 美(うる)わし」と詠んだのもむべなるかな。すばらしい景色でした。

ひさぶりに仕事をはなれ、充電したほろよいでした。
(やっぱり仕事からはなれる日をキチンと作らんとダメですなあ)



2004年05月04日(火) 雨もまたよし〜プラナリア発見?



雨がしとしと降り、梅雨のような天気でした。
海津の湖岸はもやにふうわりとつつまれ、雲が低くたれこめていました。

雨降りとはいえさすが連休です。観光客のみなさんが入れ替わり御来店になり、けっこうお酒が売れました。

途中で小売店さんへの配達もいくつか入り、ほろよい1人ではいささか手たらずで、いそがしい一日でした。

朝、ほろよいが寝起きしている家の庭に、なにげなく目を向けると、なにやら奇怪な生物がコンクリートの上をはっています。この形は高校生の生物の時間にならった「プラナリア」かもしれんとさっそくデジカメでお姿をうつしました。

インターネットで調べるとプラナリアに近い種類でクロコウガイヒル(黒笄蛭)という生物のようです。

御存知のとおり、ほろよいの蔵には大きな樹齢200年を越すといわれるケヤキの大木があって、その落ち葉も半端な量ではありません。これが家の周りに腐葉土となってたまっていて居心地がよく、昨夜来からの雨で湿度が上がってすみかからはいだしてきた様子です。

ちょっぴりグロテスクで、三角の頭がとってもチャームなお姿をごらんあれ(お食事中の方、ぬるぬる系生物のお嫌いな方は御容赦のほど)。





2004年05月01日(土) 連休初日

昨夜は竹生嶋の大ファンN夫妻とマキノ駅前の「栄とこ」で痛飲。ほろよいの奥様も加わってけっこう呑んだにもかかわらず気持ちよく目覚めました(資金繰りをクリアしてなんとか月末を超えられたしねえ)。

今日から吉田酒造は5連休。社員とパートの皆さんはおやすみですが、ほろよいはしこしこお仕事です。

今日中に納品しておかねばならない酒販店さんや、問屋さん、ホテルなどを一巡して帰社すると、自分の売り場の商品が手薄になっています。

ラベル張りやら商品出しをしようと思うと、来客があったり電話があったりでなかなか思うように動けません。明日はキリキリ頑張って早起きして商品を充実させなくては。



2004年04月28日(水) 海津祭/宵宮



         ↑吉田酒造の宵宮(きらきらモードで撮影しました)

海津祭宵宮の日です。

朝から、お祭りにつかうお酒の注文が町内の小売屋さんから舞い込み、10ケース、15ケースと配達され、お花見に続く活況を呈しました。

日々販売されるお酒の売上が基本給で、お花見やお祭りの需要はボーナスみたいなものです。基本給が低迷している現在、ボーナスをどうしても期待してしまうのはやむをえないのですが、隣の今津町では、すでにお祭りのお酒の需要は激減しているとのこと。いつまでもアテにはできないですね。

いま、提灯に灯がともされた家々の前を、宵宮参りを終えた青年会の面々(明日お神輿をかく皆さん)が帰ってきました。いつも通り、太鼓をたたきながらダミ声で海津のまつり歌を歌いながら陽気に宿へ引き上げていきます。明日は天気も回復しお祭り日和になりそうです。ほろよいも大酒を呑んで楽しみましょうか。

今日も海津祭り歌を御紹介
「金(かね)のなる木(稲のこと)でつくったワラジ、つくったワラジ、踏めば小判のあとがつく」
「私のこころとお宮の屋根は、お宮の屋根は、変わらないぞえ(瓦がないと変わらないをかけている)いつまでも。


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