実習から帰ってきて、久しぶりに夜遅くに梅田から阪急電車にのりました。車内はサラリーマンが多くて、なんだか不思議な気分になりました。二年前は自分もこの人たちと同じように、夜遅くに電車で疲れた顔をしながら家に帰っていたっけと思い出したり...
サラリーマンのように、会社のために自分の身を削り、会社の利益を得るために働いている人をどこかで軽蔑しながら自分もサラリーマンをやっていましたが、今日は、なぜだか、この疲れた顔をした人たちがいとおしく感じたのです。不思議と、「大変だったねえ。」「ご苦労さま。」という声が心の中で生まれてきて、自分でも変な感じでした。
実習中に、私が接した患者さんの中に商店街でバリバリと役員の仕事をされていて、その途中に脳梗塞で倒れて失語症になった人がいました。昔のようにうまくしゃべれない自分にいつも嘆いておられました。私に、商店街の役員の仕事は想像もつきませんが、年度末になれば予算を考えるだろうし、運営していく際には費用対効果などを考えコストの削減を検討したりと、大枠で一般的な仕事の話はできました。そのとき思ったのは、「まがいなりにもサラリーマンしててよかったな。」ということです。
実習でさまざまな患者さんを見て帰ってきて、ふと乗り合わせたサラリーマンを見たとき、わたしの心に浮かぶのは私がこの人たちだったらという思いです。サラリーマンと言う職業がどうのこうのではなく、この人たちはこの人たちの人生において、今出せる力を出しながら頑張っているんだなあという思いです。
実習と何がどう関係あるのかはよくは分かりませんし、だからなんだ?と問われれば返す言葉もありません。ただ、疲れたサラリーマンに対して素直に「ご苦労さま。」と、彼らの立場に立って思えるようになった自分に、なんだか気分が良いのです。
朝から夕方まで学校にこもっていました。国家試験対策を本格的にスタートさせました。と書けばなかなか格好いいのですが、実際は読めども読めども頭にはなかなか入らない状態で、ため息の連続でした。
今週は、とにかく一日のリズムを確定させることを目標にしています。
■今週の目標■(自分なりにこれだけはしたいなあ。) 1)朝は10時には学校に行ってスタート。 2)まずは全範囲に目を通す。 3)記憶ではなく理解する方策を練る。
3)に関しては、かなりのこだわりがあります。とにかく記憶することが中心となる勉強に関しては大嫌いでして、ことばは悪いですが、丸暗記というのは能がないとさえ思っています。(丸暗記が不得意だからで、得意な方は悪く思わないでください。)どんなものにも、背景があると私は思っています。疾患名ひとつとっても必ずその裏には意味が隠れています。それを理解することが私にはとても大事なことなんです。
まあ、勉強の仕方は人それぞれですから、私が丸暗記は能がないと言っても、それで国家試験に合格できる人は、それがベストの勉強法なのですから、私がどうのこうの言う資格はありませんね。
さて、明日も淡々とやるのみです。あまり気合入れすぎてもしんどいですから、ゆっくり長く確実にやっていきます。
「脳+心+遺伝子VSサムシンググレート」(養老孟司他3名/徳間書店)でおもしろい話があったのでご紹介。
みなさんが考える「時間」ってどんなものですか?この本の中で、「時間」について二つの定義がされています。
ひとつは物理的時間。時計で表示される時間と思ってくださっていいかもしれません。私たちが生きていようと死んでいようと、何らかの時間の流れがありますよね。地球が誕生してから今までの流れというものがあります。それを物理的時間と定義するそうです。
もうひとつは、固定時間。これは私たち人が感じる時間です。たとえば、カップラーメンにお湯を入れて約3分待つときに、大体三分ぐらい経ったかな。という感覚的時間を固定時間と定義します。
ここで質問。なぜ、時間をこの二つに分けるのでしょう?
面白いのは、この物理的時間=固定時間ではないということなのです。つまりこの世界に流れている時間の流れと、私たちが感じている時間の流れには差があるというのです。
なぜ差が生まれるのか?それは、私たち人間は外界の情報を脳で処理しないといけないからです。処理するということは、それだけ時間がかかるわけです。私たちは普段意識しませんが、ここにあるパソコンの画面を知覚して、それをパソコンと認識するまで一定の物理的時間が経過しているのです。しかし、私たちはパソコンを「今」見ていると感じています。情報を処理している物理的時間の流れを感じないわけです。この「今」という感覚が固定時間と言えます。こうして物理的時間と固定時間との間に差が生まれます。
さらに考えると、私たちの脳が、情報をどのくらいの速さで処理するかが、物理的時間と固定時間との関係を変化させるわけです。脳が情報を速く処理すれば、固定時間は物理的時間に近づきます。脳が情報を遅く処理すれば、固定時間と物理的時間との差が大きくなります。
夢中になっていると時間が経つのが早い。退屈な授業は時間が経つのが遅い。と感じる原因はここにあるのではないか?というのが1つの見解として出されていました。
物理的時間に近づくように、脳にとっても意味のある情報を処理させてあげたいものです。そうすれば、無駄な時間も減るのかもしれません。
縄跳びを始めたと以前の日記に書きましたが、縄跳びはやめて歩くことにしました。縄跳びは風景も変わらないし、一人ぴょんぴょん跳ねているのを人に見られるのが恥ずかしい...
昨日から30分歩くようにしています。20分以上で脂肪の燃焼が始まるそうです。ダイエットという目的と、ストレス解消という目的ではじめました。ストレス解消と言っても特にストレスが溜まっているわけではありません。何かの本で、やる気を促進する脳内物質はリズミカルな運動を行うと分泌量が増えると書いてありました。歩くことで、リズムも生まれますし、精神衛生面でも何か改善できるかなということです。
単に歩くのも楽しくないので、ネットでいろいろと調べてみました。すると面白いサイトが世の中にはあるもので、歩いた時間や歩数を入力するとさまざまなウォーキングコースのシュミレーションができるというサイトを見つけました。「健康ウォーキング」(http://gnl.cplaza.ne.jp/walking/)早速、登録して山手線1周コースにチャレンジしています。
ちなみに、ウォーキングに関する情報は、「Walking-Style.com」(http://www.walking-style.com/)に詳しいですよ。
さて、国家試験の勉強でもしますか...
2004年01月03日(土) |
もうひとつのリニューアル |
調子にのって、もうひとつサイトを立ち上げてしまいました。とは言っても、今まで管理していた既存のサイトを自分のサイトとしてリニューアルしたものです。「issy online」というサイトです。ベタ?まあ、いいじゃないですか。issy onlineは、私が目指している言語聴覚士に関するサイトで、このサイトでも書いている「言語聴覚士メモ」と連動させて、言語聴覚士に関していろいろと考えたことを表現していくサイトです。さらに、読者と情報交換を行っていくことができたら楽しいなと理想だけは膨らんでいます。
ネットという媒体をどのように使うか?昨日、触れたBlogもそうですが、使い方次第でさまざまな相乗効果があると考えています。個人発信のサイトのよさは、情報の良し悪しや正誤ではなく、発信されるアイディアをベースに新たな発想を創り出していけるということころにあります。まあ、そうなるには作る側と読む側にそうした暗黙の了解がなければならないのですが、なかなかそうはいかない。ネットで自分の意見や思いを表現するということ自体が、日本の文化に合っていないのではないか?という意見もあるようです。
それにしても、日本の教育は斬新な発想を行う教育ができていないという議論があるかと思えば、自分を表現すること自体が日本の文化に合っていないという相容れない議論があること自体が変な感じですね。私はバンバン表現していくべきだと思います。決して正しい必要はない。読む側が書かれたものを正誤で判断するなんてことをしなければ、どんなものも考えるきっかけになるのですから。
今日で、正月も終わりということで、一気に二つのサイトのリニューアルを行ってしまいました。国家試験が終わるまではこのままで行きます。
2004年01月02日(金) |
2004 リニューアル |
リニューアルしてしまいました。Blogに移行しようかなあ、いや、面倒くさいなあ…なんて考えながら、Blog風にしてみました。Blogは技術的にも、情報発信ツールとしても、小難しい理屈並べて説明されてるみたいですが、そんなたいそうなものなのかな?って素人目には映ります。ただ、非常に楽にサイト構築ができて、ネットの醍醐味であるリンクが情報をつなぐという意味では、画期的といえば画期的です。
今回のリニューアル、内容はまったく変わりませんが、見た目が変わりました。作ったばかりの犬のバナーは、どうもみなさんにおケツを向けているのが気になっていたのでまったく違うものを作り直しました。このデザインがいいのかどうかは自分でももう1つぴんと来ませんが、とりあえず新年早々リニューアル作業を楽しませていただきました。
ちなみに今のタイトルバナーの写真は、オーストラリアのウーロンゴンにあるFairy Meadow(フェアリー・メドウ)という駅です。私が住んでいた大学の寮の最寄の駅です。この駅からシドニーまで電車で一時間半です。
今日、ぷらぷらと歩いていて、フラリと立ち寄った本屋で面白そうな本を発見、先日手に入れた図書券で購入しました。ぱらぱらとめくった感じ、とてもおもしろそうです。「脳+心+遺伝子VSサムシンググレート」(養老孟司他3名/徳間書店)
すっかり正月ボケをしてしまいましたが、明日あたりからノーマルライフに戻らなければと思っています。
運動のために縄跳びを始めました。
あけましておめでとうございます! 新年だからといって何かが特別なわけではありませんが、心機一転のきっかけにしたいですね。今年もよろしくお願いいたします。
2004年はこんな風に生活したいな。というのがあるのですが、こういうイメージってなかなか言葉にできないんですよね。
・快適な生活を送りたい。 生活上イライラすることは避けたいと思うんです。やりたいこと、やるべきことを全ての面でテンポ良く行動に移したいと思います。お金のことから友達との遊びまで、いろいろな面で自分に適した生活のスタイルを築きたいですね。
・スタイルを確立する。 スタイルというと聞こえはいいのですが、自分の生活の大枠を決めたいと思っています。あまりぎちぎちに細かい枠を決めてしまうと、融通が利かない堅物になりますから、大枠の中で柔軟に対応できるようにしたいです。
・生活の整理整頓をする。 部屋の片付けもそうですが、生活内容が散らかっていると発想のへったくれもありません。白い画用紙には創造力が沸きますが、汚い用紙では取り組む気にもなりません。生活を整理整頓する気持ちが必要だなと感じてます。
年々、年末らしさが薄れてきているのは、日本全国の流れなのでしょうか、それとも、私自身の問題なのでしょうか?
2003年も残すところ後数時間となりました。2003年もこのさんかくのしそうを継続できたことを感謝するとともに、懲りずに読み続けていただいた多くの方々に感謝します。ありがとうございました。
さんかくのしそうは2004年から新たな展開を行っていければと考えております。これまでどおり飾らずおごらず、自分のために、そして、人の役に立てるようなサイト運営を心掛けていきたいと思っています。
まずは、「You Talk!」をはじめます。これはわたしが長年心の中に持ってきたひとつの人に役立つ手段だと考えています。言語聴覚士をはじめとして、コミュニケーションにおける社会貢献を今後も追及していきたい、そして、2004年はそのスタート年にしたいと考えています。
2003年は本当にありがとうございました。心から皆様に感謝!
今日、愛用しているブックオフという古本屋をぶらぶらしました。本を売ったり買ったりすることができて、しかもその値段に応じて、新たに本が買えるポイントがもらえるのが好きで良く使うのですが、今日は、300ポイントを持っていました。(300円相当)このポイントを使わない手はないということで、普段だったら手を出さない系統の本を買ってやろうということで吟味していました。
で、買ったのが「創造者(アーティスト)になるためのおおざっぱなルール」(著:ピエール・ベヌ、DigiCube社)という本でした。これが、なかなかいい。自己啓発ものの本なんですが、これまでの自己啓発ものとは一線を画します。なぜなら、15分で読めてしまう。最初のほうにこんなくだりがあります。「おれ、本を読むたびにいつも疑問に思うんだけどさ、どうしてみんなさっさと要点を言わないんだろう?」
理屈をこねる本は多々ありますが、実は何十ページにも書かれた内容がたった二行に凝縮されていること多いです。大事なのは、その要点がどこに書いてあるかがすぐに分かること。多くの本は要点を見つけるのに時間がかかる。この本は全体で15分もあれば読めるので、要点がすぐに見つけられる。
この本のおもしろさだけの話にとどまらず、やはりみんなは何を求めているのか?を敏感に感じ取って、それをポイントを絞って表現していくのは大事な技術だなと感じました。このホームページでも、長い文章よりも、短い文章でポイントだけ書いたときの方が反応多いんですよねぇ。
いろいろとありまして、実家が引っ越します。そこで、大掃除を兼ねて自分の荷物を片付けに行ったのですが、懐かしいものが出てきて大笑い。小学校6年生の私です。(今の私を知らない人には意味無いけど。)
 ゆっくりとした朝を過ごして、関西ローカルでやってる「週間えみぃShow」を見てから実家へと向かいました。寒い部屋の中で出てくる懐かしの物に見入りながら捨てるものと残すものを整理したのですが、これがなかなか捨てられない。どれにもやはり思い出が詰まっているのです。
しかし、こうしたきっかけが無い限り、そうした過去のものに興味を示す瞬間は日々の生活に無いわけで、なんだか微妙な心持ちで捨てるものを選んでいきました。そしたら、お宝も出てきましたよ。西武ライオンズ時代の清原選手のサインボール!次期西武ライオンズ監督の伊東のサイン色紙!86年、87年のライオンズの優勝アルバム!(球団が関係者だけに配ったもの。)
実は、私は西武ライオンズの大ファンでした。小学校5年生〜高校3年生の間、ずっとファンでした。今じゃ、野球なんて別にどうでもよくなってしまって、とりあえず在阪球団を応援してるだけになりましたけど...
今年も終盤を迎え、大掃除を機に昔のことを思い出すのも良いかもしれません。
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