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ひとりごと〜リターンズ〜
不知火
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2001年05月29日(火)
北海道最終面接ツアー(後編)

午前9時 札幌本社
 昨日面接が終わった私と瀬田君は今日は朝から店舗見学ツアーである。
 まずは小樽へ向かい、中華レストランで軽い食事を取ることに。
 その後いつものハンバーグレストラン小樽運河店で軽くお茶。
 私はカフェオレとチーズケーキで軽く抑えておいたが、
 瀬田君はパインハンバーグに手を出す。つわものだ。
 もちろんこれらの食費は経費で落ちる。(多分)
 
 その後、なんだかよく分からない骨董品店へ行く。
 小樽港にはたくさんある倉庫を改造して作られたお店だが、
 ここには本当にわけのわからない物がわけのわからない高価格でおかれている。
 はっきり言って採算無視。
 
 しかし私はこういうところは結構好きだ。
 瀬田君も大喜びで船の舵、羅針盤らしきものを眺めている。
 私も巨大なピエロの“顔”や、白いでっかい“右手”を見て楽しむ。
 それらを欲しがったり、骸骨の模型を「ジョニー」「アンディー」等と
 呼んでいたりしたらさすがに怖がられた。てへっ。

 ところで、これらのお店+昼食で行ったイタリア料理の店等、
 全てこの会社で開いている店舗である。
 が、まぁ採算が取れているのはハンバーグ店のみだろう。
 社員の話によると、これらの店はまだまだ改善されるよちもあり、
 全国に出店するには時期尚早とのことだ。

 面白いのに・・・・。


午後2時 合流
 面接の終わった二人と担当社員さんたちと合流する。
 どうやら面接は全員うまく行ったらしい。
 結果は後日いただけることになっているが・・・多分大丈夫でしょう。
 ということだ。
 ここまでの間で、4人のキャラはそれぞれ楽しめた。
 会話のテンポなど見ていても帰りの飛行機でスチュワーデスさんから 
 「同じ大学の人ですか?え?会って2〜3日しか経ってない?
  2〜3年一緒に働いてるみたいに見えますよ。」
 とのお言葉をいただいたほど。
 この人らと同期で入社したら面白いだろうなぁ・・・なんて思う。

午後4時 千歳空港行きバス内
 帰りの飛行機のチケットをもらい空港行きのバスに乗せられれ、
 やっと私たち4人になれた。 
 店舗見学のこと面接のこと、会社のこと、就活のこと。
 40分間だったがさまざまなことを話してみる。
 「やっと話ができたね」
 そんな言葉もこぼれたほどに。
 
 残念ながら倉木君と瀬田君は内定が出ても入社はしない。
 既に内定している別の会社に行くと決めているらしい。
 が、1時面接の時、「一応最終面接に来てくれませんか」と言われたらしい。 

 片沢君は現在悩み中。
 札幌滞在中に別の企業から内定の電話をもらったが、
 今週中に結果を出して欲しいとの事。 

 どうやら内定が出たら即承諾するのは私だけのようだ。
 これはちとさびしい。
 せっかくの面白げな出会いだと思っていただけに。
 
 しかしまぁ、どっちにしても同じ業界を目指しているのは変わらないらしいし、
 どっかの店舗で食事をすれば会うこともあるだろう。

 そんなあやふやな面白げな再会を約しながら、
 私たちは伊丹の空港で別れた。

そして・・・この面接の結果は今週中に出るのだ。
こうご期待。



2001年05月28日(月)
北海道最終面接ツアー(前編)

午前8時30分 関西国際空港
 早すぎた・・・・。
 大阪から札幌へ面接を受けに行く3人のうち私が一人早くついてしまった。
 飛行機の出発予定は10時半である。
 9時半に着こうと思ったのになぜか1時間も早く着いてしまった。

 別に集まる必要などはなく、個別にチェックインして、
 それぞれ飛行機に乗り、現地で合流する予定だった。
 が、携帯番号などを交換し、自主的に時間前に集まることにした。
 せっかくだから色々話もしたいし・・・・と思ったのだ。

 やがて3人がそろう。
 無事近くの席が3つとれたが、寝ている人もおり、 
 (実際には寝てると思っただけだったが)あまり話せなかった。
 そうそう、関空で危険物の所持がばれた奴がいたけどそれは内緒。
 カッターナイフを筆箱に入れてはいけません。(謎)  
 
12時14分 千歳空港
 危険物の受け取りが終了し、無事会社の人事の人と合流する。
 長崎組とも合流を果たし、一同は札幌の本社へと向かう。
 途中の社内で面接のオーダーが発表される。
 一人目は・・・私。 
 二人目は・・・瀬田君(仮名)。
 これが今日の面接メンバー。
 明日の面接は
 一人目・・・倉木君(仮名)。
 二人目・・・片沢君(仮名)。
 
 んで、面接のない時間帯、他のメンバーは店舗見学に出かける。

 言い忘れたけどこの会社、北海道は札幌に本社を持つ外食企業。
 ハンバーグ中心のレストラン「Amazingロバ」(←やっぱ無茶な直訳。)
 を出店しています。
 環境問題などにも積極的に取り組み、
 食材に対するこだわりは自社で牧場を作るまでにいたっています。
 
 これで大体の会社名は特定できたことでしょう。(笑)

 そして今日も私は面接トップバッター。
 人事部長との最終面接なのだが、
 面接直前に受けた注意点がちょっと複雑。
 
「関西人は結構話しすぎてしまう傾向があります。
  たくさんしゃべりすぎると面接官も疲れてしまうので気をつけてください。
  特に君ね。」

 ・・・・私っスか?
 ・・・・そんなによくしゃべるかなぁ・・・。
 瀬田君のほうが良くしゃべるジャン・・・。
 なんて気持ちは横に置いといて、面接に向かう。
 こういうときの気持ちの切り替えは非常に大事。

 面接前にはかなりしゃべってテンションも高まっていたけれど、 
 面接部屋に入ったらきちんと気持ちを落ち着ける。
 志望動機、自己PR一つ一つ確認して後は面接官を待つ。

 そして・・・彼はきた。
 面接官の一之瀬人事部長(仮名)。
 非常に和やかな雰囲気で、言葉と言葉のキャッチボールが続く。
 すぐに終了。
 ・・・が、時計を見ると90分経過。
 予定通りの時間だった。

 すぐに瀬田君と交代し、私は人事の松本さん(仮名)と近くの店舗へ。
 珍しくドリンクバーがある店舗だったが一杯しか飲めず。
 でもきっちりハンバーグは食べいている。
 
 今日は午後一でKFC。
 今このハンバーグを食べ、
 夕食(結構すぐ)には別の店舗でローストビーフ(!)を食し、
 夜には4人+社員2名でつぼ八へ・・・。

 お腹一杯でした。
 
 店舗見学組みによると明日はもっと食うことになりそう・・・。
 疲れ果ててホテルの部屋ですぐに眠りに着いた。

よく考えたら、4人のうちの誰かの部屋に集まって、
色々と話をしようという計画は見事に消え去っていた・・・。



2001年05月27日(日)
目がさめたらそこは・・・・

目がさめたら・・・そこは・・・・。
普通にいつもの部屋だった。

でも・・・・。

<午前中>が消えていた。

どこに行った、私の<AM>!?

夢も見ていないので思いっきり存した気分だ。
(正確には人は必ず夢を見ているらしい。
 ただ起きた瞬間に忘れるらしい。)

そうして私は・・・実家へ行く。

明日の朝、関空から旅立つ・・・ために。


実家では、昼間遅くまで寝ていたこともありすぐには眠れなかった。
が、明日あさってのことを考えると眠らなければならない。
眠らなければならないと考えたとき、人はますます眠れなくなる。

よし、こういうときは。

がばっとおきだしていきなり靴磨き。

「足元を見る」と言う言葉に代表されるように、
初対面で最初に相手を判断するには靴が綺麗かどうかで見るという。(らしい)

夜中に一人暗い玄関で靴を磨いている姿はなんか哀愁漂うものがあるかもしれない。
が、まぁ明日明後日が勝っても負けても、
私の就職活動において最後の面接となるわけですから、これぐらいの準備は必要。

さ、後はしっかり寝て朝7時に起きなくては・・・。



2001年05月26日(土)
カフェインの魔力

カフェインには依存性があることを確認。
そして私の珈琲の飲み方にもさまざまなところから色々な声があがっている。

いくらなんでもこれは飲みすぎかな・・・・?

そう思ったときは大体飲みすぎです。

カフェインには依存性があります。
飲みすぎには注意しましょう。


っと言う予告編で私はいったい何が書きたかったのでしょう。

そう、とにかくカフェインには依存性があるのです。
この日の私はきっと精神的にずいぶん参っていました。
もう・・・珈琲の飲みすぎで眠れなかったんです。
と言うより眠くならない。

あのね、はっきり言って人間眠らなくてはだめです。
眠らないとまともな方向へ思考は進まないし、
気力もどんどん落ちていきます。
更に眠らないとそれが当たり前になってしまいます。
仕事や勉強で忙しくて眠れないならともかく、
悩み事や考え事、ましてや珈琲が原因で眠れないなんてのはもってのほか。

しかし一体私はどんな珈琲の飲み方をしているんと言うのでしょうか?

とりあえずカップにスプーン3杯のインスタント珈琲。
そしてお湯。
これが基本形。

カップの大きさ、スプーンの大きさによって差が出ると思いますが、
とにかく濃い常態です。
大学の(卒業した)友人である百田氏いわく。
「胃に悪そうなゲル状珈琲」
これはなかなかに酷い評価だ・・・が、当たってる。(苦笑)
ゲル状って・・・。
百田君には液状に見えなかったんですって、珈琲が。
そんなことはもちろんないのですが、気持ちはすごく良く分かる。
あの時は水と珈琲の量を間違えたんですよ!!いやマジで。(でも液状)

因みに応用刑は、
マグカップに牛乳をいれて電子レンジで温める。
そしてそこにやはりインスタント珈琲をスプーン3杯。
これでカルシウムも同時に取れる!!(?)

そんなものを1日3〜5は平気で飲んでいた私。
そらここ数日情緒も乱れるわな。
おっと、妙な想像はしないでいただきたい。
今日は壁に穴もあけてないし、電話も壊してはいません。
そこまでに暴れてはいませんよ。



2001年05月25日(金)
地獄のさたも金次第。(2)

はっきり行って何もすることがなかった。
あったんだけど、資金不足でできなかったんですね。

まぁお金もあったけど、それはとっとかないと月末に苦労するだろう。
ということでキープ。(ないんじゃねーか)

基本的にこういう日、程書くネタに困る。
日ごろは色々やってるから色々あるのにね。

ちうことで、検証!
私の1週間の金遣い。


この上までが予告時に書いていた内容。
さて、では一週間に私はどれだけお金を使っているのか・・・。

まず日曜日。
最近の日曜日は流離のフリータークライマー上多さんと岩場に行くことが多い。
交通費が往復で670円。
それプラスお昼御飯代がパンと飲み物で400円前後。
大体1000円強の消費。

で、月曜日は普通に大学で過ごす。
しいて言うなら学食で昼食400円弱。

火曜日は臨機応変。
バイトか岩か人工壁か。
一応私のスケジュール帳では「バイト」となっているので、
大阪港までの往復交通費540円としておきましょう。
後お昼代を加えて1000円ぐらいかな。

水曜日は一応スケジュール帳では「人工壁」となっている。
自転車で行ける(普通は行かないけど)範囲なので、
ジム利用料の1800円っと。
ただし、このとおりに行った水曜日は、いまだかつてない。

木曜日も臨機応変。一応はバイトと言う予定らしい。
なので火曜日と同じく1000円。

金曜日午前は大学、午後は人工壁。
昼飯、ジム利用料交通費を加えて2000円ぐらい。

土曜日はまじめに大学に行っています。


これらを計算すると、
6200円/週の消費となりますね。
これに一週間分の食料を大体1回でまとめがいして3000円ぐらい。
週10000円の生活費(?)って事でしょうか。

なのに何故お金が足りない・・・・?
これはきっと外食費が多いのでしょう。
これも業界研究ゆえ仕方あるまい。
え?
ただめんどいからラーメン食いに言っただけってこともあるだろうって?
正解です。
え?
本を2〜3冊衝動買いしたのはって?
みんなやってるでしょう!!

ということで、
計画通り行えばきちんと行くのに計画通りできない。
人間の弱さを検証してみました。

ネタがないときはこうして私の私生活がどんどん暴露されていきます。
お楽しみに・・・。(せんでいいって)







2001年05月24日(木)
地獄のさたも金次第。

・・・・。
やばいかもしれない。

先月実はあんましバイトしてなかったんですよ、忙しくて。
あー、忙しくてって言うか、する気しなくてって言うかー。
時間はあったんだけどバイトまでする気にはなれなくてっていうかー。
(あんましうかつなこと書いて日記で確認されても困るし:いねーって。)

とにかく、今の私にはお金がない。(えっへん)

バイトに行こうと思っていたのだけれど、連絡入れ忘れてしまった。
(仕事したいときは前日ぐらいまでに電話で確認が必要)
そんなわけでバイトもなし。

授業は・・・・まぁ今日のは出なくていいんだよ。

じゃぁ・・・とりあえずPC復旧させようか?(ため息)
えっと、あれとこれをインストールして、あれをDLして・・・。
後はゲートウェイのサポセンに質問のメールを送って・・・・。
(返事はまだない。5月24日夜11時現在。)

よし、できることはやったな。
後はICQの認可待ちだ。

・・・・。
さて、後は何しよう?

本を読むってテンションでもなかったしテレビも面白くないし、
外出すればたぶんお金使っちゃうし、
レポートは明日の授業中にやった方がはかどるし(くぅぉら!)、
プレステでもやってるか。

・・・・・・・。
何で昼日中からこんなことしてるの・・・、私は・・・・?

なんて自問自答してたら電話が鳴る。
「今ドラクエ7やっててわかれへんねんけどー。」
お前もそんな常態か!(苦笑)

思わず「任せろ!貸してみぃ!!」と言ってしまいそうな勢いだったが、
そこはぐっとこらえる。

遊びに行くときには習慣でおやつかなんかを差し入れてしまいそうになる。
帰りにラーメン屋さんに寄ってしまいそうな気分になる。
晩御飯はきちんと家で作って食べたほうが安いんだ!!

そういうことで簡単なアドバイスにとどめたが・・・・。
「青はスライムとちゃうやん!」
お叱り(?)のメールをいただく。
覚えてないって、そんなん。(笑)

とまぁ、そこはそれでおさめる。

そのうち分からんかったらまた聞いてくるだろう。


ところで、どうしてこんなにお金にみみっちぃか。
さっきも言ったけど先月バイトしてないからお金はもともとない。
なのにいつもどおりの使い方をしてしまったのがひとつ。

もうひとつ、お金はまったくないわけではないけれど、
後1週間を財布の中に入っている○千円で生きなければならない。
北海道へ行くのもチケットこそ出るが関空までの交通費は自己負担だ。

ということで、今あるお金は明日にもなくなるかもしれない。
派手な動きはしないほうが無難なんですね。
幸い米はこの間買ったし、おかずも何とかなるだろう。
月末まではスーパーで牛乳ぐらい買えば生活できるぜ!!

後は・・・・。
日経新聞の集金来月はじめにしてくんないかなー・・・・。(こそこそ)



2001年05月23日(水)
店舗見学会(2)

 実家に帰ってきたのには理由がある。(当然か) 
 今日、最後にひとつ面接が残っている企業の店舗見学会。
 この会社で内定が出たら内定承諾します。(言い切った)
 ので、とてもやる気。
 
 その見学すべき店舗が・・・実はうちの近所なのだ。
 集合場所もうちの最寄り駅・・・。 
 しかもその店舗前にいったことある。(笑)
 確かに良いお店だなーと思っていたので、
 「自由参加です。当日は店長の話も聞けます。」 
 
 行かない訳がないでしょう。
 
 お店に到着して食事や調理場の見学をさせてもらい、
 店長のお話を聞かせてもらう。
 まだ28歳らしいが既に結構色々な店舗で店長を経験されてるらしい。
 自信とチャレンジ精神の両方を持ち合わせている様な、 
 あ、後多分関東出身なんだが関西風のユーモアセンスも持ってる。

 面白い。

 あっという間に時間は過ぎ、そろそろ終了の時間。
 ここでいつもの人事担当者に交代。

 札幌行きのチケットを渡される。
 最終面接は北海道の本社で行われるようだ。
 
 というわけで5月28日、29日の日記は
 「北海道最終面接ツアー(前編)」 
 「北海道最終面接ツアー(後編)」 
 になる予定です。
 ご期待ください。
  
 
 あ、因みにこの会社全員が面接で北海道行くわけではないっす。 
 大阪組からは私を含めて4人。
いずれも面白げな奴ばかりです。
 やっぱり、「こいつが通過したら自分が落ちる。」というよりも、
 「できれば一緒に入社したいね。」
 って思える人々でした。

 ま、甘いかもしれないけどその方が良いのかもね。



2001年05月22日(火)
涙の再インストール

 昨夜PCを再インストールしました。
 何故って・・・・ムカついたから。(おいおい) 
 キレたんです。(こらこら)

 というのは若干本当で若干うそ。

 PCの不具合に対してまじめに対処するのが疲れたので、
 大っっ嫌いなフォーマット&OS再インストールに踏み切りました。

 ・・・・・。
 なんかうまいこといかない・・・。
 ・・・・何故?
 
 いくつか改善されないポイントがあったが・・・・。
 気がつけばもう、朝。
 今日は百田君と人工壁へクライミングに行く予定。
 その後実家に帰る予定。
 
 PC・・・このままにしとくしかないのか。
 後ろ髪をひかれるような思いでザックを背負い、革靴をはき、
 スーツを手に持ち、傘をさす。

 この上もなく珍妙な格好、かつ不機嫌な私が家を出る。
 しばらくは不機嫌が服を着て歩いているような状態だったのだが、
 やはり体を動かすのは良い。
 汗を流すのは良い。
 余計な事を忘れるのには最適な手段ですね。

 しかし・・・・。
 明日帰ったらまた寝られないんだろうなぁ・・・・。




2001年05月21日(月)
執筆活動

 日記はできるだけその日のうちに書く。
 書かなくても必ず後であいてる分は埋めてしまう。
 わけのわからんポリシーかもしれないがやっておかないと気持ちが悪い。
 ということでこの日記はまとめて書いている部類なのだが・・・
 それとは別に、今日はレポートに燃えていた。
 
 月曜午前の授業には無理して出るほどの価値を感じていないので、
 今日のところはゆっくりして、なぜか原稿用紙に向かっていた。
 この時点で、すでに情報システムという講義のレポートが完了している。
 
 今立ち向かっているのは芸術学。
 先生から課題図書として指定された「花見と桜」という本についての
 自由課題レポートである。 
 
 今ならきっとすごい勢いでかけるに違いない。
 鉛筆と原稿用紙というシチュエーションがまた良い。
 
 昨夜の「Love Story」でトヨエツが小説を書いていた姿に触発された訳では・・・
 まったくないといい切れない自分が悲しい。

 とにかく面白い勢いで書いた書いた。
 昨夜のドラマでトヨエツはくわえタバコだったが、
 私は喫煙できない人なので珈琲を傍らに置きながら・・・。
 (やっぱり触発されてる。)

 うーん、なんか超短時間で原稿用紙5枚が埋まった。
 ところでこれっていつ提出しよう?
 (自由レポートだけに内容、分量、形式だけでなく、
  提出時期、提出するかどうかも自由である。)

 えっと授業時間に提出ってことは・・・今その授業終わったから(こら)、
 来週は就活で出席できないしー。
 再来週の月曜日??

 私はなんでこんなに急いで書いたのだろう・・・・?

 衝動的に創作意欲が沸く時ってありません?(ないか?)



2001年05月20日(日)
ロトのテーマ

 もう書かなくてもお分かりかもしれない。
 今日の日曜日も上多さんと岩登りに行ったわけだ。
 初心者に毛の生えた程度のレベルしか登れない私は、
 今日もそれほど難しくない岩で(←一般的には)力一杯粘っていた。

 その時、昔聞きなれた懐かしい音楽が流れる。
 
 チャッチャ、チャンチャンチャンチャン、チャンチャーーン♪
 チャッチャチャーン、チャ、チャララランラーーン♪

 この擬音だけ見て分かった人は私と心が通じているとしかいえないが、
 ドラクエのテーマ曲である。
(タイトルがネタをばらしているか。)

 普段は岩登り中は電源を切っているのだが、今日は音まで鳴らしている。
 連絡入るのが分かっていた証拠だ。
 が、携帯電話はザックの中。
 私は岩の途中。
 出られるはずもなく放っておく。

 もう一度鳴る・・・・ロトのテーマが。
 だから・・・・。
 今冒険してるのは勇者ロトじゃなくて私自身なんだって!
 意味不明な突込みを心の中で飛ばしながらまた岩に取り付く。

 結局まともに登れないままロープで降ろしてもらい、
 早速ケータイで連絡をとる。
 
 倉林君だ。

 朝、遅れるとの電話を頂いて以来の会話になる。

 「今どこにいてんの?」
 
 不動岩は多数の岩が適度に分散しているところだ。 
 岩の周囲には木が鬱蒼と生い茂っている為、
 特定の誰かを発見するのは困難である。

 「MCフェース(岩の名前)って分かる?」

 分からないらしい。
 しかし彼はたどり着いた。
 刑事顔負けの聞き込みの腕を披露して。

 ちょっと待て!
 と思うかもしれない。
 私も思った。

 いったい誰に聞き込みをしたのだと。

 周りにたくさんいた見知らぬクライマーである。

 5月である。
 もうすぐ梅雨がくると雨で登れない。
 その後は暑くて登れたもんではない。
 岩が鉄板のように熱くなる(かもしれない)。
 だって・・・砂浜の砂だって熱いでしょ?
 とにかく今はとてもよい季節である。
 
 しかも恐ろしく良い天気である。
 恐ろしく混雑していたわけだ。

 想像できるでしょうか?
 30〜40メートルぐらいの高さの岩壁。
 横一列に10〜20本のロープが上から垂れている。
 その全てはいずれかのクライマーの体に結ばれている。 

 ・・・・。
 そうめん。

 奇しくも昨夜の夕食を思い出す。

 この光景は・・・・流しそうめんだ。
 またはスダレともいう。
 
 この状態が正面壁という最もポピュラーな岩で起こっていたので、
 私たちはマイナーなMCフェースへ避難していたのだ。

 そら倉林君も我々を見つけ出すのに苦労する。
 反省。

 結局ドラクエのテーマがこの後2回ほど流れたが、
 私はその時常に岩の上にいた。 
  
 倉林君は自力でたどり着きたくてたどり着いたのではなく、
 自力でたどり着かざるを得なかったのだった。

 反省(2回目。)。