30歳までの Count Down
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久しぶりにA川さんに会った。 A川さんがSさんと結婚したって話は前に聞いてたけど、 本人からその話を聞くのは初めて。
「聞きましたよー。とうとう結婚したらしいですね。」 って言ったら、
『おれはもう人生の決められたレールを 走るだけになってしまったよ。』
と悲しげな表情で答えてた。
A川さんは、おれと同い年だけど、会社では先輩。 一応、前の部署ではおれの上司にあたる人で、 その前の部署ではSさんがおれの上司だった。 ちなみに、Sさんは1歳年上。 この二人はおれが中途で入社する前からだから、 もうかれこれ4年以上は付き合ってるらしい。
A川さんは、おれのことを買っていてくれたし、 ずっと和気藹々と一緒に仕事をしてこれたけど、 Sさんとは何回もギクシャクした関係になったことがあり、 彼女はきっとおれのことを良く思っていなかったはず。
今でもよく覚えてるのが、おれが体調が悪くて AM休を取らせてもらおうと思って会社に電話したときのこと。
「○○ですけど、Sさんいますか?」
『あ、はい。ちょっと待ってください。』
〜〜〜♪エリーゼのために♪〜〜〜
『お待たせしました。 あのー、Sさん電話に出たくないって言ってますが・・・。』
「は?なんで?電話、変わってくれないの?」
『はい。出たくないって言ってるんです。 ○○さん、だいぶ嫌われてるみたいですね・・・。 というか、Sさんに何かしたんですか?』
「・・・・。」
確かにその何日か前から、なんでか知らないけど 一言も口を聞いてくれなくなっていたけど、 まさか会社に勤怠連絡するときも口聞いてくれないとは 思っていなかったから、これはかなりへこんだ。
今は部署も違うから、もう普通に会えば話をしているけど、 さすがにこの時のことを「どうしてだったんですか?」 って聞く勇気はない。
今まで、女で「怖い」と思った人はこの人だけだ。
264日後に30。
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