| 2003年06月23日(月) |
ワタシ的泣けるマンガ |
突然ですが、ワタシ的泣けるマンガ〜さっくり読める編(笑)〜ベスト5
1.萩尾望都『スター・レッド』 この方のマンガはどれもこれも傑作ですが、ワタシはあえてこの少女マンガって感じの一冊を押したい。 白い髪、深紅の瞳を持つレッド・星は第五世代の火星人の生き残り。火星に恋する星が孤独な異星人エルグと出会い、夢にまで見た故郷の星を訪ねて戻ったとき、火星の悲劇が始まった…という、最近では描かれないであろうSF。 ほんと泣き所満載なんだけれど、ラスト、エルグが自分を解き放ち孤独に身を委ねるシーンの独白に、ぐぐっと来ます。
2.手塚治虫『BLACK JACK』文庫版�� 傑作ですね。文庫版はコミックス版と編集が違うようだけど、1巻がもっとも粒ぞろいという気がする。 ほんとどれもこれも深くてとても一つに絞り込めないけれど、『ときには真珠のように』のラストで、BJの懸命の手術の甲斐なく死んでしまった本間先生の「人間が生き物の生き死にを自由にしようなんて、おこがましいとは思わんかね」というセリフには、ハッとさせられます。(BJ自身も泣いてるしね)
3.羽海野チカ『ハチミツとクローバー』 1、2とは、随分傾向がちがうんですが(笑)、ほんとハート・ウォーミングでちょっぴりホロリとくるんだ。 美大を舞台にした大人一歩手前の若者たちの青春群像とでも言いましょうか。 こう紹介すると、まったく読みたくねぇぞ(爆)てカンジですが、甘酸っぱくって切なくって、ときおりしょっぱい。青春って、恋愛っていいなぁ〜と思えます。ほんと、オススメ。
4.石原理『38度線』 あ、マニアックだ(笑)。 これは1冊まるまる戦争をテーマとして選んでいるのだけど、なかでもベトナム戦争下でのアメリカの若者の心の交流を描いた『砲声は遠い』は地味だけど佳作です。ラストのオリバーからクリスへのラブレターと、それに続くクリスの独白は、毎回泣いてしまいます。 この作家さんのサイバーパンクはかなり面白いんだけど、ちょっと絵に癖があるのと、ホモっぽいので忌避されるかもしれない。男の方にも読んで欲しい本です。
5.中村かな子『赤い星』 これも、マイナーだなぁ。 赤い病という不治の病のせいで、赤は不吉な色と忌み嫌われている世界で、赤毛であるためにチキは孤独だった。けれどもタロウという陰のある少年と出会い、心を通わせていくことで彼らは少しずつ変わって行く。 『赤い星』『赤い花』『赤い城』と連作で描いるのだけれど、表題作が一番かな。泣ける…というより、心がホコッとするお話です。 どうもワタシは「孤独」「男の子の心の交流」というテーマに弱いらしい(苦笑)。
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