今日知的障害児のNちゃんのレッスンがありました。 先日行った弾きっこ大会で、私はちゅらさんの主題歌を 弾き歌いしたのですが、Nちゃんはこの曲が大好き。 今回の弾きっこ大会は用事があって来られなかったので、 弾いて弾いて!とせがまれます。
弾き歌いしている途中で、Nちゃんの歌声が聞こえなくなってきて、 振り向くと、そこには涙しているNちゃんがいました。 Nちゃんの暖かな心に触れたような気がして、 なんだかとても新鮮な気持ちになりました。
私の教室には、もう一人Nちゃんの双子の兄弟Gくんもきているのですが、 この子は「とんぼ」が大好きです。(とんぼのめがねは〜〜) この曲を聴いているときだけは、とても静かに なにか物思いに耽っているかのような表情をしながら、 お母さんに身を委ねています。
映画をみたり、音楽を聴いたり、 確かに感動することって多々あります。 でも・・・GくんやNちゃんのそれと、 大人になった私のそれとは、なんだかちょっと違うような気もします。 二人の感動する心は、とても素直で、とても暖かいもので、 とても純粋なものに思えるのです。
生徒と接していると、こんな純粋な心に触れる機会に出会います。 純粋でいたい、きれいな心のままでいたいなんて思っても、 こうやって本当に純粋なまなざしや心に触れると、 何か置き忘れてしまってきたかな・・・と考えさせられたりして。
こういう生徒との機会を大切にしながら、 私自身の心を豊かに育んでいくことができたらいいなと思います。
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