想い出の樹

2002年05月28日(火) みんな主役のホームコンサート

6月22日にホームコンサートがあります。
これは近所のホールを借りて開催する発表会です。
今回は全部で8ステージ。
それぞれ連弾をする人同士で、ひとつのステージを作り上げていきます。

自分たちのステージを、どのように構成し、
どのようなMCを入れるのか・・・。
それぞれ自分たちで考えていきます。
ステージを作り上げていく過程を、楽しんでもらいたい。
そんな思いから、このような形にしました。

今回楽しみなのは、親子連弾があるということです。
ピアノを全く弾いたことのないお父さん、お母さんとの連弾。
大変で緊張するけど、ちょっとウキウキ。
そんなお父さんお母さんとの連弾、
普段は一人で練習しているけれど、今回ばかりは一緒。
一緒にワイワイいいながら、一つの曲、一つのステージを作り上げていく。
その過程を大切にしてもらいたいです。

また、もうひとつ楽しみなのは、知的障害の子二人のステージ。
今レッスンが終わったばかりですが、
お母さんお二人が意気投合なさって、
ステージ作りに盛り上がってくださっています。
うさぎに変身する耳としっぽや、電車作り。
当日の服装はどうしようか、などといった話し合いは、
とてもとても楽しいものです。
振り付けなどはほとんど決めていません。
舞台の上で音楽を感じ、体全体で楽しんでもらいたい。
これがこのグループの目標です。
会場のお客さんを巻き込む曲もあり、こちらも楽しみ!

出来る限り、生徒の自主性を尊重し導いていきたい。
これがホームコンサートの目指すものです。
私はそれを導いていく、アドヴァイスを与えるだけ。
それが私の理想です。
今のこどもたちは、受け身の姿勢が定着していて、
自主的に何かをするとか、
こうしたい、ああしたいという思いを伝えるのが苦手なように感じます。
ホームコンサートでの経験を糧にして、
自分を表現する、自分の思いを伝えるという大切な術を
身につけていってもらえたらと思います。
なかなかそう簡単にはいきませんが・・・・。
毎回こういった主旨のコンサートにすることによって、
少しずつそういった術を身につけていってもらえたら嬉しいです。


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中嶋 [HOMEPAGE]

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