2002年06月18日(火) |
学んだこと(やる気を引き出す方法) |
生徒のやる気を引き出すって、なかなか大変です。 ある程度楽譜が読めるようになった子へのレッスン、 私はこのところある程度のところまでは、 家で練習して弾けるようになってくるように、 といった方法をとっていました。 まぁ、これは私が受けてきたレッスンでは当たり前のことだったのですが、 すべての生徒に通用するものではありません・・・ね。
それほど難しくないところは、ある程度弾けるようになってきます。 でも、何度も何度も粘って練習しないと弾けるようにならないようなところは、 なかなか練習してきてくれない・・・こんな子がいます。 レッスンで弾けるようになると、練習してきてくれるようになる・・・。 弾けるようになるための練習なのだけど、 先が見えてこないと、練習する気力が生まれてこないのだと思います。 やったってできっこないよ、そんな風に最初から諦めていると、 その部分面倒で練習する気にならないんですね。
生徒によっては、 まだまだレッスンで一緒に練習することに重点を置いておいたほうが、 伸びる子がいる・・・ということ。 どうして練習しないの?と責めるのではなく、 この子が一人になったとき、ピアノの前に座って練習する気になるところまで レッスンで付き合ってあげる。 他の子よりも進みが遅くなるし、時間もかかりますが、 それぞれのペースがあっていいじゃないか・・・・・ ピアノとの付き合い方、いろんなスタンスがあるのはこどもも同じ。 今更そんなことに気づきました。 最近学んだことのひとつです。
最近学んだこと・・・・もうひとつあります。 なかなか生徒に目標を与えるコツが掴めなかった私。 今回ホームコンサートを「目標」として与えることに成功しました。 たくさんの人からメッセージカードがもらえるといいな。 こどもにとって、たったこれだけのことでも大きな目標となります。 また、お母さんと連弾することによって、 お母さんに教えることのできる自分を発見し、 自分に自信をつけてやる気になった子。 年齢の近い子と連弾をすることになり、その子とお友達になることによって、 やる気が芽生えた子。 今回のホームコンサートは、 こどもたちに大きなやる気を与えてくれたようです。 ただ、ホームコンサートを開くだけではなく、 それを利用して、どのように目標を与え、自信を与えていくか・・・ このコツを少し掴めたような気がします。
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