MIKI.PRUNEの方丈日記
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2003年07月21日(月) 永遠の途中

 これは、最近読んだ唯川恵さんの小説の題名です。
 伊田薫と篠田乃梨子という2人の女性が27歳から
 60歳まで歩いたお互いの生き方が描かれている。
 その時々、「これで私の人生は良いのだろうか。」と
 自問しながら生きている2人。
 
 最後に60歳の乃梨子に作者が、

 「でもね、いちばん後悔しているのは」

 「どうしてもっと、自分の生き方に自信を持って
  こなかったのだろうってことかしら」

 「もし、あの時ああしてたらって、自分のもうひとつの
 人生を勝手に想像して、それに嫉妬してしまうのね。
 何だか、いつも生きてない方の人生に負けたような
 気になっていたの。そんなもの、どこにもないのに、
 人生はひとつしか生きられないのに」

 と、言わせている。
 
 作者が言いたいのは、「自分の生き方に自信を持ちなさい」
 ということ。
 誰もが自信を失いかけている今、自分を信じて生きて
 行こうというメッセ−ジが込められている。
 不透明な時代で、先行き不安が募るこの世の中。
 「みんな自信をもって!」と言っているのだ思う。

 

  そうだこれを書いていて、この日記を書き始めた頃、
 「自分を信じ、生きている証を書いて行こうと思う」と
  宣言した自分を思い出した。


  今日の一首

   生きること 悩み多き ことなれど 頼るは自分 いざ立ち上がれ

   

   


 
 


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