MIKI.PRUNEの方丈日記
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これは、アレックス・シアラーさんが書いたもう1冊の本です。 「13カ月と・・・」の新刊案内にあったので、読んでみようと 思いました。
主人公ハリー・デクランドは、交通事故で突然死んでしまった 男の子です。 死者の国で知り合ったアーサーと、かつて自分の住んでいた 世界へ降りてきて、友達や家族に会う話です。 このハリーが家族に会う場面では、自分が死んでから残された 家族が、自分のことを思って悲しんでいる様子をみる。 幽霊となっている自分は、このとおり元気だから心配しないでと 呼びかけても、姿が見えないので思いが伝わらない。 しかも、姉のエギーとは喧嘩別れで家を出た後、交通事故に あってしまったのでお互い心残りがある。 ハリーは、全神経を集中させて鉛筆で筆談して姉エギーと 「ごめんね。許してくれる。」「もちろんよ。」といって 仲直りする。これには、じーんとくるものがある。
最後に よし。 大丈夫。 これでおしまい。今度こそほんとだ。気持ちは決まった。 行くよ。<彼方の青い世界>へ。 さよならママ、パパ、エギー。会いたいよう。みんな 愛してる。すごく愛してる。言葉じゃ言えないくらい 愛してる。 さあ、行こう。出発だ。ぼくの目の前には、青い大きな 海が広がってる。 行くよ。 中略 忘れないで、心配いらないってこと。大丈夫。 みんな平気だよ。 中略 それじゃあ。 幸運を祈っててね。
で、この物語は終わっています。
自分を思ってくれる家族は素晴らしい。 それに気がつかず、皆、生きている。
家族や自分を大切に思ってくれる人達は、かけがえのない 素晴らしい宝物です。
今日の一首
家族愛 気づかず暮らす 日常は 当然のごとく 通りすぎてく
優しさを 分け合いながら 生きて行く 少しでも多く 人のために
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