MIKI.PRUNEの方丈日記
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2003年08月05日(火) 青空のむこう

 これは、アレックス・シアラーさんが書いたもう1冊の本です。
 「13カ月と・・・」の新刊案内にあったので、読んでみようと
 思いました。

 主人公ハリー・デクランドは、交通事故で突然死んでしまった
 男の子です。
 死者の国で知り合ったアーサーと、かつて自分の住んでいた
 世界へ降りてきて、友達や家族に会う話です。
 このハリーが家族に会う場面では、自分が死んでから残された
 家族が、自分のことを思って悲しんでいる様子をみる。
 幽霊となっている自分は、このとおり元気だから心配しないでと
 呼びかけても、姿が見えないので思いが伝わらない。
 しかも、姉のエギーとは喧嘩別れで家を出た後、交通事故に
 あってしまったのでお互い心残りがある。
 ハリーは、全神経を集中させて鉛筆で筆談して姉エギーと
 「ごめんね。許してくれる。」「もちろんよ。」といって
 仲直りする。これには、じーんとくるものがある。


 最後に
  よし。
  大丈夫。
  これでおしまい。今度こそほんとだ。気持ちは決まった。
  行くよ。<彼方の青い世界>へ。
  さよならママ、パパ、エギー。会いたいよう。みんな
  愛してる。すごく愛してる。言葉じゃ言えないくらい
  愛してる。
  さあ、行こう。出発だ。ぼくの目の前には、青い大きな
  海が広がってる。
  行くよ。
       中略
  忘れないで、心配いらないってこと。大丈夫。
  みんな平気だよ。
       中略
  それじゃあ。
  幸運を祈っててね。

 で、この物語は終わっています。


 自分を思ってくれる家族は素晴らしい。
 それに気がつかず、皆、生きている。

 家族や自分を大切に思ってくれる人達は、かけがえのない
 素晴らしい宝物です。

 今日の一首

  家族愛 気づかず暮らす 日常は 当然のごとく 通りすぎてく

  優しさを 分け合いながら 生きて行く 少しでも多く 人のために  

   
 


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