日々記
もくじかこみらい


2005年03月19日(土) 勝手な願望。

前日からの友達とのお泊りでまったり過ごしていた朝(3時間しか寝てなかった…)、携帯電話のメロディが耳元で鳴り響きました。兄でした。「今から駅まで送っていける?」とのお願い。
しょうがない、と友達にちょっと行ってくると断りを入れて、2階から1階へと階段をくだっていきました。車のキーと眼鏡と免許証と、といつものセットを確認します。いまだに車の運転には覚悟がいります。
電話の発信源はおそらく居間でしょう。
いつもは誰も寝ていないのですが、たまに帰省する兄はよくここで寝ています。ドアを開けると、部屋の真ん中に布団が。足がはみ出ています。それからすやすやと気持ちよさそうな寝息が。

「なんで寝てんだーー!!!」

思わず叫んだ妹が私です。
ちょっと小話風にお届けしてみました。日常茶飯事ですが。
それから出発するまでに1時間近くかかりましたよ。眠い。



最近新しい本を読む気力がなくて、ずっと再読してました。十二国記。
やっぱり、陽子の苦悩には胸が痛み、楽俊の無条件の優しさには心が救われます。
好きな場面がたくさんあるお話ですが、受験とか試験とか面接とか、大事な折に読み返すことが多いみたいです。
『月の影 影の海』で、妖魔に襲われ、ケガをした楽俊に駆け寄ろうか、陽子がためらう場面で。
「裏切られてもいいんだ」という叫びが胸にきます。
人からこれ以上ないほど優しくされるのでなければ人に優しくすることができないのか。自分が優しいことと人が自分に優しいことにはなんの関係もないはずだ。
のような陽子の葛藤を読んで、……ものすごくそのとおりだと思って、自分が恥ずかしくなりました。

一対一。一をしてあげたら一を返してもらえるような関係が対等で当然だ、と思ってしまっている部分が、私にはあります。
どうしてこんなに親切にしてるのに、あんな偏屈な態度しか返してこないんだろう、とか。
不満を誰かにぶつける前に、自分を省みるようになりたい。
私が優しくありたいと思うのは、相手にはまったく関係のない、勝手な願望なのだということを覚えておきたいです。


金田・藍 |MAILHomePage

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