日々記
もくじかこみらい


2008年02月09日(土) 冬ごもり

朝起きたら真っ白でした。
出かけるのを早々にあきらめ、うちでこもっていました。
図書館で借りてきた本を消化できたので感想でも。面白かったー


☆本日の感想
辻村深月さんの『スロウハイツの神様』
人気作家チヨダ・コーキを中心に、漫画家、画家、シナリオライター、映画監督など様々な卵が集まる家、スロウハイツ。
住人たちはお互いに切磋琢磨しながら、それぞれの目標に向かって日々生活している。
けれどそんな夢のような生活は長く続くはずはなくて―

あのトキワ荘をモデルにして作られたんだろうなぁという物語。
その話に及ぶと相変わらず藤子先生が一番に並ぶのが面白かったです。
住人たちが作る物語がそれぞれ読んだり見たりしたくなりました。
一人一人キャラクターを掘り下げていくうちに、生まれる謎、解かれる謎のバランスがとてもいい。最後まで一気に読んでしまった。
辻村さんは群像劇のほうが断然好きだなぁ。
いつもは苦手な女性キャラですが、珍しく主人公格の女の子がお気に入りになりました。


「チヨダ・コーキの小説のせいで人が死んだ」

なかなか衝撃的な出だしでした。


金田・藍 |MAILHomePage

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