日々記
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おおひさしぶりにまともな更新ができそうだぞ。
書く余裕も読む余裕もここ最近持てなかったのですが、ちょっと気持ちの有り方が変わってきました。 読みたいものも書きたいものがはっきりしなくてもやもやしてたんですが、そのままやってみるのもいい、 ……というような気がしてきました。 100点とるのは難しいですが、80点くらいならたぶんきっと。 平均点を目指して創作活動を続けていきたいと思います。
☆本日の感想
宮部みゆきさんの『英雄の書』
友理子の中学二年生の兄・大樹がクラスメイトを刺し姿を消した。 その日から友理子の世界は一変した。 なんで兄がこんなことを。兄との思い出を振り返るうちに、友理子はあの夜のことを思い出す。 「君のお兄さんは“英雄”に魅入られてしまったのだ」 本棚の書物たちは語り出す。英雄の物語を。 兄を探すため、友理子はすべての物語のはじまりの場所へと旅出つことに。
「本」って存在が好きな人にはたまらない舞台設定じゃないかと思いました。 創作の世界が実在していてそれぞれが繋がり、影響しあう。 なんて面白い設定なんだ。 でも正直なところもっとじっくり描いてほしかったかな。 作中作をもっと掘り下げたりとか、もっとたくさんの「書」が出てきてもいいんじゃないかとか。 いろんな登場人物が交錯するような話が読んでみたいです。 なんとなくこの後に続いていきそうな、宮部さんのファンタジーにはいつもそんな余韻を感じます。
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