日々記
もくじかこみらい


2009年06月23日(火) 理想のヒーロー像

思わず車の冷房を入れてしまった。いつもは窓全開で走ってます。
目的地に着く前に汗だくになってしまいました。


聖千秋さんの漫画に最近すごくはまってます。
全巻揃えてしまいそうな勢い。
『いつも上天気』と『サークルゲーム』が特に好きです。
どちらもヒーロー役がかっこよすぎる。好みすぎて困る。
控えめなのにここぞというときには大胆で、厳しいのに優しくて、ヒロインをすごく好きなのが伝わってきてよいです。
独特な構成や視点もおもしろい。モノローグも詩的。
上2作品はそういうのも含め、秀逸だなぁと思って何度も読んでいます。
そして終わり方がこう、もうちょっと読ませてー!
というところで終わるんで、賛否両論らしいのですが、余韻があっていい、と私は肯定します。好きだ。


さて以前、体温の灰谷が80年代の少女漫画のヒーロー的な雰囲気があるとご感想頂いたことがあったのですが、実際にはあんまり触れた記憶のない部分なのです。特にマーガレット系の少女漫画はすこんと抜けている。
で、ここ数年意識して読み漁っていたのですが、好みにぶち当たる確率の高さに驚いています。
このあたりをもうちょっと深く研究していくと、自分の中の理想のヒーロー像が確立できそうなんですが、それはそれで記号化しちゃいそうなのでやめておきます。
一言で言い表せないような人が好きだな。どこが好き、と言えないような。


汗だくになりながら、真剣にこんなこと考えている自分がかわいそうになってきました。
誰かと創作談義がしたい今日この頃です。


金田・藍 |MAILHomePage

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