月曜日の明け方、由都から貰った電話にお返事の形で 電話しました。お金がバカにならないのでいっつもメールだったんだけど 昨日は久し振りにいっぱい話した。
昔の私達はほんとに友達だった。 私は人に自分のすべてを全部、いっつも見せるというわけではないから 由都もバンドが好きな先輩ってくらいだった。 よく遊んだけど、それでもやっぱり彼女は友達で 独占欲の対象ではあったけど、それ以上ではなかった。
彼女がひどく落ち込んでいたときがあって、それがもし 恋愛関係などであれば私はそこまで彼女のことを 心配していたかはしらないけど、彼女の気持ちは ちょっとのことでは復活しないと思って、なんかね・・ 友達のままだったらもしかしたら彼女の側に踏み込めないような 気がしたのね。ここら辺の考えがよくわかんないんだけどね(笑) どうしても人の負の思いって、どうも吸収しちゃって結局 私はつぶれちゃうんで、つぶれないためにはどうすればいいかっていうと 同じくらい悲しんでみる(爆)悲しんでみる、というか 由都の事情の場合は私のほうがダメージ食らっていた気がする。
そこでね、何がどうなったのか、私の秘めてた(?)気持ちが 開花したのか、彼女と付き合いたいって思った。 恋人の立場だったらもっと近づけるって思っていた。 ボロクソ言うようだけど、彼女は友達・・には・・優しい。 恋人に対しての優しさとは違う所で彼女は優しい。 でもその代わり我慢してしまう気持ちのほうが多くって そんな部分があるのが嫌だった。私の前でくらい、そんな部分 なくして欲しかった。 彼女を悩ませる原因にもなったし、こんな勝手な想いで 彼女に近づいたはずだった。だからしばらく私は友情なのか どっちなのかわからなかった。自分から言っておいて、自分でも 付き合ってといったきっかけがきっかけだったからよく分からなかった。
私はそういえば、思い返すといつも同情から人を好きになっていた。 昔は好きな人のお母さんが病気で手術しなきゃいけないから、そんな 不安そうな事をいっている人をみてかわいそうだと思った。 かわいそう・・から、その人の事をもっと知りたくなって 優しい人だなとか笑うと可愛いとか・・そういう部分からだった。 由都の場合は友達期間が長かったから、同情だけではないと思うし でもきっかけはその出来事だったので。 ・・もっというと、その出来事がなければずっとバンドが心の 恋人だった気がする(汗) 彼女に対しても、それ以上は想わずに。
不思議なもので昔の事を話しているときの私達はとてもじゃないけど 付き合っているようには思えない。 友達同士で昔の話を思い出している、そんな奇妙な雰囲気だった。 それまでまともに恋愛をした事がないので、コイバナは ほんとに苦手だけど(爆)それを除けば、私達は友達だ。
時が流れれば、生活環境も変ってしまうし、私が告白しないまま 彼女とお別れをしてたかもしれない。 そして彼女に対しての気持ちは恋人とはならず、友達のままだったかも しれない。 私達は奇妙な関係だ。 今は確かに、昔よりはきちんと色んなサイトや勉強を通して こうやってサイトを作るにも至っているけど、それでも 私は活動をし、そのような場に行こうとは思わない。 だって私は由都がすきなんだもの。 由都と例えば、別れるというようなことがあっても@考えたくもないけど そのまま女の子とまた付き合うかは分からない。 というのも、人に対しての想いとかって面倒だなって思うかも。 私は縛られるのが好きだけど、その相手に対してはきっと理想が高い。 由都は私にはもったいないくらいの人なので、それ以上は 今のところ考えられないって言う意味。 決して、彼女のすべてを許しているわけではないけど、それでも 独占されるのは嫌いではない。むしろ好き。 でもある程度かわいらしくて、私がこんなでも求めてくれる人の方がいい。 一から始めるのはもう嫌なのだ。 だから恋人という相手がいるのは、本当に嬉しい。 男とは付き合わないと思う。相手が求めるものには答えられないから。 女とも付き合えない。ただの女じゃつまらない。 中身をじっくり知ったほうがいい。 短期間で誰かを見つめることは出来ない。 完璧じゃない人間でも私にとって完璧ならそれでいい。 不謹慎なセリフだけど、事実。
セクシュアリティの事を考えることはなかったと思うので、由都との 出会いは大きい。 自分を肯定する存在を私はずっと求めていて、それが叶って 今はとても満足している。 離れたくないと強く願うけど、離れるつもりがないし 彼女が私を好きでいてくれるのなら、私からその気持ちを 裏切ることはないし。
メークもバッチリして服装も可愛くて、 そんな恋人を簡単に手放すはずはない(笑) 私にとって彼女は自分の中のどの言葉をいっても うそ臭いような言い表せない存在。
そんなことを電話しながら思っていた。
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