オミズの花道
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『非日常を、非日常で』
2003年02月25日(火)
私が先日怒りちぎっていた店のオーナー。
どうやら今月末で店を畳むらしい。
私のせいでは無いです。
・・・・要するに、それだけ壊れてたって事なのかな。
投げやりになって人に迷惑をかけてもいいやってくらい。
だから犯罪まがいの事も平気で出来るのか。
感覚がもう麻痺しちゃってるのね。
退く時は潔く退け。
傷がまだ深くないうちに。
まだ取り返しが付く事を祈ってます。
色々と疲れたのでリフレッシュ。
関空のホテル日航
にふらっと泊まりに行く。
昔からこれが私のストレス解消法だった。
自転車で行ける距離でもシティホテルに泊まりに行ったりする。
新地に勤めているときも、自転車で通勤できる場所に住んでいたにも関わらず、
ヒルトンやアネックス、全日空やグランビアに泊まったりしていた。
誰かと一緒ではストレス解消にならない。
勿体無いけど一人。
ツインでもダブルでも一人。
こんな解消法の人だから、大阪の主なホテルは大体泊まった経験があるのではないだろうか。
とはいえ、
ザ・リッツカールトン大阪
と、
帝国ホテル
はまだと云う半端な経験ではあるが。
すっごく行ってみたい。
今回のホテル日航はラッキーな事にインペリアルスイートに泊まれた。
北南二つの塔に一つづつしかない、一番良い部屋だ。
確かにこのホテル日航関西空港は、他所に比べるとゴージャスさには欠ける。
インペリアルスイートにしても、これならばジュニアスイートクラスであろう。
(ごめんね、日航さん。)
というか・・・・どうもホテル日航と言うと、心斎橋のショボさが頭から抜けない。
結構そう思っている利用者は多いんじゃないかと思うのだが。
ホテル日航関西空港はルームサービスの時間帯も24時間空港にしては短く、コンビニを利用するにも関空内の地下にある所まで行かなければならず不便だ。
しかも連絡路は時間帯によって開かないドアが多く、夜中は迷路のようで。
そういう事を考えると、頻繁に利用するにはちょっとどうかなと思うのだが、だけれども何処かに『日本の玄関である誇り』を感じて、私は普段からここが好きなのだ。
室内設備の殆どが日本のメーカーであり、どのメーカー一つ取っても、気合の入った仕事なのが覘くのである。
きっとどのメーカーも採算度外視で良い商品を安値で提供したのではないか、そんなメーカーや工務店の苦労を想像したりするのも楽しい。
この部屋は10階の端に位置し、中の広さは75m2〜ほどある。
ベットはダブルサイズ2つのキングサイズ。
バスタブの他にシャワースペースがあって便利。
窓は全面オープンで勿論だけど電動式。だって手動ならエライ手間であろう程の長さ。
全部開けると滑走路から飛び立つ飛行機が良く見える。
夜は夜で対岸の夜景がそこそこ美しく、朝は日の出の方角に向いている。
朝日をバックに、色々な航空会社の飛行機が飛び立って行く様は、逆光だから写真には向かないかも知れないが、迫力があって圧巻である。
日常ではまず有り得ない風景だ。
非日常の風景。
夜明けのひと時、ライテイングデスクに座りながらコーヒーを飲む。
飛び立って行く飛行機を見ながら、私は自分が癒される理由を少し掴んだ。
ホテルの部屋には過去も未来も存在しない。
それは私にとって、自分の部屋とは違い『無』に近い場所だ。
そして見える風景は非日常。
それも強烈な非日常。
同じ非日常をお客様に提供する仕事の私には、こんな他所様の提供してくれる非日常が、自分の中で必要なのだろう。
澱のように溜まった何かを消化する為に。
今回はとっても良い静養になったなあ、部屋に運ばれて来た焼き立てのパンを味わいながら思う。
明日からも頑張ろう。
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