オミズの花道
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『 水と砂の必然性 』
2004年02月13日(金)


いつかこの人に腹が立ったり、諍いが起こったりするのだろうか。
嬉しそうな顔を見ながら、ふとそう思ったりする。


バレンタインにチョコでは芸が無いので、お客様それぞれに別のものを用意した。真田さんには映画のCDを。私のイチオシの映画だったりする。

本当はロード・オブ・ザ・リング�記兇離札奪箸砲靴茲Δ�と思ったのだが、いきつけのCDショップは�兇�完売で手に入らなかった。
ロードは�気世韻世醗嫐�が無い。


それまで彼の前で私は『たそがれ清兵衛』を絶賛していたので、真田さんは『何かな?トワイライトサムライ?』と言いながら、もしょもしょと包みを開けていた。不器用そうな手つきが可愛い。
バレンタインであることも忘れていたくらい忙しそうで、ちょっと疲れている。

包みを開けて、じっくり見た後に呟く。

『・・・・これはロード・オブ・ザ・リングのセットより嬉しい。
 あれはいつか目にする可能性があるだろうけれど、
 これは教えてもらわないと目にしないだろうからね。』

多分私も誰かにこの映画CDを貰ったら、こんな風に言うだろうなと思う。


全ての相性が良いとは思わないのだが、彼と私は囁きから討論まで、もしくはボケからツッコミまで、言葉において肌がとても合う。言葉が耳を抜けて別の物に形を変え、気持ちの中に浸み渡り、吸い込んでいく・・・・。

お互いがそんな言語を使う。
この瞬間自分と彼とを、私はまるで水と砂のように感じる。

理解する。のと、感じる。のと、浸み渡る。のは、次元が違うのだな・・・・。
それでも私はいつかこの人に腹を立てたり、喧嘩したりするのだろうか。
これほどに浸み渡る相手だというのに。


物事には必然性があって、この出会いにも何かしら意味があると思っている。
最近はその輪郭が少し見えてきて、気分的に少し楽になった。

恋愛感情云々ではなく、彼は私の内面に大きく影響を残す人になるだろう。


何かしらの転機が来ている。






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