海の向こうに見えたものは逆さに移った町だった海の向こうに見えたものは実在しない町だった遠くあの町へたどり着こうと何度も舟をこいだけど近づけば消えていく・・・遠くにポツリ・・・幻の町笑顔の向こうに見えたものはただ無表情の僕だった瞳奥に映ったものは存在しない僕だった今もただ笑ってみるけど今も心は空っぽで声だけが空しく響く寂しくポツリ・・・僕がいた