青空を仰ぐ一輪の花コトバになれずの歌を歌う淋しい嘘だけ偶然の罠コトバになれずの気持ちを塞ぐ白くもに揺れこの風にのれ太陽を追いかけて盲目の花コトバは要らず温もり求め悲しいときだけ瞬間の花コトバは無情に響くだけみずしぶき濡れ水面に浮かべあの風と花は同化し消えたこがねの花びら波に揺られた。