見回してももういないつないだあの手も支えてくれた腕も何も ない寝ぼけた頭でコーヒーを淹れながらほんの少し泣く夢から醒めた朝はいつも現実とのラインを引けずに曖昧なまま日常に押し流されていくもう 今が夢なのか現実なのかすらあやふやで遠くの空ばかり見ている遠ざかる雲を見ている少し冷めたコーヒーに遅すぎるアラームなにもかも夢ならばいいのに