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■ 大切な、生命のメッセージ。
【今日はブログと一緒】
人前で感極まって泣くのってやりたくなかったけど。
やっちったヨ・・・(*´ -`)
今日は、『生命のメッセージ展』代表の鈴木共子さんのトーク。
何度かこのブログに書いているけど(基本、アフリカとは関係ないのだが)、このアート展は交通事故や医療事故、いじめなどで理不尽に命を奪われてしまった犠牲者たちを主役に、命の大切さを伝えるものだ。 彼らと同じ背丈の真っ白なパネルに写真を貼って、足元に靴を置く。
その静かな雰囲気が、すごくまっすぐシンプルに何かを伝える。
代表の共子さんは、19歳の息子を交通事故で亡くしている。
その息子さんが16歳だったころ、わたしは彼に会ったことがある。そのときのわたしは、若干20歳くらいだったと思う。
今日はもう、長くは書かないけれど、彼のことはずっと心のなかに深く残っている。
2006年、わたしはジンバブエで交通事故に遭い、車は大破、自分は怪我をして南アフリカに飛び手術・入院。 あのときほど、生と死について考えたことは無い。ひどい事故だったけれど、わたしは助かったのだ。
ずっと、彼のことばかりを思い出していた。そしてひとり南アフリカの病院の部屋で泣いていた。何故、何故、と。
わたしにはやるべきことがあるから、カミサマが生かしてくれたんだよ、って言うひとがけっこういた。それはそれでありがたいことばなのだけど、ずっと何かの違和感を感じていた。
亡くなったひとだって、やるべきことはあったはずだ。
わたしは命を落とさなかった。
そのことで、どれだけ「カミサマ」に感謝したか。 そして、どれだけ泣いたか。
誰かの人生を代わりに生きるというのではない。 わたしはわたしのフィールドで、わたしのやるべきことをやり、自分の人生を生きるのだと。 それだけなのだ。それだけ。
そういう大切なことを、わたしは自分の恐ろしい体験を通じて強く強く感じた。
「生命のメッセージ展」が伝えていることは、お仕着せでもなんでもない。 ただ、シンプルに、大切なことを感じ取ってもらおうとしている。
今日は、何年も胸にしまっていたこの思いを、質疑応答の最後に語らせてもらった。
初めて、この話をちゃんと(取り乱したが)ひとに伝えた。とりわけ、彼のお母様に伝えられたことは、良かったと思う。
ジンバブエでは、ほんとうにひどい交通事故が多い。
世界中から、こんな哀しみを抱くひとがいなくなる日が来るといい。
そう思う。
2009年02月12日(木)
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