無責任賛歌
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| 2001年09月01日(土) |
加藤夏季補完計画(笑)/『スペオペ宙学』(永井豪)ほか |
テレビのチャンネルを捻ると(とは言っても実際には捻らないんだが、リモコンのスイッチを換えると、なんて表現はどうにも実感が湧かん。これだから昭和30年代生まれはよう)朝っぱらから、ビル火災のニュース。 今日午前1時ごろ、新宿歌舞伎町の雑居ビル「明星56ビル」の3階、麻雀ゲーム店「一休」付近から、爆発音とともに出火、同店や、4階のキャバクラ「スーパールーズ」の客や従業員、44人が死亡。 事件そのものは痛ましいことだが、報道にどうも歯切れが悪いのは、この火災がガス爆発によるものなのか、ハッキリしないからのようだ。つまりは放火の可能性もある、ということだ。 そう考えて見ると、出火の時刻がちょうど1時(厳密に言えば0時58分)というのが臭い。 時限装置のようなものが仕掛けられていたのではないか。 現場検証の結果も出ていないうちに勝手な憶測をすべきではないのかもしれないが、「歌舞伎町」という胡散臭い場所で(昔はそうでもなかったんだがなあ)、火災が起きたのがフーゾク店も入っている雑居ビルってのがどうにも「いかにも」であって、あらぬ想像をかきたてられてしまうのである。 思わず馳星周の小説を思い浮かべたヒトも多くない? 報道を読み解くコツは、「なにがそこに語られてるか」ではなく、「なにが語られていないか」を見ることであって、この場合、「火災の原因の早期究明を」とニュースが声高に叫ぶほど、「原因以外のところに謎の本質があるのではないか」と思ってしまうのである。 ……なんか、歯切れが悪くて申し訳ないが、私の妄想の一つが当たってたりしたらマジでヤバイんで、この辺にしておく。 これがただの事故だってことが判明したら、笑い話の一つとしてその妄想をいくつかご披露できるかもしれない。
9月になって久しぶりの職場復帰。 長いこと同僚とも顔を合わせていないので、休んでいる間に席がなくなってないかとか、机の中に猫の死骸が入れられてたりしないかとか、「君、だれ?」と言われたりしないかとか、置いてたものが盗まれたりしてないかとか(小学生の意地悪かい)、いろいろと悪い想像をしていたのだが、全然そんなことはなかった。 いや、疑心暗鬼になってるみたいだけど、6、7年前に入院した時にはイヤミをさんざん言われたのよ。「忙しい時に休みやがって」とかなんとか。そのときは今んとことは別の職場にいたんだけどね。 今回は、多くの人から優しく声をかけていただいて、「ああ、今年は環境がいいなあ」と安堵すること頻り。 疲れやすかった以前と比べて、やや体調がよくなってるんだなあと自覚できるのは、椅子から立ちあがった時に立ちくらみがひどくないことである。しばらく仕事をしてみないことには分らないが、入院前のようにやたらと頭痛や吐き気に襲われたり、風邪ばかり引いたりしないようになってればめっけものである。
半ドンで帰宅して、しげに映画でも行かないかと誘うが、夜は仕事があるからと断られる。ほんだらばと映画は、明日、買い物ついでに行くことにして、パソコンに向かう。ともかくちょっとずつでも更新しとかねば。
「エンピツ」の日記をあちこち覗いているうちに、少しずつお知り合いの人も増えたりしているのだが、全く逆に、アレ? この人どこへ行っちゃったの? という方々もおられる。 「エンピツ」の登録番号をたどってみても、抜けが結構目立つのだ。 まあ、永遠に続くものなどないのだし、書き始めたはいいものの、仕事が忙しい、ネタがない、ネット上でイヤな思いをした、いろいろな事情でやめちゃった、ということもあるのだろう。 かく言う私自身、以前日記を書いていたところから、とある事情により、こちらに移転してきたわけだけれども、「敗北」したとは思っていない。 「栄誉ある転進」である。ε=(>ε<) プッー!。 何かモノを書こう、創造しようという人間が、「批判」に晒される覚悟なくしてやっていけるか、とは初めから思っていたので、「一時的撤退」を試みただけの話である。 その結果、鬱憤晴らしに書き始めた内容が、かえって膨大に増えてしまったので、今さら短くすることも出来ず(短くする気あるんかい)自分で自分の首を締めることになっちゃったのだが、それでも当初考えていた「たとえ書きこみが遅れることはあっても、一日たりと休まない」ことは実行できている。 「どうしてそんなに書き続けられるんですか?」とよく聞かれるが、実際にはまだ一年しか経っちゃいない。 なのに、「継続のヒミツ」なんてのを書くのもちょっとゴーマンでおこがましいのだけれど、最近、私が気に入ってる方々の日記の更新が軒並み滞ってるのを見ていると、なんだか寂しいので、いくつか私が書くときに気をつけていることをいくつか書いてみることにした。
まず、自分の書いたつまらないものなど、だれも面白がってないんじゃないか、なんて思わないことである。 前にも引用したことがあるが、森下裕美さんが『ここだけのふたり』の中でたきえに語らせていた通り、もともと「自分のつまらない日常だの家族写真だのを無理やり公開して見せつける」のがネット上の「日記」なのである。 つまらなければつまらないほどいいのだ。 それを読者に押しつけるという「状況」それ自体が、「日記」の面白さなのだから。
「今日はお天気。気分もはっぴい(*^▽^*)。 なんだか素敵なカレと出会えそうなヨ・カ・ン♪ うふふっ(はあと)」
……なんて日記があったら、私は心の中で作者に、即座にケリを入れて楽しむであろう。 そういう「楽しまれ方」を覚悟さえすれば、「つまらない」という批判にメゲることはなくなるのだ。
だいたい、日記随筆文学の泰斗、清少納言自身、書いてる内容は「あのね、あのね、雀の子がね、ちゅんちゅん鳴いて寄ってくるのって、可愛いのよ〜」って、現代の男が聞いたら、「それがどうした。当時の女ってのはバカか」としか思えないようなことばかり書いてるのである。 当時の男は、こんなバカ女が可愛く見えてたのかなあ、と思っていると、そこで反清少納言として登場してくるのが紫式部である。 同じ女でありながら(いや、だからこそ)「あんなのと私を一緒にしないで。私、清少納言ほどバカじゃないわ」と自身の日記に書くのだ。 ……今のネット環境と変わらないヤリトリというか、攻防を繰り広げていたのだ。
だから、「ネタがない」ということで苦しむ必要もない。 今日食ったメシ。 これだけでも、書こうと思えば原稿用紙10枚は書ける。 その気になれば、一日はネタの宝庫だ。
忙しくて日記の更新が滞りそうな時には、具体的な方法として、とりあえず、その日のうちに書こうと思っていることを先に軽くメモにしておくという手がある。そして、後でじっくり書くようにするのだ。 こうしておけば、二、三日書きこみが遅れたところで、そのメモをきっかけに何を書こうとしていたか思い出せる。
……エラそうなことばかり書いちゃってるけど、これ、日記を続けられなくなってる全ての方々へのエールだと思ってください。 ねえ、アナタ、イマドキのテレビなんて、『どっちの料理ショー』とか、カレーライスとラーメンのどっちが上か、って、人生になんの意味も寄与しない、どーでもいいことにウンチク傾けてケンカする番組の視聴率が高かったりしてるんですよ。 「くだらない」ことに価値があるってこともありまさあね。
……こう言ってる私だって、メゲることはしょっちゅうなのである。 原因は主にしげにあって、私が長く書けば書くほど「つまらない、長い、読みにくい」と文句ばかりつけてくるのよ。 「ちくしょう、なにくそ、負けるもんか!」と涙を流しつつ書き続ける日々。キーボードの上には涙が滲んでいると思ってくださいな(紙じゃないから滲まないなんてツッコミはなしね)。 私は諦めない。たとえどんな批判があろうと書き続けるだろう。 いつかしげに「よかったよ、今日の日記」と言われる日まで。 ……なんか、そんな日なんて永遠に来そうもない気もするが、そうなるとこの日記も永遠に続くことになると思うので、どうか今後ともご贔屓に。
それにしても、本当に私の日記のどこが面白くてみなさん来られているんだか。たいていの方は「エンピツ」のランキングから来られているのだが、毎日数名、「goo」や「Yafoo」で検索かけて来られてる人がいるのである。 O・ヘンリー『警官と賛美歌』なんてので検索かけられても、学術的なことなんて一切書いてませんってば。どうやらなにかの研究の参考になるかと思って来られてる方もいるようでだが、実状は、こういうおポンチな内容のサイトなので、なんとも申し訳ない限りなのである。 「加藤夏季」で検索かけてる人がいるのには大笑い(⌒▽⌒)。 確かに、最近、私の中での加藤夏季度が高いのは事実であるが、ここには画像なんてないぞ。何を期待しているのか。 それともこれは私に、ホームページ開設の際は、「加藤夏季の部屋を作れ」との神の思し召しか。 ……しまったなあ。こんなことなら、『燃えろ! ロボコン』、4話で録画するのやめないで、全話、録っておけばよかった。 ……って、本気で作る気かい(^○^) 。
で、リクエストに答えて、今日の加藤夏季(*^▽^*)。 今月のファミリー劇場の番組を紹介する『ファミナビ9月号』、チャイニーズルックの加藤夏季嬢、もう飛ばす飛ばす。 いきなり紹介してるのが『チャンピオン太』だぜ。 あのね、アナタ、今年16歳の小娘が、「役の上とは言え、あの力道山と死神酋長に扮したアントニオ猪木との対決が見られる貴重な作品!」なんて紹介してんだから! ……これはもう、ファミリー劇場のスタッフが、「加藤夏季オタク化計画」を推進してるとしか思えない。 「夏季ちゃん、いいかい? ただ番組を紹介するだけじゃナビゲーターとしては失格だよ。ちゃんと作品を見て、その作品を愛した上で、紹介してあげなきゃね!」 「はい、わかりました!」 「じゃあこれ、『チャンピオン太』のビデオ。明日までに見といてね(^v^)」 ……なんて会話がプロデューサーと夏季ちゃんとの間で交わされてるのに違いあるまい。 スタイルもいいしなあ、この娘。168センチだって? ちょうど釣り合いはいいな。……って誰とだ(^w^)。 『プレイガール』を紹介するってんで、画面の向こうから視聴者を撃つようなポーズを取ってくれてんだけどね、いやもう見事に射抜かれちゃいましたよ、私のハートを(>y<)。 『エコエコアザラク』『STACY』『羊のうた』と、立て続け3発の加藤夏季主演作品、全国のオタク諸君、これを見逃す手はありませんぞ。
今日の『ウルトラマンコスモス』、タイトルは『乙女の祈り』。 ……『怪獣一本釣り』のときも悪い予感がしたけれど、今日はアヤノ隊員が主役。……もう、チームEYESって小学校のクラスレベルの組織なのな。 みんなから「アヤぴょん」って呼ばれて拗ねるってのも、なんだかなあ、だけど、「カエルの騎士様」のマスコットに誓って、平和を守る決意をしたって、どういうキャラなんだ。 こういうのをオトメチックって言うのか? で、このアヤノ隊員が怪獣にとりつかれて夢の世界に閉じ込められちゃうわけだけど、その怪獣ってのが巨大ヒツジ……。 夢の怪獣だからって、そりゃ安易過ぎるってもんだよ。
日記の更新に追われて、なかなか録画しておいたビデオも見られない。 CSキッズステーション初のオリジナルアニメ、『SAMURAI GIRL リアルパウトハイスクール』も、今のところ録り逃さないでいるものの、全く見返せていない。 『青の6号』のGONZO製作の、『宇宙戦艦ナデシコ』のキャラクターデザイン、後藤圭二の新作なので、一応の期待はして今日も予約録画をしかけておいたのだ。 時間通りに始まったのを確認して、今日は録画しながら見ようかと思っていたら、今まで隣室で寝ていたしげが起きてきて、いきなりCSのリモコンでチャンネルを換えたのだ。 「な、な、なにするんだよ!」 ライン入力で録画しているので、そのチャンネルを換えられると、当然、録画自体も他のチャンネルに変わってしまうのである。 「……音を下げようとして間違えたんだよ!」 「だったら、テレビ本体のリモコンで音量下げればいいじゃないか! なんで遠くに置いてあるCSのリモコンをわざわざ使うんだよ!」 「どこにあるんだよ、テレビのリモコン!」 「おまえの目の前だ!」 ……なんだかなあ、ドジだバカだとは思ってたけどさあ、� 峅擦魏爾欧討いい�私に聞くのを忘れた」、�◆嵬椶料阿砲△襯謄譽咾離螢皀灰鵑鮓�つけられなかった」、��「ビデオが録画状態になっているのに気づかなかった」、�ぁ屮船礇鵐優襪伐士未離椒織鵑鮓�間違えた」、�ァ崋�分が悪いと解ってるのに謝るのを忘れた」。 ……ここまでバカを重ねるやつってそうそういるか?
最近、あまりにもバカがヒドイので今日はかなり本気で怒る。 別にビデオの録画ができなかったことを怒ってるわけじゃない。番組自体は明日も再放送があるので、そのとき録画し直せばいいだけの話だ。 こいつのドジが、日常生活のあらゆるところで私の足を引っ張っていること、更には周囲にとんでもない迷惑をかけてばかりいることが問題なのである。 保険証書は見つけられない、頼んでおいた家事を何一つやらない、病院じゃ周囲の迷惑も顧みずヒステリーを起こす、携帯の連絡先を親にも教えていない。 それらのドジをを全部「忘れてた」「気がつかなかった」で済まそうとしているのだ、こいつは。 自動車の免許も取ろうってやつが、こんなに不注意じゃ、マジで人を撥ねたりしかねない。人を殺しておいて「あ、失敗しちゃった」で済みはしないのだぞ。 人生に対する覚悟がなさ過ぎるのである。 せめて悪いことをしたと思って謝ることができれば、別に私もそこまで怒ったりはしないのだが、しげはこれまでの人生で「心から人に謝った経験がない」ので、やろうと思ってもできないのだ。 でも、できないですませられる問題じゃないぞ。
「お前、自分自身で反省したって証拠を見せられないのなら、これ以上、芝居も協力はできないからな」 芝居に関しては、しげもマジメにやってると思ってる人がいるかもしれないが、私から見たら全然である。入院中、私が考えてた音響プランを見もせずに帰ろうとしたこともあった。そのときの言い訳も「忘れてた」だ。 更に以前も、私の演出で芝居を作ろうとした時、真剣に役作りをするでもなく、ヘラヘラ笑ってばかりいたので、腹を立てた私が演出を降りたこともある。 しかも私が降りたワケを、メンバーにも正直に話せと言っておいたのに、「仕事で忙しいんだって」とウソをついていた前科もしげにはあるのだ。 「忘れてた」のは事実かもしれない。しかし、それが言い訳として成り立つと考えている根性が卑怯なのである。 なぜ先に「悪かった」という感情が生まれないか。 どうして自分の身だけを守ろうとするのか。 私に対してだけではない、自分以外の誰にも思いやりが持てていないのである。
……ちょっと、しげには猛省を促したいので、本気でしげが反省したと判断できるまで、私は今回の芝居から手を引きます。練習にも参加しません。 このことは、今、急に決めたことではなく、入院中にもしげに伝えていて、そのときもしげは初め一切謝ろうとはせず、こちらが本気で怒っていると解るやいなや、口先だけで「ごめん」と謝ってその場を誤魔化しました。 もちろん、その後のしげの生活態度は何一つ変わっていません。 反省したことも「忘れた」のでしょう。 つまり、しげが自分が反省したことを「忘れないようになる」まで、私の復帰は有り得ません。 でも、もともと私は「脚本以外で参加する気はない」と言っているのに、「人数が足りないから」という安易な理由でムリヤリ参加させられているのです。 劇団としてはもとの状態に返っただけですので、後をどうするかは演出の判断することです。
……今度はちゃんと理由をこうして書いたから、嘘ついて誤魔化すんじゃないぞ、しげよ。
マンガ、永井豪『スペオペ宙学』。 ほぼ、永井豪がギリギリ面白かったころの最後の作品かな。 少年サンデーに連載されてたのも、もう二十年も前だ。宇宙の学校に通うエッチ丸出しの男の子ドン宙太と、あこがれの姫君で、実はとてつもなく強い竜子・スカイウォーカーといった生徒たちが、煩悩だらけで人間離れした怪物のような先生たちと争いを繰り広げるって……。 昔読んでた時も驚いたけど、これ、宇宙を舞台にした『ハレンチ学園』のリメイクなんだよね。 実際、第一話からして、オシトヤカに見えた竜子が実は強かったってストーリーが全く同じ、身体検査を覗こうとするエピソードや、ヒゲゴジラ(本作ではホシゴジラ)を追放するエピソードなども、全部、原作にある。 丸ゴシ(本作では丸ゴリ)が女生徒を人質に立てこもる話がないのは連載が短期で終わっちゃったせいかも。でもラストはやっぱり「ハレンチ戦争」で幕。 ……いや、このラストは『ハレンチ学園』よりもずっと切ない。 ギャグマンガとして始めたものをシリアスで終わらせるということを永井さんはよくやってたが、読者のほうはどうにもやりきれない気持ちになることが多々あった。 『ハレンチ学園』しかり、『キッカイくん』しかり、『オモライくん』しかり。まるで「楽しいことって、続かないんだよ」って最後にヒトコト、言ってやらなきゃ気がすまないかのようだ。そういう資質の作家だ、と認識せざるを得ないのかもなあ。
2000年09月01日(金) 食って寝るだけの毎日も今日まで/ドラマ『横溝正史シリーズ・本陣殺人事件』ほか
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藤原敬之(ふじわら・けいし)
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